#author("2018-01-28T15:23:25+00:00","","") ←[[イベントログ記録へ戻る>Event/Log]] *イリスと記憶の書架 ログ&br;十一の物語 終幕の魔王 [#c5bdf11b] #contents **プレストーリー [#mbffa316] アップタウンに現れた黒い衣装を身にまとった紙芝居屋。 彼女は冒険者になんでもクエストカウンターへの案内を頼んだ。 もう一人の紙芝居屋は、話し合いに来たというがその真意とは……? **ダウンタウン [#tcc43803] 西階段下に???(ドラッキー・アルマ)。 ※今までのイベントに参加していない場合 ???に話しかける↓ ???[プレイヤーに向き直る]: い……いらっしゃいませ、です。 当なんでもクエストカウンターは 現在……その、えっと。 まだ準備中、です。 会話終了。 ※先月までにイベントに参加している場合 ???に話しかける↓ ???[プレイヤーに向き直る]: い……いらっしゃいませ、です。 当なんでもクエストカウンターは 現在……その、えっと。 営業中、です。 なんでもクエストカウンターに 行く、ですか? 選択肢 どうする?: >今はいかない >行く >今はいかない→会話終了。 >行く↓ ???[-]: ……小生についてきてください。 案内する、です。 →なんでもクエストカウンターへ移動。 **なんでもクエストカウンター [#m42d9f27] 入り口少し離れたところに???。 ???に話しかける↓ ???[プレイヤーに向き直る /話す]: い……いらっしゃいませ、です。 当なんでもクエストカウンターは 現在……その、えっと。 営業中、です。 小生、難しい事はわからないので 詳しくはカウンターの所にいる 受付嬢に聞いてほしい、です。 会話終了。 受付嬢の左手後ろに紙芝居屋。 受付嬢、紙芝居屋に話しかけると 受付嬢の通常台詞。 // //長テーブルは先月と同じ // **アップタウン [#jfc091e2] 中央西噴水前に黒い紙芝居屋。 ※名声が足りない場合 黒い紙芝居屋に話しかける↓ 黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]: うふふふ……あら? 黒い紙芝居屋[-]: あなた、冒険者さんですか? ……でも、まだ冒険を始めて まだそんなに経験を積んでいない ように見えますね……。 まだ、あなたには お願いできそうに無いのだけれど、 もしあなたがさらに経験を積んで より強い信頼を 得ることが出来たら…… その時はまた、お願いさせて いただきますねー♪ 会話終了。 ※通常 黒い紙芝居屋に話しかける↓ 黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]: うふふふ……あら? 黒い紙芝居屋[-]: あの、そこの冒険者さん? お願いしたいことがあるのですが…… この街のどこかに、 色々な依頼を受けてくれる なんでもクエストカウンターと いうところがあるはずなのですが、 場所を知りませんか? もし良ければ、場所をお教え いただけると嬉しいなー……って。 選択肢 どうする?: >今はちょっと忙しい >一緒に探す (←今までのイベントに参加していない場合) >案内する (←先月までにイベントに参加している場合) >断る (←先月までにイベントに参加している場合) >今はちょっと忙しい→会話終了。 >一緒に探す >案内する↓ 黒い紙芝居屋[-]: では、よろしくお願いします。 ええ、私は、話し合わないと いけないって考えているのです…… 色々と、ね…… 暗転。暗いまま話している。 : ……そのクエストカウンターは、 ダウンタウンの西階段の下、 この前まで使われていなかった 区画で営業していた。 開ける。 →なんでもクエストカウンターへ移動。 >断る↓ 黒い紙芝居屋[-]: あらあら、残念です。 嫌われてしまいましたー……? 仕方ありません。 案内してくれる人が見つかるか、 あるいはあっちから私を見つけて くれるようになるまで、 色々なところで紙芝居の公演をして、 様々なロアを生み出し続けると…… え? 案内していただけるんですか? それはすごーく、すごーく 助かります……。 うふふふふ…… 選択肢 どうする?: >今はちょっと忙しい >案内する →前の選択肢「どうする?」に同じ。 **アップタウン [#g08d676a] 中央西噴水前に黒い紙芝居屋。 黒い紙芝居屋に話しかける↓ 黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]: うふふふ……あら? 黒い紙芝居屋[-]: なんでもクエストカウンターと いうところがあるはずなのですが、 場所を知りませんか? もし良ければ、場所をお教え いただけると嬉しいなー……って。 →選択肢「どうする?」へ。 **ダウンタウン [#j7a6bc5a] 西階段下に???。 ???に話しかける↓ ???[プレイヤーに向き直る]: い……いらっしゃいませ、です。 当なんでもクエストカウンターは 現在……その、えっと。 営業中、です。 小生、難しい事はわからないので 詳しくはカウンターの所にいる 受付嬢に聞いてほしい、です。 なんでもクエストカウンターに 行く、ですか? 選択肢 どうする?: >今はいかない >行く >今はいかない→会話終了。 >行く↓ ???[-]: ……小生についてきてください。 案内する、です。 →なんでもクエストカウンターへ移動。 **なんでもクエストカウンター [#h4574c80] 入り口少し離れたところに???。 ???に話しかける↓ ???[プレイヤーに向き直る /話す]: い……いらっしゃいませ、です。 おひとり様ですか? お連れ様は後から? 小生、難しい事はわからないので 詳しくはカウンターの所にいる 受付嬢に聞いてほしい、です。 会話終了。 受付嬢の左手後ろに紙芝居屋。 受付嬢、紙芝居屋に話しかける↓ 受付嬢が「びっくり1」エモーション。 プレイヤーが定位置に移動する。 受付嬢[/話す]: おお、ちょっと待っていてくれ。 すまぬが今足下に何かが…… 受付嬢が「がっかり」モーション。 同時に、紙芝居屋が受付嬢に向き直る。 紙芝居屋[/話す]: それ、なんでしょうね……? バッテン型の、短剣……? ???がカウンターに駆け寄る。 ???が受付嬢に向き直る。 ???[/*汗1 /話す]: あっ。 もうしわけない、それは小生の シュリケン……です。 一応刃物なので、手を傷つけない様に ご注意願います、です。 受付嬢[/話す]: ふむ、もうちょっと片づけを しっかりしてくれよ? そなたはいいが、他のアルマ達は まだ刃物の扱いに慣れていない者も それなりに……っと、 おお、すまんな。待たせた。 紙芝居屋がプレイヤーに向き直る 紙芝居屋[/話す]: あら~、いらっしゃいませ~♪ なんでもクエストカウンターへ ようこそおいで下さいました。 私の接客もそろそろ板について 来たと言うべきでしょうかね、 うふふ。 ***前年イベント「アルマたちと絆の樹」未経験、かつ今までのイベントに参加していない場合 [#r8a641e2] 受付嬢[/*はっ /話す]: おお、そこのそなた。 今まさにこの余と会話している 冒険者であるそなただよ。 そなたはクエストを 受ける気はないか? なに、他のクエストカウンターで クエストを受けている最中でも構わん。 なかなか見どころがあるように 見えたのでな、ぜひともこの依頼を 受けてみないかね? 報酬はしっかりと払うぞ? ???がプレイヤーに向き直る。 ドラッキー[/話す]: あ、小生は、その…… ド、ドラッキーと言います。 学校に通いながらですが、 受付嬢のところでお世話にも なっている冒険者見習い、です。 まだ本物の冒険者には ほど遠い若輩者ではありますが…… その、今後ともよろしく お願いするであります。 ドラッキーが「お辞儀」モーション。 紙芝居屋[/話す]: 紙芝居屋のアイリスと申します♪ 初めましてー……って、あら? あなたはずいぶんと……うん、すごい。 心の中というか、 器の大きさというか、 ロアを受け入れても平気そうな。 受付嬢[/話す]: ほぅ、紙芝居屋がそこまでいうとは。 希少な才能の持ち主のようだな。 ……あぁ、ロアとは何か、 まだ説明をしていなかったな。 紙芝居屋[紙芝居]: (情報待ち:紙芝居台を出した横でポーズ) はーい、ではご説明しますね♪ 紙芝居屋が「音符」エモーション。 紙芝居屋[語る]: (情報待ち:紙芝居台を出した横で手振りをつけた話し) ロアというのは…… まぁ、簡単に言うと 「物語の中から抜け出して きたような人」……です。 信じてもらえないかもしれませんが、 私がちょっと仕掛けを 加えた感じで紙芝居を語ると それを聞いた人達の心の中に…… 「物語に出てきた人は こんな人なんだな」 と言う記憶が結構強めに残ります。 この世界には「想いの力」って言う フシギな力があってですね、 多くの人たちが「こんな人がいる」と 信じてくれたら、その人が実際に この世界に存在する……と言う 事が起きる……いえ、起こすんです。 こうして、物語から生み出された 人達の事を、ロアと呼んでいます。 紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上) 受付嬢[-]: まぁ、生まれただけならいいんだ。 その辺は、余とて人とは少し違うし、 人の親から生まれていても人の枠を 飛び越えてしまうような奴もいる。 どんな有り様であっても、人と共に この世界で暮らしていけるならば 問題はないと思うのだがな…… 紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上) ええ、ロアにはその存在に大きな 制約があります。 