憑依システムとは†
憑依システムとは、装備品に憑依することで装備品の装備者と行動をともにできるシステムです。
憑依することにより、通常のパーティープレイとは異なった形態で他のキャラクターをサポートすることができる。
また、装備品は耐久減少する恐れがなくなる。
※マリオネットにのりうつる事を憑依と呼ぶ事もあるが別システム→マリオネットを参照
※またこれとは別にたまいれという心憑依というものがあるがこれも別システムである→たまいれを参照
憑依の条件†
- 自分の装備している装備品に憑依してそれを装備してもらうか(自己憑依)、もしくは他のキャラクターが装備している装備品に直接憑依する(直憑依)二通りの方法がある。
- 憑依することができる部位は右手、左手、上半身装備、胸の計4箇所うちのいずれかで、そのうち3つまでならば同時に憑依することができる。(宿主と憑依者x3を含め4人パーティーが1人として行動することが可能)
憑依の利点と憑依時の行動†
- 憑依している間、憑依者は街の中にいるのと同じHP/SP/MPの自然回復状態になります。
- 憑依した装備品の耐久値が減少しなくなります。
- 憑依関連のスキルの恩恵を受けることができます。
- 憑依主と憑依者のLv差が一定以上だと憑依者のステータスが増減します。→ステ補正詳細
- 増減するステータス種は、ATK/M.ATK/S.HIT/L.HIT/DEF(左右両方)/M.DEF(左右両方)/S.AVOID/L.AVOID/HP/MP/SP/クリティカル率/クリティカル回避率/HP,MP,SP回復率/M.HIT?/M.AVOID?
- 各エキスパート職で覚えられる「~の魂」というスキルを持っている場合のみ、憑依者は宿主に対して以下の補正を与えることができます。
- 憑依者のパッシブスキルの影響を除いたステータスの値に対して、上記の割合で宿主の能力が向上する。
- STR等のステータス ASPD/CSPD/PAYL/CAPAは変化しない。
- 武具強化やイリスカードによる上昇分も、この憑依LV差ステータス補正の対象になります。
- アイテムに憑依したまま、ログアウトした場合、そのアイテムを装備しているキャラクターには、憑依アイテムの効果(耐久値減少なし、スキル○○○の魂によるステータス上昇)が適用され続ける。
- どの部位に憑依しても、職業や装備に関係なくスキルやアイテムの使用でサポートが可能。
- 憑依者が憑依状態でログインしている場合にとれる行動は、スキルを使用すること(一部制限あり)と、アイテムを宿主へ使用することの2つ
- 憑依者がスキルを使用した場合、消費SPやMPが非憑依時(通常時)の2倍となります。
- 憑依者がスキルを使用しても、詠唱反応するモンスターに詠唱反応はされません。
例:(フェンサーAにフェンサーBとウァテスとシャーマンが憑依している場合)
フェンサーAが通常行動により敵を攻撃している最中、
フェンサーBはスキル「ライトニングスピア」などを放ち、
シャーマンが魔法で追撃し、ウァテスがスキル「ヒーリング」でフェンサーAを回復する、
といったプレーが可能となる。
憑依時の戦闘と経験値入手†
- 憑依者の攻撃で敵にダメージを与えた場合、全て宿主がダメージを与えたものとして処理されます。
- 憑依状態で戦闘が行われた場合は、憑依者の攻撃も含め倒したモンスターから得る経験値は全て宿主のものとして計算されます。憑依者に経験値の一部が譲渡されるわけではありません。
- 憑依者が倒しても宿主が倒したことになるため、通常の憑依では憑依者の受けている討伐クエストなどは完了できません
- 憑依者が、知識スキルを取得していたりアイテムドロップ率上昇アイテムを使用していても、宿主が攻撃した物と見なされるためその効果は発揮されません。
- 憑依者には宿主の得られる経験値の一部を憑依経験値として得ることができます。
- 憑依経験値は、通常の経験値取得とは別に追加で得られる経験値です。
- 憑依武器が宿主に装備された状態で戦闘が発生すると、憑依者のログイン・ログアウト状態に関係なく経験値を得ることができます。
- 憑依経験値は宿主が本来手に入れる経験値で計算されます。例えば経験値1.5倍アイテムを使用して宿主が通常の1.5倍の経験値を得たとしても、憑依者経験値は1.5倍にはなりません。
- 憑依経験値は戦闘で得られる経験値のみ反映されます。クエスト報酬で得られた経験値からは憑依経験値は得られません。
- 憑依経験値は宿主と憑依者のLv差によって変化します。
憑依者Lv - 宿主Lv | 憑依経験値 | ステータス増減 |
101以上 | 60% | 0.2倍 |
91~100 | 50% | 0.4倍 |
61~90 | 40% | 0.6倍 |
31~60 | 30% | 0.8倍 |
30~-30 | 10% | 補正無し |
-31~-60 | 0.5% | 1.2倍 |
-61~-90 | 0.1% | 1.4倍 |
-91~-99 | 0.01% | 1.6倍 |
-100以下 | 0.001%? | 1.8倍 |
