共通会話
【タイ兄さん】 あーめんどくさ……お、ええとこに来たな ○○。 こまかい仕事があるんやで。 ちょいと……
【???】 誰かいないのかー! ここで雇ってほしいんだけどー?
【タイ兄さん】 ……なんや? 売り込みかい。珍しい。
【クリムゾンバウ】 勝手に上がらせてもらうぜ。 アタシはクリムゾンバウ、よろしくな! 早速だけど、アタシを雇ってくれよ。 ここ、アルマを雇ってるんだろ?
【タイ兄さん】 誰に聞いたんや?
【クリムゾンバウ】 ちょっと鼻の効く奴なら知ってるよ。 他にもあるみたいだけど、調べた感じ ここが一番面倒くさくなさそうだったからな。 学校とかじゃ、あまり稼ぎにならなさそうだしさ。 で、どうなんだ? 腕に覚えはあるぜ。
【タイ兄さん】 ま、ええで。ただし、お前がどんだけ使える奴か こっちにも試させてもらわんとあかんけどな。 しばらくは試用期間ってこっちゃ。 それでええか?
【クリムゾンバウ】 かまわないよ、すぐ登り詰めてやるよ。 ……で、そこにいるのはアルマ……じゃないよな?
【タイ兄さん】 こいつはそこそこベテランの冒険者で、 ○○って言うんや。 とりあえず、しばらくの間はお前の監督役で、ええな? ……ちゅーことで、見極めはまかせたで。
【クリムゾンバウ】 はは、よろしく! 冒険者は手ごわい奴多いから、味方にすれば頼もしそうだな。 ……ま、油断してっと追い抜いちゃうかもしれないけど。
【ホワイトファング】 自分の能力に自信があるのは良いことですが、 あまり組織の和を乱すような事は謹んでいただけると ありがたいですね。
【クリムゾンバウ】 まぁ、硬い事いう……ん? オマエ、その感じだと北の方にいる群れの奴か? おー、同族っぽいのがこっちに来てたのかよ! よっし、何かあったらアタシを頼りな! あ、でもこっちだとオマエの方が先輩なんだっけ。 まぁ、細かいことは気にしないでいっか!
【ホワイトファング】 あ、ええと……まぁ、悪い人ではないかも しれないけど……まずは、よろしく。 ○○、クリムゾンバウの事、 よろしくお願いしますね。
【ヤタガラス】 ほう、腕に覚え有り……か。 イキが良い奴が来たな、歓迎すべきことだ。
【クリムゾンバウ】 んん? オマエ、なんか偉そうなこと言ってるけど何様? 見かけ倒しじゃなきゃ良いけどなぁ。
【ヤタガラス】 何、ただの居候さ。 しかし……見かけ倒しかどうか、 実際に試してみないとわからんか?
【タイ兄さん】 じゃれ合うのは外でやれや。 それにしても、勝手に入ってくるってーのはちと 頂けんな……って、誰もおらんかったか?
【クリムゾンバウ】 下の所、いつもはなんか錆びたポンコツが置いて あったみたいだけど。さっき来たときには 何にもおいてなかった。
【タイ兄さん】 あれ。 ガイドマシーンの奴、下にいるんとちゃうんか?
【オリヴィア】 大変、大変、大変ですー! 先輩、事件です! 大事件です! 完成したばかりのマリオネット素体が……。 行方不明になってしまいましたっ!!
【クリムゾンバウ】 なんだ、このうるさいメガネ?
どうしたの?
→その服可愛いね
【オリヴィア】 あ、わかります? さっすが先輩、お目が高い! これはですねー、最近発売された新ブランドの品でして。 ストリートシャツとストリートボトムス、それぞれ紫のタイプです! 合わせて、足元もカジュアルスニーカーの赤でコーデしてみました♪ そろそろ暖かくなる頃ですし、お散歩するにもこれくらいの薄着で 問題ありませんからね! ……さすがに、ノーザンに行くときにこの格好は厳しいでしょうけど、 今の所まだ研究旅行の申請に許可降りてませんので!