一つは、元々の物語にその在り方を 縛られている事。 例えば、吸血鬼は人の血を吸う事を 必要としますし、海賊であれば船に乗り 海に出ることが必要になります。 海賊に関しては多少例外も 在ったりはしますが…… ……好む、ではありません。 必要、なんです。 ドラッキーが受付嬢に向き直る。 ドラッキー[/話す]: 小生、いまだに良くわかっては いないのですが…… 例えば海賊が海に出られないと、 なにか問題がある、ということです? 紙芝居屋[/話す]: はい、とても良い質問です! ロアは物語から生まれました。 その存在を保証しているのは、 物語を聞いた人々の記憶です。 そこには、この人物はこんな性格で こんな考え方をするんだ、と言う その内側の記憶と…… (←注:「内側の記憶」赤字) この人は物語の中でこういう事をして、 こうするからこそこの人なんだ、 と言う外側の記憶があります。 (←注:「外側の記憶」赤字) なので、たとえば吸血鬼が血を吸えずに トマトジュースばかり飲んでいたら、 ドラッキーちゃんにはどう見えますか? 紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上) ドラッキー[紙芝居屋に向き直る /*汗2 /話す]: え? ええと……それは単に トマトジュースが好きな人、 に、見えるです。 紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上) そう、そこなんです。 本人は自分の事を吸血鬼だと知って いるのに、他の人はいつの間にか その人が吸血鬼であることを忘れ、 いつもトマトジュースを飲んでいる人 だと認識をして…… 自分の中の記憶を上書きします。 紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上) 受付嬢[/話す]: さて、ドラッキー、 ○○、 ここで問題だ。 内側の記憶と外側の記憶。 本来これは両者がかみ合って いるはずのものだ。 「吸血鬼だから、人の血を吸う」 (←注:「だから」「血を吸う」赤字) と言う風にな。 では、これが 「吸血鬼だから、血を吸わない」 (←注:「だから」「吸わない」赤字) となった場合、どうなる? ドラッキー[/話す]: ……ちぐはく、です。 小生には矛盾しているように見えます。 紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上) ええ。 存在が矛盾してしまった場合、 他人の記憶に存在を依存する ロアは、自分を保つことができず…… 消滅、してしまうのです。 ドラッキーが「痛っ!」モーションと同時に、「びっくり1」エモーション。 ドラッキー[すすり泣く]: (情報待ち:両手を目元に当てている) ……! それは、あまりにも…… 紙芝居屋[/話す]: ……ええ。 私は、気が付けなかったんです。 生みだされたロアが、その時に どんな思いをするのかという事に。 ……私が生み出したロアは、 とても大事な存在だったはずなのに。 受付嬢[/話す]: かつてロアを生み出していた 紙芝居屋……紙芝居屋のアイリスは 色々あって、今はロアを生み出すのを 止めてここに居る。 しかし、ロアが生み出されることは それからも続いた…… もう一人の紙芝居屋、 黒い衣装のアイリスが現れたからだ。 黒い衣装の紙芝居屋は、 ロアを生み出す事こそが 目的であると言ってな。 あまり友好的には見えなかった。 あやつが何を求め、何を狙うのか、 話し合いで落ち着くのであれば いいのだが…… 紙芝居屋[/話す]: もう一人の私が、 どうしてロアを生みだそうと しているのか。 それは私にもわからないんですよ。 困りましたねぇ~。 ……まぁ、前にあった事件の結果 ロアを生み出すのを一度止めるまで、 自分だってなんで生み出すのかに 疑問など持っていなかったのも 事実ではあるんですけど…… →共通へ接続。 ***前年イベント「アルマたちと絆の樹」経験、かつ今までのイベントに参加していない場合 [#f692cc31] ***先々月までのイベントには参加しているが、先月のイベントに参加していない場合 [#g793499b] (編注:先々月から参加していない場合の可能性もあり。八の物語までは参加し、九の物語と十の物語に参加していないキャラで確認) 受付嬢[/話す]: なんだ、そなたか、 ○○。 わかっているとは思うが、 ちと、困ったことになっていてな。 そなたの手を借りたいのだよ。 かつてロアを生み出していた 紙芝居屋……紙芝居屋のアイリスは 色々あって、今はロアを生み出すのを 止めてここに居る。 しかし、ロアが生み出されることは 続いた……そう、もう一人の紙芝居屋 黒い衣装のアイリスが現れたのだ。 黒い衣装の紙芝居屋は、 ロアを生み出す事こそが 目的であると言ってな。 あまり友好的には見えなかった。 あやつが何を求め、何を狙うのか 話し合いで落ち着くのであれば いいのだが…… 紙芝居屋[/話す]: もう一人の私がどうしてロアを 生み出そうとしているのか。 私にもわからないんですよ。 困りましたねぇ~。 ……まぁ、前にあった事件の結果 ロアを生み出すのを一度止めるまで、 自分だってなんで生み出すのかに 疑問など持っていなかったのも 事実ではあるんですけど…… ドラッキーがプレイヤーに向き直る。 ドラッキー[/話す]: ……こちらの方が、あの ○○……ですか? あ、小生は、その…… ド、ドラッキー、です。 みんなからあなたのお話を 聞いているです。 若輩者ですが、今後とも よろしくお願いするです。 ドラッキーが「お辞儀」モーション。 →共通へ接続。 ***先月までにイベントに参加している場合 [#wfa7be99] 受付嬢[/話す]: なんだ、そなたか、 ○○。 今日はどうしたのだ? 今現在、ロアを生み出しているのは ここに居る白い衣装のアイリスと、 黒い衣装のアイリスだと判明している。 黒い衣装の紙芝居屋は、 ロアを生み出す事こそが 目的であると言ってな。 あまり友好的には見えなかった。 あやつが何を求め、何を狙うのか 話し合いで落ち着くのであれば いいのだが…… ドラッキーがプレイヤーに向き直る。 ドラッキー[/話す]: ……こちらの方が、あの ○○……ですか? あ、小生は、その…… ド、ドラッキー、です。 みんなからあなたのお話を 聞いているです。 若輩者ですが、今後とも よろしくお願いするです。 ドラッキーが「お辞儀」モーション。 紙芝居屋[/話す]: ドラッキーちゃんは、 とーっても素早いんですよー♪ もう、ニンジャー!って感じで。 ドラッキー[/話す]: はぁ……あの、紙芝居屋、 ニンジャーって、なんです? ***共通 [#z5ab9e5a] 受付嬢[/話す]: ここに居る紙芝居屋も、 いまいち自分の事が わかっておらんしなぁ…… 受付嬢と紙芝居屋が向かい合う。 受付嬢[/話す]: ……そなた自信がロアである可能性は 否定しきれん、という事なのか? 紙芝居屋[/話す]: どうでしょうね…… 自分自身に疑問を持つ人は あまりいないと思います。 ただ、自分自身や過去の記憶と 言われると曖昧なんですよね。 気が付いたら何故か マイマイの海岸にいたのは 覚えているのですが…… 私の事を知っている人がいなかった と言う事から、私自身がロアと言う 可能性は低いと思うんですけど…… 受付嬢とドラッキーが入り口に向き直る。 受付嬢[/話す]: ……ん? そなた、誰か連れてきたようだな…… 紙芝居屋[/話す]: あらあら、お客様ですか? 紙芝居屋[/*びっくり1 /話す]: ……!? あなたはっ! 入り口に黒い紙芝居屋がフェードイン。 黒い紙芝居屋[/話す]: ……いきなり争う気は、ないですよ。 黒い紙芝居屋がカウンターに歩み寄る。 黒い紙芝居屋[受付嬢に向き直る]: 今日は、話し合いに来たんです。 そう、もう一人の私と。 そして、皆さんと。 暗転。 明けると、ドラッキーは戦闘待機モーション。 同時に、受付嬢、紙芝居屋、ドラッキーが「びっくり1」エモーション。 受付嬢[/話す]: ……貴様からここに来るとは、 正直に言えば意外だな。 話し合いに来たというのは本当か? 黒い紙芝居屋[/話す]: ええ、私はあなた達と敵対する気は あまり無いんですよ。 邪魔するなら、別ですけどね。 問題は、もう一人の私。 あなたですよ、紙芝居屋のアイリス。 あなたを、説得しに来たんです。 あなたの真意を、問いに来たんです。 紙芝居屋[/話す]: ……あはは、人気者ですねぇ私。 同じ顔の私に言われるのは、 なんともやるせない気分ですけど。 ……お話を聞きましょうか。 色よい返事ができるとは、 限らないのですけれど。 黒い紙芝居屋[/話す]: 私は想いを具現化するために 生まれたのだから、それをしないなら それはもう私ではない。 そんな私は存在してはいけないし、 存在してるなら、正しい私に 戻さなきゃいけない。 紙芝居屋[/話す]: 違います! 私は……ロアを生み出さなくなった だけで、想いの力の具現化を諦めた わけではありません! 正しいやり方を考えなければならない と言っているんです、生み出す者の、 心すべきこととして…… 黒い紙芝居屋[/話す]: ……あぁ、そういう事ですね。 ……みなさんは、思い出星って いう童話をご存知ですか? アクロポリスを中心に知られている おとぎ話のようなものです。 間。 受付嬢[/話す]: ……何の話を始めるかと思ったら、 童話の話か。 今までのロアの物語とは違って、 その話はもともとこの世界で良く…… いや、一般的とまでは言わないが、 それなりに知っている者も多いと 思われる話だな。 ドラッキー[戦闘待機]: 小生も、学校の仲間からその話は 聞いたことがあるです。 ……ですが、それは紙芝居屋を 説得するのに、何か関係が? 黒い紙芝居屋[/話す]: ええ、大ありですとも! 