- 例1:Lv100の憑依アイテムをLv20の人が使用した場合、差は+80なので憑依経験値は40%、魂によるステータス補正が0.6倍される。
- 例2:Lv20の憑依アイテムをLv100が使用した場合、差は-80なので憑依経験値は0.1%、魂によるステータス補正が1.4倍される。
- 憑依者と宿主がパーティーを組んでいる場合は、パーティーによる経験値の分配(※別項参照)やパーティー対応討伐クエストの討伐数共有は通常通り行われる。
- この場合の憑依経験値は、宿主に分配された経験値で計算されます。
憑依者の受けるダメージ†
宿主がダメージを受けようとした場合、一定の確率で憑依者がダメージを受ける事(これを貫通ダメージと呼ぶ)があります。
ダメージの条件は以下の通り
憑依のヒント†
- 憑依者がダメージを肩代わりする機能は、憑依者がオンラインでないと発生しません。しかし、装備品の耐久値が減らないという恩恵は残ったままです。そのため、武器などダメージを受けやすい部位に憑依する場合はログアウトした方がいいこともあります。
- 憑依中でもスキルを使用すると武器の耐久度が減少します。(ヒーリングやホーリーライトで確認)
また、憑依中に死んでしまった場合も通常と同じように一定確率で装備品の耐久度が減少します。
(装備品の耐久値が減らないのは憑依中の装備品のみ)
- 憑依状態でログアウトし、同じキャラクターで再びログインしても憑依状態は解除されません。
- 憑依状態でログアウトし、別のサーバでログインしても憑依状態は解除されません。
- 憑依状態でログアウトし、同じサーバの別のキャラクタでログインすると憑依状態が解除されます。
- 自分のアイテムに憑依中、誰にも拾われない(地面に置いてある)時には24時間で憑依状態が解除され、通常キャラクターに戻ります。その場合、ログインしていなければその場で消えます。
- 自分の持っているアイテムに憑依されているかいないかは装備ウィンドウ(Ctrl+Q で出ます)で確認できます。背景が赤っぽくなっている物が憑依装備です。
- 見ず知らずの人に勝手に憑依されたくない場合は、自分を右クリックして「設定」を選ぶことで他人からの憑依の許可/不許可が選択できます。
- 見ず知らずの人に勝手に憑依されてしまった場合は、自分を右クリックして憑依解除を選ぶことで憑依をはずすことができます。
- 憑依されている武具を装備解除する(装備ウィンドウでダブルクリックしたり、別の装備を選択する等を行う)と、道端に転がっている憑依装備の場合は足元に落ちてしまい自分の武具に憑依されている場合は憑依が外れてしまいます。
- そのため、魔法を唱えるときは杖を使いとどめを刺すために鈍器を使うという使い方は難しいと思われます。
- 憑依者がレプリカを含む盾を装備している場合、貫通でGUARDが発生します。
- イベント憑依(杏)などで姿が変わっている場合は憑依できる装備がない状態と判断される
- 自己憑依と他人からの直憑依はできなくなる。他人の装備に直接憑依と憑依装備を拾うことは可能。
憑依関連のスキル†
憑依者 |
スキル名 | 効果 | 使用可能職種 |
○○○の魂 | P | 憑依者のステータスのいくらかを宿主に加算する | 全エキスパート職 ジョーカー |
アタックアシスト | A | 一定時間宿主の攻撃力に憑依者の攻撃力も加える。 | BPエキスパート ブレイドマスター |
クリティカルアシスト | A | 宿主の次の通常攻撃がクリティカルになる。 | BPエキスパート |
ディフェンスアシスト | A | 一定時間宿主のダメージの何割かを肩代わりする | ナイト |
プロヴァイド | A | 自分が憑依している対象に自分の知識効果を一定時間反映する。 | セージ |
危険回避 | P | 憑依中の貫通攻撃を受ける確率を低下させる。 | セージ ギャンブラー トレジャーハンター |
憑依速度上昇 | P | 憑依にかかる時間を短縮させる。 | ドルイド |
宿主 |
スキル名 | 効果 | 使用可能職種 |
プロテクト | A | 効果時間中、憑依者のダメージを肩代わりする | ナイト |
オーナメントプロテクト | P | 胸に憑依者がいた場合、憑依者への攻撃を宿主がダメージを肩代わりする | ゆりかごのペンダント |
ソウルプロテクト | A | 憑依解除効果スキルの解除効果をこのスキル効果時間中無効にする。 | ガーディアン |
憑依にも影響のあるスキル†
攻撃(MOBが使用または対人) |
スキル名 | 効果 | 使用可能職種 |
マジックサイレンス | A | 対象の宿主・憑依者を沈黙状態にする。 | ウィザード ウォーロック |
魂抜き | A | 対象の宿主の憑依者を一定確率でアンデッド状態にし、憑依状態を解除する。 | ネクロマンサー |
一閃 | A | 範囲内の対象の憑依状態を一定確率で解除する。 | バウンティハンター |
回復・補助 |
スキル名 | 効果 | 使用可能職種 |
エナジーバリア | A | 周囲のプレイヤーと憑依者に防御力・防御率上昇状態にする。 | ソーサラー |
マジックバリア | A | 周囲のプレイヤーと憑依者に魔法防御力上昇状態にする。 | ソーサラー |