→素体がなくなった……?
【オリヴィア】 そうなんですよー! もう、どこ行っちゃったんだか わかんなくて……!
【クリムゾンバウ】 さがしゃ良いじゃん。 何言ってんだこのメガネ……?
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【クリムゾンバウ】 で、その何とかがなくなったってのは 別にもう気にしなくていい話題なのか?
【タイ兄さん】 ふむ……で、そのマリオネット素体とやらは 自分でどこかに行くようなことはあり得るんか? ……まぁ、中身がなければただの人形。んな事ないわな。 保管と管理が甘かったんちゃうか?
【オリヴィア】 鍵はかけていないけど、そもそもこのラボの中でしか 使っていない物です……普通あり得ませんよ!? 後は、誰かが持っていったくらいしか思いつかなくて……
【クリムゾンバウ】 それに関していえば、ここの警備はザルだね? 何せ、ここに来るまで誰にも呼び止められなかった。 誰か盗みに入ったってわかりゃしないんじゃん?
【タイ兄さん】 依頼人が来ることもあるさかいな。 つか、そーゆー対応は全部ガイドマシーンが……って、 あいつがおらんのが悪いんちゃうか?
【クリムゾンバウ】 なんだ、そいつが悪いのか?
【オリヴィア】 そんなわけあるわけないじゃないですかー。 ……そういえば、ガイドマシーン先輩見ませんね、今日。 何処かにお出かけですか?
【ヤタガラス】 俺も、見ていない。 まぁ、ガイドマシーンにも一人散歩に行くことくらい あるだろうし、気にするようなものでもないと思うが。
【ホワイトファング】 誰かの付き添いで現場に向かっている、 と言うのは無いのでしょうか?
【タイ兄さん】 無いな。ガイドマシーンの派遣はワイが指示せんかぎり 基本的にやらんからな。 困ったもんやで……。
【オリヴィア】 あ、そうだ! こんな時のために、発信機~♪ 以前修理するときに無線機とセットで仕込んでおいたのが こうまで役に立つとは……って、あれれ? 現在位置が消えてる……発信機無効化されてますよ? 無線機もです!
【クリムゾンバウ】 ……なぁ、このかんぱにー、身内に発信機とか 無線機仕込むのか? 信頼なさすぎだろ。
【ホワイトファング】 そういえば……。この前は、それで危機を脱していたから あまり気にしていませんでしたけど、ガイドマシーン以外に そういうものがつけられたという話は聞きませんね。
【オリヴィア】 そりゃ、ガイドマシーン先輩はロボですから。 付けられるオプションパーツは付けますよー。
【クリムゾンバウ】 うーん……人間の世界ってのはまだ分かんないこと 多いなぁ。ま、いっか。そういうもんなんだな。 で、そのガイド何とかが見つからないってことか。
【ヤタガラス】 むっ!このかんぱにーはそれなりに広大だ。 まずは中を探してみてもいいのではないか?
ガイドマシーンを……
→探してみよう
【タイ兄さん】 いや、ちと細かい仕事があるんやが……
【ホワイトファング】 でしたら、それはわたしとシナモンでやっておきます。 どちらにせよ、外に出る予定でしたし…… それでいいですか?
【タイ兄さん】 ああ、それでええ。ちゃちゃっと終わらせてや。 資料は……えーと、どこや、ガイドマシーン? ……が、おらんのやった。ああ、めんどいな。 お、これやな、ほれ。
【ホワイトファング】 わたしたちも、外で見かけたら声をかけるように しておきますね。中で見つかればいいんですけど。
【タイ兄さん】 ……おったか?
【ワルキューレ】 いないわよ? というか、ついにガイドマシーンに愛想つかされたの? まぁ、あなた人徳ないものね。
【タイ兄さん】 この敏腕経営者の人徳を見抜けんとは、目が節穴やで。 それはないと思うがなぁ。 で、マリオネット素体も発見できずか?