私の願いとも、大いに関わります。 ロアは、私やそこにいる もう一人の私が知っている この世界には知られていないだろう 物語を基にして生み出されています。 紙芝居屋[/話す]: ……確かに、そうですね。 私が紙芝居にした物語は、 全て最初に私が持っていた本。 ……今となっては、誰が 創り上げたのかもわからない 物語を基にしているのは確かです。 でも、それだけでこの世界には 知られてないと言い張るのは 難しいのではないですか? 黒い紙芝居屋[/話す]: ……何を言っているの? あなた、自分で自分の言っている事を 信じているのかしら? だって、考えてもごらんなさいな。 この世界に、海を旅する海賊なんて いたことあるのかしら? タイタニアの世界なら、まだ海賊は 存在しうるかもしれないけれど、 それならば海賊はタイタニアの 翼が無いとおかしいわよね? 間。 紙芝居屋[/話す]: ……それは…… 黒い紙芝居屋[/話す]: 私は、自分が誰なのか考えました。 全部知っているのに、何も知らない。 なんで、自分がもう一人いるのか。 なんで、自分がするべきことを しなくなってしまったのか。 その中で、私が知っている物語は 一つを除いて、この世界で知られている ものではない……という事が わかりました。 受付嬢[/話す]: ……ほぅ。 黒い紙芝居屋[/話す]: もしかしたら、存在はして いたのかもしれない。 世界のどこかに埋まった 石版あたりに、 ひっそりと書かれて いるのかもしれない。 でも今この世界では これらの物語は知られていない。 遥か昔に消え去った…… あるいは、そもそも存在しない物語。 だからこそ、ロアとして実体化して もらうのには適していたんですけどね。 だって、既に様々なイメージがある お話の登場人物だと、 実体化するときにその姿が ぶれてしまいかねないもの。 受付嬢[/話す]: いい加減に本題に入って欲しいのだが、 今、話のどのあたりかな? 黒い紙芝居屋[/話す]: あら、もうそろそろクライマックスに さしかかりますよ? もうすぐ、物語は終わるんですもの。 そうそう、この世界にある唯一の 物語ですが……それは、まだ私も 実体化の実験に手を出しては いませんでした。 ドラッキー[戦闘待機]: その、思い出星の童話…… の、ことですか? 受付嬢[/話す]: まぁ、本人の言うとおり、 思い出星の童話には決まった 登場人物はいないようだし、 単に思い出が星になる…… と言うようなもので、地域によって 細かく差があるかもしれんからな。 間。 黒い紙芝居屋[/話す]: いえ、細かく差があっても、 問題が無かったんです♪ さすがとしか、言いようがありません。 紙芝居屋[/話す]: ……? 一体、何のことを言ってるんですか? 私はロアの実体化を止めているし、 一体誰が問題解決をしたと? 黒い紙芝居屋[/話す]: 一体、何のことを言ってるんですか? あなたに決まっているじゃないですか! もう一人の私の他に、一体誰に そんなことができるって言うんですか! あぁ、思いつきませんでした! 流石です! 裏切られたのかと思っていたけど、 そうじゃなかった。 ロアの器を作り出そうとすれば、 イメージがぶれて、固定できずに 消えてしまう可能性が高い。 ならば、逆に考えればいい。 すでに外見の固定されている 誰かを、あの思い出星の物語に…… 間。 紙芝居屋[/話す]: え……? 紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。 紙芝居屋[/話す]: まさか、あなたっ!? 黒い紙芝居屋[/話す]: そうでしょう? そうじゃないはずがないでしょう? でなければ、私が想いの力の 実体化を諦めるなんてはず、 そもそもありえないんですから。 諦めていないというのが、 もっとも確実な答えではないですか♪ うふふ、うふふふふふ……! 受付嬢[/話す]: ……ん? もしや…… おい、まさか…… 紙芝居屋[/話す]: そんなこと、許されるわけが ないじゃないですかっ! 黒い紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。 黒い紙芝居屋[/話す]: ……? なん……で…… なんで、なの? あなたは、私じゃ、ないの? なんで、私なのに、私を裏切るの? 選択肢 紙芝居屋は……: >裏切るわけがない >信じている >裏切るわけがない >信じている↓ 紙芝居屋[/話す]: ○○さん…… ドラッキー[戦闘待機]: 裏切りではない、です。 小生も、詳しい話は聞いてない ですけど……少なくとも、 こっちの紙芝居屋は、 自分が生み出したロアの人たちを とても……大切に思ってるです。 あなたみたいに、 誰かを道具みたいに言ったりすることも 小生たちを裏切ったりすることも、 決して、無いと信じてるです。 紙芝居屋[/話す]: ドラッキーちゃんも…… そんなに、私の事を信じて くれてるんですねー♪ もう、そこまで信じられてるなら 裏切るなんてできるわけないじゃ ないですかー、もぅ♪ ドラッキー[戦闘待機 /*汗1]: ……その軽いリアクションは、 時々疑わしい、ですけど。 間。 黒い紙芝居屋[/話す]: ふぅ……ん。 そっか、そうなんですねー。 話し合いで解決したかったけど、 それだけで解決できるとは 思ってはいませんでしたし。 信じたかったけれど、 もう、いいです。 私だけで、やるしかないですね。 ……あなたは、もう邪魔ですよ。 ドラッキー[戦闘待機 /*びっくり1]: 皆さまご注意を! 何やら空気が…… 黒い紙芝居屋がプレイヤーに向き直る。 黒い紙芝居屋[語る]: (情報待ち:紙芝居台の横で手振りをつける) さぁ、みなさん。 行く人、来る人、お暇な人、 是非是非足を止めて お聞きになってくださいな。 紙芝居屋[/話す]: ……ロアを呼び出すの? でも、たった一回で呼ぼうなんて 無謀じゃありませんか!? ドラッキー[戦闘待機]: 少なくとも、紙芝居を公演する 人物なら、アップタウンも ダウンタウンもずっと巡回して、 そんな噂は聞いてない……です。 黒い紙芝居屋[紙芝居]: (情報待ち:立ち絵・紙芝居台の横でポーズ) ……一回だけ? 誰が、そんなことを言いましたか? 私は、ここに来る前に街中で 何度も何度も何度も何度も、 このお話を語っていますよ? ……ただ、紙芝居を見せては いませんけれども、ね。 受付嬢[?]: (メモ:点滅した・・・?バグかも) いかん、ドラッキー、 ○○、 奴を抑え込め! ドラッキーに黒い煙で囲うエフェクト。 同時に、ドラッキーが「痛っ!」モーション。 ドラッキー[戦闘待機]: ……! 動けない、です……! プレイヤー、受付嬢、紙芝居屋に黒い煙で囲うエフェクト。 (メモ:モーション確認) 暗転。暗いまま、赤い紙芝居屋のシルエットが表示される。 黒い紙芝居屋: 此度語りますは破壊者の物語。 世界に終焉と絶望をもたらす 恐怖の魔王の物語でございまーす♪ むかーしむかし、あるところに ……くすくす、こんな前置きは もういらないでしょうか? とてもとても愚かな人間がおりました。 愚かな人間は勇猛果敢で 怖いもの知らず、 好奇心旺盛でお人よし、 どんな事件も解決し 人々から感謝されていました。 ちやほやもてはやされる そのおろかな人間を ある人は“勇者”と呼びました。 勇者は更に調子に乗って 身の程知らずな事柄にも 首を突っ込むようになったのです。 黒い紙芝居屋: そうしてとうとう、 ついに身の程知らずの 断罪を受ける時がやってきました。 勇者の前に 絶対無敵の魔王が現れたのです! 魔王には…… 魔法も化学も、剣も鉄砲も 加護も呪いも、効きません。 逃げ出した勇者を 魔王はどこまでも追い続けます♪ 勇者が泣き叫んでも だぁれも助けてくれません。 もうここまで 追ってこないだろうと 逃げ疲れて立ち止まると そこは真っ暗闇でした。 「自分からここに来るなんて」 声が聞こえて 暗闇に目を凝らすと そこにいたのは魔王でした。 勇者は自ら魔王のいる 地獄に飛び込んでしまったのです。 後悔してももう遅いです♪ 勇者は魔王に倒されて しまいましたとさ♪ ……おしまい♪ くすくす、 くすくすくすくすくす くすくすくすくすくす くすくすくすくす♪ 明ける。 紙芝居屋[/話す]: ……そん、な…… それは、そんな終わり方じゃ…… もっと、もっと良い結末にすることも 出来るのに…… 黒い紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上) 印象に残る物なら、具現化しやすい。 この法則を見つけたのは、 あなたでしょう? それに、あなただって何度もこうやって 実験してたじゃないですか。 人を傷つける者、人に裏切られる者、 不幸を呼ぶ者、存在しえない者…… 衝撃が強ければ、記憶に残る。 そうやって、ロアを生み出したのに 今更、何を言ってるんですか? 紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。 紙芝居屋[/話す]: ……! サンダーストームのエフェクトと共に、ルチフェロ・ロア出現。 ドラッキー、受付嬢、紙芝居屋がルチフェロ・ロアに向き直る。 (メモ:プレイヤーは?&ドラッキーが通常モーション。) 魔王?[/話す]: ……わたしは、魔王。 ル……ルチ、ルチフェロ。 なんだか、ちょっとちからぶそく。 黒い紙芝居屋がルチフェロに向き直ると同時に、「汗1」エモーション。 黒い紙芝居屋[/話す]: ……なんか、舌足らずな…… あれ? 私の想定では、もっとぼんで、 きゅっとして、ぼーんとした…… ルチフェロ[/話す]: ……舌かんだ。ちょっと痛い…… あと、体が小さいのは、 あなたが外見の説明で紙芝居を 使わなかったから。 あまり、絶望のイメージが まとまってない……みたい。 改めて、わたしは魔王。 名は、ルチフェロ。 