サルベイション | A | 憑依者も含め基本的な状態異常をすべて一定確率で回復。HPも回復する。 | カーディナル |
イリスカードと憑依†
- 憑依者のイリスカードアビリティ(魂計算時)
- 憑依者がログイン中は魂スキルの計算式に憑依者のイリスカードアビリティにより上昇したステータスが、反映される。
- 憑依者がログオフ中は魂スキル計算式に憑依者のイリスカードのステータス上昇は反映されない。
- 憑依装備のアビリティ(自己憑依時)
- イリスカードのアビリティは憑依とは関係なく装備自体についている
そのため憑依者とその自己憑依を装備している宿主の両方にアビリティベクトルの効果がでる
- スロットロックされていない自己憑依装備の場合はカードのアビリティは効果が出ない。
DEMと「魂の器」†
- DEM種族は基本的に憑依が行えない。
- 他種族の自己憑依装備を拾うことができてもフォームチェンジ時には解除される。
また基本的に自己憑依、直憑依ともに行うことができない。
- 魂の器
- 一部DEMパーツには「魂の器」と呼ばれる機関があり、そのパーツに限り
フォームチェンジ中のDEMを除いた他者を憑依させることができる。
- 魂の器内蔵DEMパーツ:「セット・キマイラフォーム」
憑依カタログ†
- 自キャラクターを右クリックし、憑依‐憑依カタログと選択すると、現在のMAP内にある憑依アイテム一覧を見ることが出来る。
- 「右手」「左手」「胸アクセサリー」「鎧」の部位ごとに表示され、表示されている装備をダブルクリックすると、
その装備の位置情報がガイドとミニMAPにて表示されると共に、憑依者のBaseLv及びスキル「○○○の魂」によるステータス上昇値が表示される。
- 表示される値は魂による上昇値のみで、イリスカード・強化による上昇値は表示されない。
憑依落ちと使ってもらいやすくするために†
- 装備に憑依した状態でログアウトすることは俗に「憑依落ち」と呼ばれます。
- 憑依落ちで残した装備を他のプレイヤーに使ってもらうことで、
憑依者自身にも経験値が入り、装備を利用した人も、戦闘が楽になるという形で互いに利益を得ることができます。
- 憑依落ちする時はアクロポリスシティ、ダウンタウンの北側の広場を利用する。
- 16/2/11現在、ゲーム内では、ダウンタウンの北部の開けた場所で憑依落ちする人が多く見られます。
- 古くからプレイヤー達の間で憑依落ちの集合場所のように利用されている場所で、ここで憑依落ちすることで、他の場所で憑依落ちするよりも、より利用してもらいやすくなります。
- コメント欄もしっかり利用する。
- 現在のゲーム内では「自分」で使うために、「自分」で用意した憑依用キャラクターに憑依させた憑依装備も存在します。他人に協力を仰ぐぐらいなら自分で用意したほうが早いという意図の下用意する者もいるということです。
これらは「私用」とコメントされているものが主に該当しますが、そういったコメントがされていない場合も多々あります。
- 「私用」とコメントされた憑依装備は持ち出し厳禁です。ですが書いてないからといって勝手に持ちだした結果、それが実際は私用だったというケースもあります。
- 憑依落ちする際、上記憑依カタログ等で上昇するパラメータ等は一見して判断することができますが、
それを他の人への支援か、自分のためなのか、使っていいかどうかはコメント以外に判断のしようがありません。
- せっかく憑依落ちしたのに、誰も使ってくれない。というのは「自由に使っていいか?」が不明なために使うわけにいかない、というのが主な理由です。
- 反対に自分で使うために用意したのに勝手に持って行かれて迷惑だ、というのもこれが理由となります。
- 自分で使う場合も、必ず「私用」コメント欄に書き加えておくと、持って行かれにくくなります。
- また、一部のコンテンツでは三次職になっていないキャラクターが憑依した装備を持ち込めない場合もあります。
- これらを避けるためには「二次魂」「三次魂」などと書き加えておくと、利用する人も判断がつきやすくなり、憑依者側も2次職では入れないコンテンツの入り口で放置されるということが少なくなり、余計なトラブルを招かずに済むかもしれません。
- また、STR>DEXなどの様にコメントしておくと、その装備に憑依した人はステータス配分がSTR、DEXの順に高い事を一目で表す目印となり、利用者側も選びやすくなり、結果として使ってもらいやすくなります。
- 「使用後はダウンタウンまで」等のようにコメントしておくと、良心、常識のあるプレイヤーなら、ちゃんとそこまで返してくれます。
変な所に放置されるのが嫌なら、自分がどこに戻して欲しいかもしっかり明記するといいでしょう。
- 一々コメントを打つのは面倒だ、というかもしれませんが、憑依時のコメント欄をしっかり記載することで、憑依落ち、憑依装備の利用の双方が利用しやすくなるので、面倒でも記載する事をお勧めします。
外部リンク†
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