→条件分岐不明
【オリヴィア】 結局発見できずです…… ただ、部屋が荒らされた形跡はないので……
【アスモデウス】 内部のことをよく知っている者の犯行、 と言う可能性が強いという事ですわね?
【ワルキューレ】 アスモデウス、あなた、最近素体を壊して 勝手に乗り換えたりとかしてない?
【アスモデウス】 そんなことできたらとっくにこの体から…… あ、出る理由がどこにもありませんわね。
→条件分岐不明
【オリヴィア】
結局発見できずです…… 外のみんなにも聞いたんですけど。
【タイ兄さん】 待て、お前クリスタルにこのこというたんか!?
【オリヴィア】 当然じゃないですか! そもそも、ガイドマシーン先輩の修理の時は ブリキングさんとかアルカナハートさんにも 助言いただいてるんですよ? それに、マリオネット素体だって一応はギルドの備品。 経理のギーゴさんに申請書とか出してますよ!?
【タイ兄さん】 書類……そんなものが、このかんぱにーに……
【サイクロプス】 あたししってる、これってあれだよね。 どんぶり勘定ってやつ!
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【オリヴィア】 マリオネット素体もそうですけど、ガイドマシーン先輩が 居なくなったのは何かありそうな気がします。 先輩、これって事件じゃないんですか!?
【タイ兄さん】 ええ?事件?嘘やろ……。 ガイドマシーンもそのうち帰ってくるやろし。
【ヤタガラス】 その油断は、いつか決定的な悲劇を招く。 くれぐれも、気を付けることだな……
いや、それは流石に……
→外部に捜索依頼を出しては?
【サイクロプス】 さんせー! 師匠もなんか気になるみたいだし、ガイドマシーンが 迷子になっちゃってたらかわいそうだもんね!
【オリヴィア】 私も賛成ですね。 これ以上かんぱにー内部を探しても無駄足になりそうですし、 本当に事件だった場合はしかるべきところに……
【アスモデウス】 その辺はお任せしますわ。 ガイドマシーンも心配ではありますけど、 私たちの予備のボディにもなるマリオネット素体が 消えてしまうというのは不安ですし。
【ワルキューレ】 そんなに心配するようなものなのかわからないけど、 ○○の言う事にも一理あるわね。 外は広いもの、この人数だけでは手が足りないわ。
【タイ兄さん】 んー。面倒やなぁ……でも、ガイドマシーンおらんと 仕事が更にめんどいなぁ。しゃーない、外に頼むか…… ただ、お前らも探しに行くんやで。先に見つければ 依頼料の手続きとかせんでええからな。
【ワルキューレ】 で、探せって言うけど、あの外装を探せばいいの? 似たような奴は街中に何体もいるけど……
【オリヴィア】 あー、ガイドマシーン先輩、見た目は確かに 街中のガイドマシーンと同じですけど、中身はあれで かなり高性能なワンメイクものなんですよー。
【ワルキューレ】 あの中身が? ……まぁ、いいけど。変わってるわね。 この世界は、まだよくわからないことが多いわ……
【ヤタガラス】 確かにな。 まぁ、それも楽しい事と思えばいい。
【サイクロプス】 あたし、ししょーと一緒に行く! ……あ、伸ばさない伸ばさない、師匠。ししょー。 ……あれ、どっちだっけ?
【クリムゾンバウ】 よっし、で、どんな奴なんだいそのガイド何たらって。 後、そこのメガネが言ってる何とか素体ってのも…… 匂いか見た目かわかりやすい資料がほしいんだけど。
【タイ兄さん】 ○○、新入りと組んで動きや。 後はアスモデウスとワルキューレが組めばええ。
【アスモデウス】 えっ!? ○○様とではなくてですか!?
【ワルキューレ】 ふふっ、並んだらあなたの方が年上に見えるかしら。 よろしく頼むわね、アスモデウスおねえちゃん♪ 妙なしくじりをしたら……ふふっ。
では……
→捜索開始!