あなたたちの物語をおわらせる…… 黒い紙芝居屋[/話す]: うーん……可愛くなっちゃいましたか。 まぁ、可愛い絶望でもいいでしょう。 黒い紙芝居屋がルチフェロの後ろまで駆け寄る。 黒い紙芝居屋がプレイヤーに向き直る。 黒い紙芝居屋[/話す]: さぁ、ルチフェロ。 あの人たちの物語を 「終わらせて」ください。 いけますね? ルチフェロ[アピール]: (情報待ち:双剣を取り出し、左回転) ……うん、わかった。 白い紙芝居や、そして そこの……器たりえる存在。 わたしは魔王、あなたの敵。 あなたの物語に幕を下ろすために ここに生まれてきたの。 だから……おとなしく 地獄の底でこうかいしてね……? ***ロアがすべてそろっている場合 [#sb598da3] ル・フェイがルチフェロの背後にワープしてくる。 同時に、ルチフェロがル・フェイに向き直る。 ル・フェイ[/話す]: ちょっと、黙って見ているわけには いかないかなぁ。 ねぇ、ルチフェロ。語られし魔王。 あなたと争う気はないのだけれど…… ローレライがルチフェロの横にワープしてくる。 同時に、ルチフェロがローレライに向き直り、黒い紙芝居屋がルチフェロに向き直る。 ローレライ[/話す]: あら、あららら? マスターに敵対するのは この子なんですか? おー、絵になりますねー。 ル・フェイの隣にバステトがワープしてくる。 同時に、ルチフェロがバステトに向き直る。 バステト[/話す]: ……魔王? 猫、知ってる? ローレライの横にパラケルススがワープしてくる 同時に、ルチフェロがパラケルススに向き直る。 パラケルスス[/話す]: んむ、状況が一気に混乱したな。 姉君達の中で、まともに状況を 把握しているのはフェイ姉のみか。 ル・フェイ[/話す]: パラケルススちゃん、 割と頼りにしてるからね♪ ……で、どうかしら、 ルチフェロ・ロア……いえ、 魔王と言うべきかしら? ルチフェロがバステトに向き直る。 ルチフェロ[/話す]: ……猫の事は知ってる。 絵になるのはいいけど、 わたしは叙事詩のほうが好き…… あと、わたしはそこにいる 紙芝居屋の物語を終わらせるのが 魔王としての役割…… バステト[/話す]: この子、いい子かも……でも ○○を 傷つけるなら、許さない…… ローレライ[/話す]: そーですそーです! ますたーをまもるためなら、 たとえ日の中、鍋の中! ひなたでぬっくぬくだったり おふろでぽっかぽか……って、 それはともかく、 ただじゃおかないですよ? パラケルスス[/話す]: ……確かに、母君は様々な 過ちを犯したのだろう。 だが、悪意を持っていたわけではなく、 目的を信じていたのは確かだ。 魔王よ、遠き妹よ。 我輩たちが争う理由はあるのか? ルチフェロがパラケルススに向き直る。 同時に所有者死亡時モーション。 (情報待ち:一瞬剣を出した状態から、少し浮いた後崩れ落ち、顔を覆っている) ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:顔を覆っている) わたしは、かなしい。 ルチフェロに「遠吠え」のエフェクト、同時に「使い魔」モーション。 (情報待ち:ローディング画面の奴。左手に竜?の骸骨) 同時に、ロアたちが戦闘待機モーション。 ルチフェロ[使い魔]: (情報待ち:同上) 魔女も、女神も。 乙女も、錬金術師も敵となった。 敵であるならば、 わたしはその物語を 終わらせなければいけない。 ルチフェロに鏡を思わせる白いエフェクト。 (情報待ち:ロマサガ3のフェイタルミラーみたいな 4点を円で結んでいる) 同時に、ル・フェイに「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。 ル・フェイ[戦闘待機]: みんな、ちょっとだけ時間を 稼いでもらえるかしら? ドラッキー[-]: フェイ、小生も加勢するです! ル・フェイ[戦闘待機]: お嬢さんは、ここのみんなや ○○を 守ってあげて。 あなたは強い子だもの、 お願い。 受付嬢[/話す]: ……なんだ、この気配は……!? パラケルスス[戦闘待機]: 人の身なれど魔王に挑むは まさに一つの誉れ。 パラケルススが「ポーズ」モーション。 (情報待ち:左手で本を持ち回転せずに右手でマントをはためかせる) パラケルスス[戦闘待機]: 錬金術師パラケルスス、 お相手させていただこう! バステト[戦闘待機]: ……にゃー。 ローレライ[/話す]: ……えーっと。 おー! ローレライが「攻撃!」モーション。 ル・フェイ[戦闘待機]: 狙いはあなた達よ、ここだと 子供たちが危ないから、 あなた達をアップタウンに送るわ! 受付嬢[/話す]: ○○、 紙芝居屋、ドラッキー、 こっちにこい! 黒い紙芝居や[/話す]: くすくす、この子には、 どんなロアだってかないませんよ。 だって、この子の力は…… ル・フェイが一歩後ずさり、立ちモーションに戻る。 同時に、ローレライ、バステト、パラケルススが黒い衝撃波のエフェクトと共に 「痛っ!」モーションの後、本に変わる。 黒い紙芝居屋[/話す]: 物語を、終わらせることなんだもの。 ル・フェイが「アピール」モーション。 プレイヤー、受付嬢、紙芝居屋、ドラッキーがエフェクト共に消える。 (情報待ち:上下左右に魔法陣) ル・フェイが「闇堕ち」モーション。 ル・フェイ[闇堕ち]: これが……魔女の、ちょっとした魔法。 無事に…… ル・フェイが黒い衝撃波のエフェクト共に「痛っ!」モーションの後、 本に変わる。 →アップタウンへ移動。 ***ロアがそろっていない場合 [#e4942c5d] **ダウンタウン [#xd799428] 西階段下にドラッキー。 ドラッキーに話しかける↓ ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: お疲れ様です、今は危険な状況なので なんでもクエストカウンターに 入るのは許可できませんです。 ドラッキー[-]: それよりも早くそこの階段から アップタウンに向かいましょう。 嫌な予感がする、です……。 会話終了。 **アップタウン [#s3ed90f9] 中央西噴水前には誰もいない。 西階段前にドラッキー。 ドラッキーに話しかける↓ 暗転。明けると、紙芝居屋と受付嬢がいる。 ソロと西門守衛がおらず、他プレイヤーも表示されない。 ドラッキー[-]: はぁ、はぁ…… ここまでくれば、安心です。 とはいえ、いずれは追いつかれ…… 受付嬢が紙芝居屋に向き直る。 受付嬢[/話す]: ○○、 紙芝居屋、気が付いたか? 紙芝居屋が北東、北西と見回した後、受付嬢に向き直る。 紙芝居屋[/話す]: お昼時のアップタウンに…… 人が、いない……? ドラッキー[-]: 遠くには、いるようですけど…… なんで、ここだけこんなに 人気が無くなっているです。 紫の煙のエフェクトと共に黒い紙芝居屋、「アピール」モーションと共にルチフェロが出現。 (情報待ち:手を広げて胸を張る) 紙芝居屋がルチフェロ側に向き直る。 ルチフェロ[-]: このお話に、あたらしい登場人物は いらないから。 ルチフェロ[/話す]: あなたたちは、もう終わり。 だから、誰も助けに来ない。 だれかにみつかることも、ない。 紙芝居屋が黒い紙芝居屋に向き直る。 黒い紙芝居屋[-]: ルチフェロの力は、 魔王として物語の終幕を 呼び込むための力。 紙芝居屋のアイリス。 もう私ではなくなった、 もう一人の私。 あなたの物語は終わらせないと、ね。 ルチフェロ[/話す]: あなた…… ○○と言うのね? どうやら、あなたが「勇者」としての やくわりを持たされているようね。 今なら、にげてもいいよ……? あなたは、この物語において、 ロアと言う物語をそのこころに 受け入れることができるという、 主人公の素質をもっただけの人。 主人公になるならば、あなたは 「勇者」として、この場でわたしに その物語を終わらされる。 主人公になるのがいやなら、 全てを忘れて、ひびのくらしにもどれば いい……と、おもう。 選択肢 どう答える? >主人公であることを選ぶ >仲間を見捨てるわけにはいかない >主人公であることを選ぶ↓ ルチフェロ[/話す]: ……うん。待ってた。 わたしと戦う、勇者の存在は 私の物語にひつようだから。 ようこそ、勇者。 あなたをかんげいする。 そして、さよなら。 >仲間を見捨てるわけにはいかない↓ ルチフェロ[/話す]: ……あなたは、あなたの物語を すでに持っているのね。 なら、しかたないわね…… あなたにその気はなくても、 この物語の中で、あなたは 勇者のやくわりを あたえられた役者なの。 ***ロアがすべてそろっている場合 [#jd0cd47c] キャプテンキッドがワープしてくる。 キャプテンキッド[/話す]: いーこと聞いちゃった♪ 誰もいないなら、ちょっとくらい 大騒ぎしても平気、ってことよね。 ワーウルフがワープしてくる。 ワーウルフ[/話す]: ……争い事は好きではないが、 守るべきもののためなら、俺は…… その力を振るおう。 玉藻がワープしてくる。 玉藻[/話す]: ○○ちゃん、 お姉ちゃんたちが助けに来たよ! ここは、早く逃げて! ……多分、あの子には勝てないから。 メフィストフェレスがワープしてくる。 メフィストフェレス[/話す]: はて、さて。 悪魔であるこの私に、 よその魔王を連れて こられてもねぇ…… あら、確かに厄介そうね。 どうした物かしら? ルチフェロ[/話す]: メフィストフェレスに ワーウルフも、そちら側につくの? ルチフェロ[/話す]: ○○の 心の中に存在するという 安寧を求めるためだけに、 自らを生み出した自分を否定するの? ワーウルフ[/話す]: お前が何者か、俺にはわからん。 だが、何もわからぬままさまよい、 人々を傷つけるかもしれない時に 止めてくれた、言葉をかけてくれた…… ワーウルフ[/話す]: ○○や 仲間たちを守りたいという 自分の気持ちは理解している。 立ち向かう理由など、 それだけで十分だろう。 メフィストフェレス[/話す]: そもそも……呼び出すわけでもなく、 生み出されただけで放置されても 私は困ってしまうのよ。 私は契約によって召喚され、 契約を結び何かを成すのが 性分でね……おかげで、 ここに落ち着くまでにはなかなか なれぬ苦労もしたものさ。 ここは居心地がいい。 この居心地の良い環境を維持するため ならば、多少契約外でも労働はする。 そんなところかな? 黒い紙芝居屋[受付嬢に向き直る]: ……あなたたちがいるから、 ロア達は歪んでいく……。 ルチフェロ[/話す]: 未来への希望や想いが、 そのこころを変えてしまった? なら、希望なんか無くせばいい。 誰かへの恩義や愛情が、 そのこころを変えてしまったの? なら、愛なんて壊せばいい。 安寧も、居場所もあなた達には もう必要ない。物語の幕はおりる。 あなた達のでばんはおわり。 ……さぁ、舞台をおりなさい。 間。 キャプテンキッド[/話す]: やっかましい! 見た目が子供でも、中身は魔王! 情け無用! ふぁいやー! キャプテンキッドが「攻撃!」モーション。 玉藻[/話す]: さぁ、ドラッキーちゃん、 紙芝居屋さんに、あとは…… ○○ちゃん、 今は時間を稼いで。 きっと、何かいい方法が見つかるはず。 出現したロアたちが戦闘待機モーションになる。 受付嬢[/話す]: ドラッキー、北に向かうのだ。 魔法王国ノーザンまで逃げ込めば、 事態を打開するための知識を持った 賢者の一人や二人いるだろう。 それに……なぜかはわからんが、 紙芝居屋、そなたは今までノーザンで 公演をしたことが無いな? 紙芝居屋が受付嬢に向き直る。 紙芝居屋[/話す]: へっ? あ、そういえば……無いですね。 なんででしょう? 受付嬢[/話す]: これは、余の勘だが……そこに何か、 糸口になる物があるやもしれぬ。 受付嬢[/話す]: ○○、 そなたには引率を頼む! 余は、ここに残る必要があるのでな。 そなたに賭けるぞ。 きっと、何とかしてくれるだろうとな! 受付嬢がアルマの姿に変身すると共に「脱帽」モーション。 受付嬢[待機(フード無し)]: ……この姿を見せるのも、 本当に久しぶりだ。 魔王よ、しばらく付き合ってもらうぞ? 受付嬢が「幻視空蝉」のエフェクト共にルチフェロの前まで瞬間移動。 →ノーザンプロムナードへ移動。 ***ロアがそろっていない場合 [#b4f6ebef] **アップタウン [#pb152087] 中央西噴水前には誰もいない。 **ダウンタウン [#l5d3d708] 西階段下にドラッキー。 ドラッキーに話しかける↓ ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: アップタウンも、もう危険です…… 受付嬢はこの街で相手をひきつけて くれているですから、今のうちに 遠くに向かうです。 この街で問題を起こすと、小生や 受付嬢がお世話になっている学校に 迷惑がかかってしまうです……。 ノーザンシティに向かうです。 あそこなら、魔王に対抗する方法が あるかもしれないです。 選択肢 ノーザンに向かう?: >はい >いいえ >はい→ノーザンプロムナードへ移動。 >いいえ→会話終了。 **ノーザンプロムナード [#h17f1bd9] 出入り口少しはなれたところにドラッキー。 ドラッキーに話しかける↓ 暗転。 明けると、紙芝居屋がおり、プレイヤーが定位置に移動。 ドラッキーが紙芝居屋に駆け寄る。 ドラッキー[/話す]: うう……ようやく天井があるところに たどり着きました…… 話には聞いていましたが、 ノーザンは本当に寒い……です。 紙芝居屋[/話す]: ……。 ドラッキーが紙芝居屋に向き直る。 ドラッキー[/話す]: あ、その…… 紙芝居屋、大丈夫、です? 紙芝居屋が「びっくり1」エモーションと共にドラッキーに向き直る。 紙芝居屋[/話す]: えっ!? あ、ああ、うん。 大丈夫よー。 ……まぁ、精神的にこたえて 無いっていったら、嘘になります。 けど、まだへこたれなんか しませんよ。 ここで私が泣いていても、 ちっとも話になりませんし。 ……みんながいてくれますし、ね♪ ドラッキー[/話す]: ……え、あ、はいです。 紙芝居屋が街の奥側に向き直る。 紙芝居屋[/話す]: それとは別に、なんだか このノーザンと言う国は 妙なところですね…… なんというか、初めてきたのに なんだか以前から知っていた ような気が…… 黒い紙芝居屋、ルチフェロが入り口側から フェードインしつつ紙芝居屋に歩み寄る。 同時に、紙芝居屋が二人に向き直る。 二人が紙芝居屋に向き直る。 黒い紙芝居屋[/話す]: ……それは、予知かもしれませんね。 あなたの物語が、ここで終わることを どこかで気づいていたのかも しれませんよ? それはおそらく、ルチフェロの持つ 物語の終幕をもたらす力。 きっと、あなたにふさわしい結末は、 この雪の振る国にあるのでしょう。 ルチフェロ[/話す]: ……ここは、何かあなたに 関係があるのかもしれない。 よばれたのも、何かかんけいが あったのかもしれない。 でも、それはただ終わりに近づいた だけの事…… 黒い紙芝居屋[/話す]: そうですね。 でも、大丈夫ですよ。 紙芝居屋アイリスが消えてしまっても、 その物語は私が引き継ぎますから。 この身はあなたの物語から生まれた かりそめの存在かもしれないけれど、 あなたの物語を引継ぎ、私が…… ロアであるこの身が、本物の紙芝居屋 アイリスとなって、この世界に ロアを生み出し続けますから! 紙芝居屋が1歩後ずさりする。 ***ロアがすべてそろっている場合 [#v8fd43e1] アルカードが「反抗」モーションと共にワープしてくる。 アルカード[-]: ……お待ちなさい。 ここで、終わらせることは このわたくしが許しませんわ。 清姫がワープしてくる。 清姫[/話す]: ○○様、 ご無事ですか? たとえ魔王だろうと、魔縁だろうと、 このお方を傷つけさせはしません! 紙芝居屋[/話す]: アルカードちゃんに、 清姫ちゃん…… やめて、あなた達も消されちゃう! ここは、いったん逃げて…… 清姫[/話す]: それは、聞けない願いです。 たとえ、あなたが私たちを生み出した 存在であっても……それが ○○様の、 言葉であっても、です。 そうしないと、あなた達が 消えちゃいます。 アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:右足を下げて右手を胸) 紙芝居屋アイリス。 ……正直に言えば、あなたに対して 思うところが無いわけではありません。 ですが……わたくしはこの世界に 生み出されて、多くの出来事に会い、 友を、仲間を……わたくしを受け入れ、 心にとどめてくれる人に出会えました。 アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) ○○が あなたを助けるのであれば、 わたくしもあなたを助けます。 それが、わたくしの交わした盟約。 それが、わたくしの誇りなのですから。 清姫[/話す]: ○○様…… 私、本当に嬉しかったんです。 アルカードと口げんかしたり、 モーモーちゃんにブラッシング してもらったり、他のロア達に ちょっと嫉妬したり…… 人に裏切られて、世を拗ねてばかりの そんなどうしようもない私に…… あなたは、普通の人生を、 友達がいて、好きな人がいて、 明日になるのが待ち遠しい、 そんな日をくれたんです。 だから……あなたのために何かできる。 それだけでも、嬉しい。 アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) ○○、 今から、わたくしのいう事を 良く聞きなさい。 清姫が時間を稼いでくれている その隙に、紙芝居屋さんと、 そこの可愛いコウモリのお嬢さんを 連れて、あの階段脇の奈落へと 飛び降りるの。 お嬢さん、二人が怪我をしない様に、 落ちるスピードをできるだけ落として フォローすることはできる? ドラッキー[/話す]: ……多分、いえ。 絶対に、なんとかするです。 アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) あなた、名前は? ドラッキーっていうのね。 なんだか親近感が湧くわ♪ 夜の翼をもつ遠き同胞よ、 わたくしの生みの親と、 大切な人の事、お任せしますわ。 ドラッキー[/話す]: えっ!? アルカード……、は どうするですか? アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) ……嫉妬深いし、ネガティブだし、 だらしない子だけど…… 清姫は、わたくしの親友ですの。 なにより……ひとりぼっちが寂しいのは わたくしだって良く知っていますわ。 この事件が解決したら、 皆でのんびり映画でも見に行きたい ところかしら……ね。 アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) あの地の底から、 誰かの声なき声が聞こえるのです。 ○○、 わたくしを信じて、そこから 飛び降りてくださいまし! 選択肢(一択) : >飛び降りる! >飛び降りる!↓ →学者の部屋へ移動。 ***ロアがそろっていない場合 [#baf88b78] 選択肢(一択) : >手を伸ばす **ダウンタウン [#w62a691f] ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: あれ……小生、たしか ノーザンプロムナードで…… あれは、幻覚だったです……? 小生たちは、何か、大事なことを 忘れているような、そんな予感がします。 ノーザンに、もう一度行かなければ いけないのではないですか? →選択肢「ノーザンに向かう?」