【クリムゾンバウ】 ガイドマシーンってさ、その辺で道案内してる あのずんぐりむっくりしたアレ? アタシたちが探す奴は、何か他と違いがあるのか?
古びたガイドマシーンについて、 知っている限りのことを説明した。
【クリムゾンバウ】 つまり、他のガイドマシーンと違って見た目が ちょっと錆びてて古めかしい感じで、喋りが 妙に流暢な奴を探せばいいんだな。おっけー。 それにしても……オマエ、えっと……、 ○○って言ったっけ。 他にもなんかわかんない奴はいたけど、アルマの居場所に なんでオマエみたいなやつがいるんだ? あ、一応言っとくと、ケンカ売ってるわけじゃない。 アタシ達だって群れを作る。人間が群れを作るのは知ってるし それがアタシたちの知ってるものよりでかいのもわかる。 だから、逆に気になったんだよな。
タイ兄さんにスカウトされてかんぱにーに所属している 事を説明し、アルマ以外もいることを補足しておいた。
【クリムゾンバウ】 へぇ、なるほどね。 てっきり、アルマを集めてるって言うから 人間の世界でのし上がったアルマが作ったんだと ばっかり思っていたけど、それだけじゃないんだな。
ところで、クリムゾンバウは……
→何の目的でかんぱにーに?
クリムゾンバウがかんぱにーを訪れた 目的は、仕事と収入を得るためなのか、 それとも他に何か意図があるのかを聞いてみた。
【クリムゾンバウ】 収入も寝るところもそうっちゃそうだけどさ、 もっとでかい目的があるんだよ。 アタシの生まれは割とでっかい群れだ。 そこで群れの一番になったから、次はもっと大きい 群れの頭張りたいと思うのは当然だよな? 人間って、でかい群れ作るだろ? 実際、このアクロポリスなんてアタシの群れの 何十倍大きいんだか分かりゃしない。 なら、ここでも頭張ろうって気になるじゃん。 アルマなんて言う、面白い身体になれたんだ。 人間の群れと、元々のクリムゾンバウの群れ、 どっちでも頭張ってやらなきゃ生まれた意味がないね。
→人間は怖くないの?
アルマとして、人間は怖い存在なのかも しれないけれど、クリムゾンバウは どう考えているのかと聞いてみた。
【クリムゾンバウ】 怖い? はっ、関係ないね。 そりゃ、アタシより強い奴だってたまにはいるさ。 だけど、アタシの方が強いことだってある。 なら、お互い様さ。痛い目見ることもあるし、 見せることもある、どっちが強いかが問題なだけで、 怖いとかはないね。 いつかこっちの世界でも自分の群れを作って、 てっぺんとるくらいはしておきたいしね。 なら、同族だけじゃなくて人間を群れに組み込んで 従わせることだって必要だろ?
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【クリムゾンバウ】 だから、かんぱにーに来たのさ。 人の群れのことを知っておかないとダメだからな。 さて、さっさとそのポンコツ探して帰ろうぜ。 よう、そこのちびっ子! こういう奴知らないか?
【エコ】 あのさびさびでつるつるでカチカチの人? うーん、さっき見たような気がする……
【クリムゾンバウ】 お、ほんとか? 役に立つ情報だったら後で飴やるぞー。
【エコ】 えっとねー。 でっかい帽子かぶった人とあっちを歩いてたけど、 ミニーとお使い行く前だったから……
【クリムゾンバウ】 もうこっちにはいないかも、か。 まあ仕方ないか、でっかい帽子……ね。 まずはこの飴で勘弁な、残りは今度またな!
【エコ】 知らないおねえちゃん、ありがとー!
【クリムゾンバウ】 おう、それっぽい情報を一つ。 あてになるかはわからないけど……。
【ジョーカーのお兄さん】 あっ、そこにいるのは、我が友 ○○じゃないか! ちょっといい? 元気してた!?