へ。 **ノーザンプロムナード [#r42cc1f4] ドラッキーに話しかける↓ ドラッキー[/話す]: ○○、 早く……! 今度はもっと確実に、 みなさんを降ろせる気がするです。 さぁ! →学者の部屋へ移動。 **学者の部屋 [#ie3a5982] 部屋の中にドラッキー、紙芝居屋、黒い紙芝居屋、ルチフェロ。 ドラッキー、に話しかけるか、部屋の奥へ行こうとする↓ 暗転。明けると、ルチフェロが「座る」モーション。 (情報待ち:接地して特に動作なし) プレイヤーが定位置に移動している。 ドラッキー[-]: あいたた……あっ、 ○○、 紙芝居屋、無事……です? 紙芝居屋[-]: ……ここは、一体? 紙芝居屋が部屋の奥側に向き直ってから、黒い紙芝居屋に向き直る。 同時に、紙芝居屋が「びっくり1」エモーション。 紙芝居屋[/話す]: ……! ルチフェロ! ルチフェロ[/座る /*汗1]: (情報待ち:同上) ……追ってきたとも、 いっしょに落っこちたとも どっちともとれるかんじ…… 黒い紙芝居屋が机に近づく。 アイリスのロア[/話す]: ……? ここ、は…… なんでしょう。 ルチフェロが立ち上がる。 同時に、紙芝居屋、ドラッキー、ルチフェロが部屋の奥に向き直る。 アイリスのロア[-]: 知らないはずなのに。 何故か……どこか、懐かしいような。 ドラッキー[-]: そういえば、紙芝居屋はこちらには 来たことが無いと…… そちらも、同じようですね。 紙芝居屋[/話す]: 確かに、来たことが無いですね。 何か、無意識に避けていた……? そんなことあるのかしら。 ルチフェロ[-]: ……部屋の奥に、本。 日記か何か? 調べたら、ここがどこかわかるかも。 選択肢(一択) : >本を調べる >本を調べる。 プレイヤーが定位置へゆっくりと移動。 プレイヤーに「リザレクション」のエフェクト。 同時に、一同がプレイヤーに向き直る。 アイリスのロア[-]: ……? えっ、あれは、なに? ○○と 言いましたね、 あなた一体何をしでかしました!? ルチフェロ[-]: ○○は、 物語に選ばれた。 あるいは、選ばれるだけの素質を持って その上で自らが選んだ。 だから、主人公になった。 自分の物語だけではなく…… ロア達をめぐる物語の。 ロアを受け入れることのできる その器に、この部屋に残された 想いが具現化しようとしている……? 紙芝居屋[-]: いえ、具現化……までは行かない。 この部屋に残された想いの力は、 物語でもないだろうし、 具現化するまでの力は…… いえ、これは……この部屋に残された 誰かの……記憶……? 選択肢 過去の記憶を……: >見つめる >流し読みする >見つめる↓ 暗転。明けると、4人もプレイヤーもおらず、 半透明の人物が3人いる。 真ん中の女性はモーションが紙芝居屋に同じ。 魔法使い風の女の子[-]: ……姉さん。 あたし、魔法使いになる。 学者風の女性が「びっくり1」エモーションと共に魔法使い風の女の子に向き直る。 魔法使い風の女の子[-]: だって、今は戦争が起きているし、 ……誰かが、ここを守らなきゃ。 姉さんが、せっかくアクロポリスから こっちに帰ってこれたのに。 今度はあたしが外に出ちゃうね。 学者風の女性[-]: あなたは、昔から歌が好きで…… 音楽家になりたかったのでしょう? なんで…… 魔法使い風の女の子[-]: もう、ここも平和とは言えないわ。 あたしには、音楽の才能も有ったけど、 魔法の才能も有った。 だから……戦う事を選んだの。 もう、歌も忘れちゃった。 ……戦争が終わって平和になったら、 また、歌の練習をしなきゃ、ね。 魔法使い風の女の子と執事風の男が向き合う。 魔法使い風の女の子[-]: 執事さん、イリス姉さんの事、 よろしく頼むわね。 誰かがせっつかないと、ごはんを 食べる事も忘れちゃうような人だから ……ね。 学者風の女性が執事風の男に向き直る。 執事風の男[-]: ……かしこまりました。 博士の身の回りのお世話に関しては、 わたくしが勤めさせていただきます。 妹君も、くれぐれもご無事で。 執事風の男が「お辞儀」モーション。 暗転。明けると、誰もいない。 学者風の女性と執事風の男が入り口側から机に歩み寄る。 学者風の女性[-]: ……この家に帰ってくるのも、 ずいぶんと久しぶりね。 学者風の女性と執事風の男が向き合う。 学者風の女性[-]: でも、資料をまとめなおしたら すぐにアクロポリスに戻らなきゃ。 執事風の男[/話す]: ……ご主人様、私には技術や研究の 詳しい事はわかりません。 ですが、今回の旅は危険です。 お考えを改めていただけませんか? 世界の守護者などと言って、 確かに聞こえは良いですが、 ただあなたの研究を軍事利用したい がための言い訳に過ぎない…… 私には、そう思えてなりません。 学者風の女性[/話す]: いいえ……私は、守護者を 作り出さなければいけないの。 こんな悲しい事のためではなく いつか、この世界を愛してくれる、 そんな人を探し、守るためにも。 ……そのために、まだ研究が必要なの。 マイマイ島のシャーマンが持つ仮面には 歴代のシャーマンの記憶や知識が 残されているというわ。 その仮面を調べさせてもらえば、 研究はさらに完成に近づく…… 執事風の男[/話す]: ……ご主人様。 まずはお食事をとってください。 この前も、それで倒れて しまったではありませんか。 ……貴方にお仕えするものとして、 その願いは、聞き届けられません。 マイマイは現在侵略者の出現率が 非常に高い危険地域です。 あなたの研究を否定は致しませんが、 アクロポリスもまた、前線に向かい、 あの侵略者……DEM達との争いの 最前線になるでしょう アクロポリスの研究施設をここに移し、 このノーザンで避難しているのが 宜しいかと思いますが…… 学者風の女性[/話す]: ……わかったわ、 食事の用意をして頂戴。 あなたも、最初と比べるとずいぶん お料理の腕があがったものね。 もう、私は相手にならないとして、 妹よりも上手になったんじゃない? 執事風の男[/話す]: 過分なお褒めの言葉、 いたみいります。 ……初めのうちは、ご主人様に お出しできるようなものでは ありませんでしたからね。 これも、お二人に……いえ、 主に妹君に仕込まれた成果です。 ようやくご実家に戻られたのです。 今日は少し豪華な食事をご用意 させていただきますよ。 執事風の男が出入り口へ歩み去り、消える。 学者風の女性[出入り口に向き直る /話す]: ……ごめんなさい。 初めて、貴方に嘘をついたわね。 でも……あの子が無事なうちに。 夢で見た向こう側の世界のように、 記憶に残る過去の大戦のように、 再びこの世界が壊れてしまう前に…… いつか、この戦争が終わったその後に、 世界を助けることができる、 世界を愛してくれる誰かを探す。 ただそれだけのために…… 学者風の女性が机に向き直る。 白転。戻ると、最初の状態。 ※守護魔・ウルゥを装備している場合 : ウルゥは、 何やら考え込んでいる。 [/話す]: どこかで、見たことがあるような。 私が知らない、遥か昔に 私が生み出された理由……。 [/話す]: ○○様、 改めて、私をこの世界に産みだして いただけたことに深い感謝を。 あの女性の願いは…… 少なくともその願いの一つは、 あなたによって叶えられたのですから。 ……この、私の存在として。 これからも、私と同じように、 この世界を愛してくれますか……? ※守護魔・カナデを装備している場合 : カナデは、 何やら考え込んでいる。 [/話す]: なんだろう…… まったく知らない人なのに、 どこか知っているような。 ……もしかして、あの妹さんって わたしに少し似てる……かな? [/話す]: ……あ、ほら。 わたしたち音楽の守護魔は 代替わりするから、 昔のことはわからないし。 わたしのお母さん……つまり先代の 音楽の守護魔・カナデや、あるいは ロウゲツさんなら、何かを知っている かもしれないけど……ね。 ※ロウゲツのフェンサーハートを装備している場合 : ロウゲツは、 何やら考え込んでいる。 [/話す]: ……。 あぁ、これは大変失礼を。 うっかりと見入ってしまいました。 私としたことが、申し訳ありません。 ……時間は過ぎ去り、 巻き戻ることはありません。 如何に望んでも、嘆いても。 あちらのお嬢様がたにとっては、 新しく知った大きな出来事でしょう。 私にとっては……そうですね。 失われたいくつかの夢と、 愚かな男の罪の記憶…… としか思えませんね ------- >流し読みする↓ アイリスのロアが机に歩み寄る。 アイリスのロア[-]: ……今の……は…… あれは……私? あなた? 紙芝居屋とアイリスのロアが向き合う。 紙芝居屋[-]: あの本、どこかで見たような…… それに、マイマイ島……私が、 最初に目覚めた場所…… ルチフェロ[紙芝居屋に向き直る]: 紙芝居屋のアイリス。 あなたは、最初マイマイにいたの? 紙芝居屋がルチフェロに向き直る。 紙芝居屋[-]: ええ、どこかで誰かに話したかと 思いますけれど、私は最初、 気が付いた時にはマイマイの浜辺に いたんです…… !! 紙芝居屋がアイリスのロアに向き直る。 紙芝居屋[-]: あの本、私が最初に持っていた 想いの力の実体化と、ロアの物語が 記載されていた本にそっくりです! アイリスのロア[-]: ……つまり、どういう事? あなたは、一体何者? 私は、あなたの物語から生まれた。 あなたは、何から生まれた? 人間? ロア? それとも、それ以外の何か? 紙芝居屋[/話す]: わ、私だって知りませんよ! でも、私は最初から想いの力を 具現化することを考えていました。 手に持っていた本を読んで、 ロアを生み出すための仕掛けと、 その物語を知りました。 周囲の人に、私の事を聞いても 誰も知らなかったから、おそらく自分は ロアではないのだろうと…… そう、認識しました。 でも、確かに…… 私には、それ以外に何もなかった。 アイリスのロア[/話す]: 何もない? それを言っていいのは、あなたでは 無いのではないでしょうかねえ? ……ルチフェロ、けりをつけましょう。 紙芝居屋さえ消えれば、 私は、きっと、想いの力の…… ルチフェロがアイリスのロアに歩み寄る。 ルチフェロがアイリスのロアに向き直る。 ルチフェロ[/話す]: ……アイリス、もうやめよう? もう、わかっているのでしょう? 争っても、なにも変わらないって事。 ……アイリスも、紙芝居屋も、 自分が何ものかわからなくなってる。 わからない、というのは、 何がわからないのかもわからないこと。 正しい問いかけがあれば、 そこには正しい答えがふくまれる。 ○○、 あなたは、この二人に何を問う? 選択肢 何を問いかけよう: >ロアを生み出した理由は? >何故、想いの力の具現化を? >ロアを生み出した理由は? >何故、想いの力の具現化を?↓ アイリスのロア[-]: ……私は、本来私が行うべき 使命を引き継いだようなもの…… だけど、特に疑いもなく、 ロアは生み出されたがっていると 理解していた、信じていた。 そう、ロアを生み出した物語は…… 紙芝居屋[/話す]: (メモ:理由は?選択時、モーションなし) ロアを生み出す原型となった物語は、 私が持っていた本に描かれていたもの。 作者は、自分かと思ってましたけど、 先ほどの回想を見た限り、どうやら あの私たちによく似た女性…… の、ようですね。 アイリスのロア[-]: やっぱり、あなた……じゃ、ないのね? そう、なら、納得できる。 紙芝居屋[-]: ええ、今更白状するのは少し恥ずかしい のですけれども…… 私も、もう一人の私にも、 自分で物語を……ロアを生み出す元となる 物語を作り出す力は、無いんです。 ドラッキー[-]: えっ!? 今までに生み出したロアたちは、 一体誰が作り出した物語です? 小生、不勉強ですが、どの物語も 耳にしたことが無かったです。 紙芝居屋[-]: ……これは、あくまでも、推測です。 私が持っていた本に書かれていた、 メモ書きから推測した事です。 なんでもカウンターで、ルチフェロを 呼び出す前にあちらの私が言った、 思い出星の話……あの話は、唯一この アクロニア大陸に伝わる物語だという 事は確認できています。 アイリスのロア[-]: 他の物語は、あの本の作者が自分で 思いついて書いたか、記録が無いくらい 古い時代の物語を発掘したか……。 あるいは、この世界ではない、 遠い世界の物語を夢に見たか…… に、なるのでしょうね。 そして、あの本の作者は…… 紙芝居屋[-]: イリス、と呼ばれていましたね。 どなたなのかは存じませんけど、 私たちの使っていた、想いの力を…… ロアを具現化するための方法を 作り出したのも、この物語の原型を 書き上げたのも、きっと…… 存命中の、あの人だったのでしょう。 ドラッキー[-]: それは、どういうことです? 存命中って…… ルチフェロ[-]: それは、生きているあいだに、 ということ。 その本を見ればわかると思うけど、 侵略者とのせんそう……それは、 わたしのちしきの上では何百年も むかし、むかしの事…… ドラッキー[-]: ! 思い出したです。 ちょうど、この前学校で 歴史を勉強しましたです。 昔々、多くの国々が限りある資源を 巡って、お互いに戦争をして、 とても悲しいことになったって。 マイマイには、多くの飛空庭が 墜落したってきいたです…… 侵略者というのは、初めて聞いたです。 ルチフェロ[-]: いっぱんのひとには、知らされていない。 でも、一部のぼうけんしゃや、 いろんな国のえらい人は知ってる…… マイマイのいせきも、もとはと言えば 侵略者のおとしもの……だという話。 わたしの中にかってに知らされている ちしきだから、どこまで正しいのか はんだんはできないけれど。 たぶん、あっている。 アイリスのロア[-]: 私たちの原型になったであろう、 イリス博士……は、マイマイで? 紙芝居屋[-]: ……おそらくは、そうでしょうね。 あぁ、私ったら、なんておバカなの? 私が持っていた本に書かれていたのは 想いの力の具現化の調査レポートと、 誰かが実現したかったのだろう いくつもの物語。 だから、私は「想いの力の具現化」が 最も大切な事なんだ、ってずっと 考えてしまったんですね。 そして、私を基にして生み出された あなたも、ですよね? アイリスのロア[-]: つまり、あなたは……いえ、私たちは イリス博士と言う実在の人物の記録を 基にして生み出された、というの? 物語でもなく、みんなに知られていた と言うわけでもないのに!? そんなこと、あるわけが…… 紙芝居屋[-]: ロアを生み出すための紙芝居は、 あくまでも生まれやすくするため、 素早く結果を出すための儀式です。 その理論についても、この本に書いて 在った事をベースにしています。 そして、今ここに居る ○○さんのように 心の持つ力が大きな人であれば、 その人の心の中でロアの存在を 保つことすら可能です。 何百年もかけて、イリス博士と言う 遥か昔に亡くなってしまった人の 物語を語り続けた人たちがいたら、 もしかしたら…… ドラッキー[-]: なんで今なのか、ちょっとだけ、 こころあたりがあります。 小生や受付嬢は、アルマと言う…… 人の姿になった、モンスターです。 小生のような、人の心と姿を 持ったアルマが人の世の中に 現れたのは、割と最近…… 去年の、始めくらいからです。 ある方に聞いたら、世界がそういう風に 変わりつつあるから……だそうです。 紙芝居屋が目覚めたのは、 いつごろです? 紙芝居屋[-]: ちょうど、その辺りですね…… 一年くらいは、自分が何が出来るのか、 調査と準備をずっとやっていましたし。 ……あぁ、そう……ですね。 わたし、紙芝居を語るために、 色々な場所に旅に出るその時まで、 眠ったことも、おなかが空いたことも 一度もなかったような気が……します。 私は、彼女の幽霊みたいなもの…… なのでしょうかね。 ルチフェロ[-]: ……終わらせる物語は、これなのね。 わたしの「物語を終わらせる力」が 導いたのは、ロアを生み出す紙芝居屋の …… いえ、まだわからないわね。 ○○。 この物語における勇者にして、まれびと。 主人公にして、かんきゃくではなく 物語にとびこんできた、そこのあなた。 あなたは、この二人に何を問う? 何を伝える? 今、真実をしったであろうこの二人に。 選択肢 何を伝えよう?: >今、二人はどう考えている? >もう、争う必要はない >今、二人はどう考えている? >もう、争う必要はない ↓ アイリスのロア[-]: 私は、想いの力の具現化のためなら 何をしても、何を犠牲にしても、 前に進まなければいけないと ずっとずっと思っていた。 それが、ロアとしての存在意義だった。 他のロアにもそうしてきたというのに、 自分がそうだったと知るのは、 案外不思議な気分ですね。 紙芝居屋[-]: あの人は……イリス博士は、戦争を 終わらせて、その後の時代に、 人を幸せにするための方法を 探していたんですね…… その方法の一つが、守護者とやらの 開発で……もう一つが、ロアなどの 想いの力の具現化……ですか。 あべこべですね、私たち。 本来そこにあるべきだった、 人を幸せにするという目的を知らず、 手段であるはずの想いの力の具現化を ずっと追い求めていたなんて…… ドラッキー[-]: みんな、それが素晴らしい事だって。 誰かのために良い事なんだって、 そう思っていたですね…… ルチフェロ[-]: ○○。 あなたはおそらく、この物語…… 紙芝居屋アイリスと、アイリスのロアと、 遥か昔のイリス博士の物語に 幕を降ろすために選ばれた。 あなたがこの物語の主人公の一人である 事はまちがいないだろうけれど…… あなたの物語は、これだけではなく、 もっと、これからもさまざまな 物語に巡り会う…… ルチフェロ[-]: そして、あなたがここに居て、 あなたの心の中にまもられている限り、 わたしが終わらせたはずのロア達も やっぱり、終わることはない。 ……おそらくは、もう目覚めている。 プレイヤーに「リザレクション」のエフェクト。 プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。 ドラッキー[-]: 光が…… !? ○○!? プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。 ドラッキー[-]: いえ、あなたは……誰、です? プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。 アイリスのロア[-]: ……いくつもの相が、入れ替わる……? これは、始まっている……? プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。 紙芝居屋[-]: ……そんな!? ○○さん!? 何が……まさか、ロアに……!? プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。 暗転。暗いまま話している。 誰かの声: ……アを……から…… 別の誰かの声: このままでは…… に、なって…… 誰かの声: とりかえし…… 前に……星を…… 別の誰かの声: ……くす、というのですか…… 誰かの声: ……でしか、あの方を…… なら…… →なんでもクエストカウンターへ移動。 **ダウンタウン [#ibaaf36d] 西階段下にドラッキー。 ドラッキーに話しかける↓ ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: ……大丈夫です? あの時、あなたの姿が…… いえ、それはいいです。 まずは、受付嬢たちに顔を 見せてあげて欲しいです。 