【クリムゾンバウ】 おっと、あっちも聞き込み中か。 話が終わるのを待つとしようかね……って、あれ?
【ジョーカーのお兄さん】 ……と、言うわけなんだよ! え、ガイドマシーン? あ、ごめんごめん、話題がずれちゃった。 最近、ずいぶんと話しやすくなったよねあいつ。 日課みたいにあいさつしに行くんだけどさ、 以前は結構喋り方に不自然なところがあったんだけど、 最近ずいぶん言葉も滑らかになったし。これは毎日の 会話の影響かもねー。ずいぶんと聞き上手になってさー。 あれ、さっき後ろにいたちょっとワイルドな感じの 可愛い子はどうしたの? いや、さっきこっちに手を振っていたから、もしかしたら 俺にキュンと来ていい感じなのかもとか、理知的に話す あの人かっこいいと思われているのかなとか…… まぁ、何かわかったら連絡するよ。 また何かあったらよろしくな!
クリムゾンバウを見失ったようだ……。
仕方ない
→……一度、かんぱにーに戻ろう
【タイ兄さん】 おう、もどったか……って、まだ半分くらい 帰ってきとらんのやな。 ○○、新入りどうしたんや?
聞き込み中にはぐれてしまったことを タイ兄さんに説明した。
【タイ兄さん】 まぁ、お前だけを責めるのも筋違いやが……。 困ったもんやなぁ。
【ヤタガラス】 まぁ、話を聞くかぎり、連絡しようとした形跡は 見え隠れする。不真面目というわけではなかろうさ。
【サイクロプス】 師匠、クリムゾンバウちゃんの事けっこう 高くかってるんだねー?
【ヤタガラス】 強気なことは決して悪いことではない。 自信を持つことも、時には必要だ。 サイクロプスも、もう少し自分に自信を持って いいと思うんだがな。
【クリムゾンバウ】 おう、戻ったぞ。 ○○とはぐれちまったけど……。 お、もどってやがったか、よしよし、 探す手間が省けた!
【タイ兄さん】 どやった? 独断専行は感心せんが、結果出たなら別やで。
【クリムゾンバウ】 ばっちり、見つけた! 他のガイドマシーンは決まった場所から動かないからな、 人間と歩いてるやつなんてそうそういないだろ。
【タイ兄さん】 ……マリオネット・エレキテルと見間違えたとか ゆーたら喜劇やけどな。で、どんなんやった?
【クリムゾンバウ】 こう、ちょっと錆びてて、たまに煙吹いて……
【タイ兄さん】 あ、それあっとるわ。 続けてや。
【サイクロプス】 確かに、たまに煙ふくもんねー。
【クリムゾンバウ】 なんか妙な人間と一緒に歩いてたぞ。 つがいなのかも知れないけど、仲良さそうだったな。 あ、人間は女な。なんか堅そうな服だった。
【ヤタガラス】 ふむ、武装した女、ということか。
【クリムゾンバウ】 女の方が「イストー岬を越えて、海岸の方」に行くって 話してたから、急いでこっちに戻ってきたってわけ。
【タイ兄さん】 なんや、それなら連れ戻してくれとったら 面倒がなくてええのに。
【クリムゾンバウ】 探してこいとは言われたけど、連れ戻せって 依頼は受けてないからな。それに……、 出来るだけ獲物は高く売りつけないとな!
【タイ兄さん】 しっかりしたやっちゃな。 ええで、こっちの都合に合わせてくれるわけやないけど、 実力がある奴は歓迎するで。採用や。
【クリムゾンバウ】 よっし、先ずは目的達成。
【タイ兄さん】 ちょいまっとき。 ……ああ、ワイや。タイニー・かんぱにーやで。 さっきの依頼、こっちで賄えたから取り消しな。
【サイクロプス】 えっと、ガイドマシーンを迎えに行くの?
それもあるが、マリオネット素体がどこに行ったのか まだ確定していない……と、教えた。
【サイクロプス】 あ! そうだね、すっかり忘れてた!
【ヤタガラス】 ああ、その通り。 その女……果たして、ただの人間だと思うか?
【クリムゾンバウ】 なんだなんだ? アタシにわかんない話題だけど、説明を聞けるのか? それとも、飴でも買わなきゃ教えてもらえないのか?
【タイ兄さん】 あー、そういや説明しとらんかったな。 ○○、説明したり。
神魔とマリオネット素体について、 クリムゾンバウ・アルマに説明した。
【クリムゾンバウ】 んー、半分くらいはわかった。 で、このデカブツのヤタガラスも元はお人形ってことか?
【ヤタガラス】 ああ、所詮俺たちはかりそめの客にすぎん。 それを言えば、ワルキューレもアスモデウスも、俺と同じ マリオネットの素体を使っているようだが……ずいぶんと 体格に差が出たものだ。いや愉快愉快。
【クリムゾンバウ】 ふーん……ま、いいけど。 で、どうするんだ?
その女性が神魔だろうと違っていようと、 ガイドマシーンを探すことには変わりがない、 という事を説明した。
【ヤタガラス】 ……ふむ、妙な卦が出ているな。 サイクロプス、すまんが留守番を頼むぞ。 導きし者として役目を果たさねばならん。 ……俺も同行しよう。
【サイクロプス】 はいっ、ししょー! ……じゃなくって、師匠!
では……
→移動開始!
【ガイドマシーン】 私モ、この海の向こウで……。
【???】 海の向こうというよりは、もっと遠くかな?
【クリムゾンバウ】 その錆びた外見、見つけた! オマエがガイドマシーンだな!
【ヤタガラス】 おう、久しいな。無事なようで何よりだが……。 ずいぶんと妙な同行者だな、ふむ、なるほど。
【ガイドマシーン】 ○○さん、 そレに、ヤタガラスさん……と、新人さんでしょうカ?
【クリムゾンバウ】 アタシはクリムゾンバウだ、覚えときな。 で、オマエ、金目のもの持って逃げたのか? えっと、マリオネット何とかってやつ。
【ヤタガラス】 そのような事をする奴ではない。 それが、こいつの持つスタイル……故に、 今回は何が理由かわからん……隣のそいつか?
【???】 まぁ、きっかけが私なのは間違いないね。 それは保証する。でも、原因はそうじゃないと思うよ? 君もそう思わないかい、ヤタガラス。それに、 ○○ちゃん。
【ヤタガラス】 ……ほう。何故、俺たちの名を?
【???】 やだな、ずっと一緒だったじゃないか。 それに、言わせてもらえば私はヤタガラスやワルキューレよりも ずっと先にこっちに来ていたんだよ?
【ヤタガラス】 ……はっ!? よく見れば、ガイドマシーンの中身がなくなっている!? まさか、今のガイドマシーンは虚ろなる抜け殻とでもいうのか?
【ガイドマシーン】 いえ、ちがいマす。 そして中身空っぽみたいに言われると地味に傷つきます……。
【ヤタガラス】 おお、すまんすまん。 今まで見ていたお前とはまるで中身が違うのでな。
【クリムゾンバウ】 中身? 虚ろ? 何言ってんだこいつ? ヤタガラスの頭の中の方が抜け出してるんじゃないのか?
【???】 いやぁ、それは違うんだよお嬢さん。 ヤタガラスの言ってること、何も間違ってないんだよね。 えっと、君は……クリムゾンバウって言ったっけ。 君は初めて会うからわからないけど……私はヤタガラスが こっちに来る前から、ガイドマシーンの中にいたんだ。 いや、ワルキューレの事件の時はびっくりしたよ。 オリヴィアがまさか発信機を仕込んでるとか、 私も気が付いてなかったからさ。あれは無効化して おいたんだけど、こんなに早く見つかるとはねー。 最初は入るところ間違えたなーって思ってたけど、 予想以上に良い出会いだったね、うん。 ガイドマシーンの口調は本人に聞いて真似してたけど、 もしかしたらアクセントとかで気付かれてたかな?