なんでもクエストカウンターで 話す、です。 →選択肢「どうする?」へ。 **なんでもクエストカウンター [#f6179157] 入り口少し離れたところにドラッキー。 ドラッキーに話しかける↓ ドラッキー[プレイヤーに向き直る /話す]: 大丈夫……です? 顔色がまだ良くないです。 無理はしないでくださいです。 受付嬢も、紙芝居屋も みんな心配してるですから、 受付で話を聞いたら、 今日はゆっくりするといいのです。 会話終了。 受付嬢の後ろに白黒紙芝居屋。 ※荷物が多すぎる場合 受付嬢、白黒紙芝居屋に話しかける↓ : (荷物がいっぱいだ…… 先に荷物を整理しよう) 会話終了。 ※通常 受付嬢、白黒紙芝居屋に話しかける↓ 暗転。BGMがウェストフォートのものになる。 明けると、プレイヤーが定位置で「ぐったり」モーション。 ドラッキー(崩れ落ちる)、ルチフェロ(所有者死亡)、紙芝居屋、アイリスのロアがカウンター前でそれを囲んでいる。 (情報待ち:ドラッキー:膝を付いて泣く?) (情報待ち:ルチフェロ:うずくまって顔を覆っている) プレイヤーが正座モーションになる。 ドラッキー[すすり泣く /*汗2]: (情報待ち:立って目元に手を当てる) ○○、 気が付いたです? よかったです…… ノーザンで倒れてしまった 事は覚えているです? あの後、みんなや、復活の戦士に 手助けしてもらって、ここまで 運んでもらったですよ。 あの時、一瞬だけあなたが 違う誰かに見えたような…… いえ、きっと、小生の気のせいです。 受付嬢[/話す]: おお、目を覚ましたか。 ノーザン地価でいきなり倒れたと聞いて 何があったのかと心配したぞ。 紙芝居屋[/話す]: ○○さん、 ご気分はいかがですか? ヘンな所、ないですか? アイリスのロア[/話す]: ……見た感じ、変化はないようですね。 ひとまずは安静、ですね。 ……あなたにも、たくさん迷惑を かけてしまいました…… 謝罪しても許されるものかは、 正直私にもわかりませんが…… 紙芝居屋[/話す]: あー、その、せっかく私たちは ○○さん達の ご助力もあって仲直りが…… 正確には、本来の目的を知って 争うことが無くなったわけですから、 ここで、あたらしい関係性をですね? ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:同上) …… ○○、 巻き込まれ主人公であることを もとめられ、それを自らえらんだ勇者。 あなたが、無事でよかった。 アイリスのロアがルチフェロに向き直る。 アイリスのロア[/話す]: あ……ルチフェロ。 そこは、私から説明を してもいいですか? ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:同上) ……うん。 アイリスに、まかせる。 ドラッキー[/話す]: あぁ、それはあの時 ○○が 倒れた原因です? 小生も、それは知りたいです。 アイリスのロア[/話す]: ……ありがとう。 アイリスのロアがプレイヤーに向き直る。 アイリスのロア[/話す]: あの……あ、なんだか、こうやって 敵意なくお話しするのは、 今までなかった様な気がする……。 選択肢 どう答える?: >世界を終わらせたりしない >そういう終わりもありかもしれない >世界を終わらせたりしない↓ [/話す]: 世界をそんなに簡単に 終わらせる気はない、と答えた。 ルチフェロ[/話す]: そうだよね。 ○○は、 やっぱりわたしの勇者だね。 だから、いつかわたしが魔王として 世界を壊そうとしていたのなら、 わたしの前に立ちふさがって くれなきゃだめなんだよ? >そういう終わりもありかもしれない↓ [/話す]: そんな終わり方も、案外 ありかもしれない、と答えた。 ルチフェロ[/話す]: そうだよ。 あなたの物語を決めるのは、 やっぱりあなただもの。 他の人がそれに付き合うかは 相手しだいだけど、自分のことだけは、 自分で決めていいんだもの。 だから、その時はわたしを呼んでね? ------- ルチフェロ[/話す]: しばらくは魔王としてのかつどうは おやすみするから、ちょっとの間 ○○のところで すごさせてもらうね? ルチフェロ[/話す]: だいじょうぶ。 長くはかからないと思うから、 ○○が たおれちゃうようなことはないわよ。 ……じゃぁ、お願いしていい? ルチフェロが「握手」モーション。 (情報待ち:着地して手を差し出す) 受付嬢[/話す]: ……うむ、本来は ○○の体に 異変があるようなら、 それを避けるべきかと思ったが…… 解決方法があるなら、いだろうさ。 受付嬢が紙芝居屋に向き直る。 受付嬢[/話す]: 嘘ではないだろうな、紙芝居屋? 紙芝居屋が受付嬢に向き直る。 紙芝居屋[/話す]: ……ええ、大丈夫です。 ○○さんは 何の問題もありませんよ。 信じていただいて問題ないです。 私は嘘はつかないんですよ? 受付嬢がプレイヤーに向き直る。 受付嬢[/話す]: ……紙芝居は嘘とは言わんか…… まぁ、架空の物語を一概に嘘と言うのは 味気ないことこの上ないから、 そこはその通りなのだが。 今までは……うむ、うっかりしていたり 忘れていたりはあったが、嘘はついて いないようだな。 受付嬢が紙芝居屋に向き直る。 受付嬢[/話す]: ○○に 関わることだ、嘘でしたー、で 済ませられるものではないからな。 受付嬢がプレイヤーに向き直る。 受付嬢[/話す]: では、始めるぞ。 ルチフェロ[/話す]: ○○、 みじかい間だけれど、 これからしばらくはよろしく。 おせわになるから、これ、あげる。 わたしと、おそろい。 えらんで……? 選択肢 どれを受け取る?: >ルチフェロの角(金) >ルチフェロの角(銀) >ルチフェロの角(白) >ルチフェロの角(黒) >ルチフェロの角(※) ルチフェロの角(※)を入手。 思い出のしおりを入手。 ◆ルチフェロ・ロアを入手。 各経験値1500を取得。 ルチフェロがアイリスのロアに向き直る。 ルチフェロ[/話す]: あと……アイリス。 また、ね。 白転。 →ダウンタウン(西階段下)へ移動。 **アップタウン [#ub5ced45] 中央西噴水前には誰もいない。 **ダウンタウン [#uf17ea06] 西階段下にドラッキー。 ドラッキーに話しかける↓ ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: なにか目的があって、そのために 前に進むことは、尊いことだと 小生は考えていたです。 でも、何が正しいのかって、 難しいことだったですね…… なんでもクエストカウンターで 話す、です? →選択肢「どうする?」へ。 **なんでもクエストカウンター [#m04b44bb] 受付嬢の後ろに白黒紙芝居屋。 受付嬢に話しかける↓ 紙芝居屋が受付嬢に向き直る。 受付嬢[/話す]: イリス博士と想いの力……か。 いや、なに。余の知らぬところでも、 様々な糸はつながる物だな。 何百年も昔の戦争の時代に、 後の世界の事を……未来を見つめた 彼の人物にとって、見えすぎるという 事は幸福だったのか、それとも…… いや、考えるのは止そう。 何よりも、まずはそなたの体のことを なんとかせねばならんのだからな。 それが済んだら、紙芝居屋。 次はそなたの存在が何なのかを じっくりと調べておきたいものだな。 紙芝居屋[/話す]: あはははー、それにしても、 私ってば一体何者なんでしょうね? 私の噂話をもとにして生み出された アイリス・ロアちゃんは、例外的でも ロアであることは確実ですが…… もしかして、私ってイリス博士の お化けだったり…… 受付嬢[/話す]: せんな。 そなたには魂も肉体もあるだろうに。 そもそも、イリス博士の記憶とやらも 持っておらんのであろう? 紙芝居屋[/話す]: なんですよねぇ…… あぁ、私ってなんてフシギ極まりない 登場人物なのでしょう? ……なんて言っても、今更ですね。 私の正体が何であれ、やってきたことに 変わりはありませんし。 色々な人達や、生み出してきた ロア達に対する責任はきっちりと 取らないと……ですね。 間。 受付嬢[/話す]: まぁ、当分の間はここでタダ働きでも してもらうとしようかな。 ロア達も安定化すれば、勝手に働き口を 見つけてくる奴もいるだろうが、 なんなら仕事を紹介してもいい。 ……案外、なんとかなるものさ。 以下通常台詞に接続。 紙芝居屋、アイリスのロア(黒い紙芝居屋)に話しかける↓ 紙芝居屋、アイリスのロアがプレイヤーに向き直る。 紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]: いやぁ……参りました。 私は何をしてたんでしょうね。 それが大事なものだっていうのは わかっていたのだけれども、 何故大事だったのか…… 一番初めのきっかけが、 抜け落ちていただなんて。 アイリスのロア[/話す]: ……私はロアを生み出すことだけが 正しいことだと思っていたんです。 うふふふ……今考えれば、 目的と手段が入れ替わって、 目的を見失っていたのですね。 まるで、私やもう一人の私は 間抜けなキカイみたいなものでした。 私たちが生み出したロア達は、 思い悩み、自分の道を探していたと 言うのにねぇ……お笑い種です。 紙芝居屋[/話す]: とはいえ、今更ここで悩んでも しかたないのですよ! やっちゃったことはもう戻りません、 なら、これから先をどうするか 前向きに考えましょー♪ まず、急ぐべきなのは…… ○○さんの…… 体の中にいるロア達と、想いの力が 暴走しないようにする方法を 見つける事、ですね。 アイリスのロア[/話す]: ○○……さん。 なんだか、ついこの前まで 敵だと思っていた人に呼び掛けるの、 なんだか照れますね…… あなたは、何としても助けます。 私たちのしたことの責任は…… 絶対、片をつけないといけません。 会話終了。