【クリムゾンバウ】 なんか気分良く喋ってんとこ悪いんだけど、 アタシ新入りなんで状況わかんないのよ。 アンタがどこの誰さんなのかさっさと喋ってくれない? ぶん殴ればいいのか、話し合いすればいいのか、 そこから考えさせてもらうから。
【リヴァイアサン】 穏やかじゃないね。おぉ、怖い怖い。 私はリヴァイアサン。そうだね……収集家、かな? そこにいるヤタガラスと同じく、神魔なんて呼ばれている 存在で……自分の意志で次元を渡ってきた存在、かな?
【ヤタガラス】 自分の意志で……か、 成程、俺よりは多くの事を知っているようだ。
【ガイドマシーン】 リヴァイアサンさんは、アスモデウスさんと同じ時期に この世界にやってきタかたです。 真っ先に憑りついたのが、私のボディの中だったんでスよ。
【ヤタガラス】 ガイドマシーンに乗り移っていた……となると。 ああ、やはり抜け出した中身はお前だったか。 見抜けなかったのはいささか無念だな。
【リヴァイアサン】 アスモデウス以下、神魔のみんなはそもそも私が憑りつく前の ガイドマシーンに会ったことがないからねー。 そもそも区別のしようもないでしょ……まぁ、ワルキューレが いきなり私を浄化しようとしたときには困ったけど。 やー、シナモンちゃんは女神だよねー本当。
【クリムゾンバウ】 なんだ、つまりこいつ何か月か隠れてこいつらの事 覗き見してたってことか?
【リヴァイアサン】 観察、と言ってほしいなぁ。 別に悪事は働いてないし、ガイドマシーンにも ちゃんと許可はもらってるんだよ? それに~♪ この武骨で機能的なボディ、程よく硬い手触り、 時を経て磨かれたアンティークな風格……ああ、素敵♪ ガイドマシーンこそ、この世界で見つけた至宝。 私のコレクションにふさわしいというものさ。
【ガイドマシーン】 ……そういうこトです。 黙って出てきてしまったのは申し訳ありませんガ、 私はリヴァイアサンさンと一緒に旅立とうと思うノです。
どうして……
→やっぱり不満があった?
かんぱにーでの仕事や扱いに、不満があったのか どうかという事を聞いてみた。
【ガイドマシーン】 無い……と言えばうそになります。 流石に、毎回爆発したり、無茶な仕事を振られたり、 当日朝にその日昼までの大型案件を持ってこられたり 話を聞いてもいない仕事の結果を求められたり……。
【リヴァイアサン】 私も見てきたけど、正直ひどいと思う。 扱いも丁寧じゃないし、給与払われてないし。
えっ?
お給料払われてないの!?
【ガイドマシーン】 扱いとしては、かんぱにーの「備品」なのデ……。 元々、代表がどコかから持ってきて修理して 再起動したのが自分だそうデすから。
→リヴァイアサンとどんな取引を?
かんぱにーを出るというからには、 リヴァイアサンとどのような話をして決意したのか 教えてもらえないか、と聞いてみた。
【リヴァイアサン】 お、やっぱり君は理性的だね。 こういう人ばっかりなら楽だよね、話早くて。
【ガイドマシーン】 リヴァイアサンさんは私に色々と良くしてクれまして……。 コレクションにしたいから、一緒に他の世界に行かないか、 とお誘いを頂いたのデすよ。
えっ?
コレクションでいいの?
【ガイドマシーン】 扱いとしては、かんぱにーの「備品」なのデ……。 元々、代表がどコかから持ってきて修理して 再起動したのが自分だそうデすから。 むしろ扱いは良くなるのでは……?
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【リヴァイアサン】 その辺の事情は知らないけど、この子はあのかんぱにーに 置いておくのはもったいないからね。 なら、私のコレクションとして大事にしてあげたほうが よっぽど幸せじゃないかな? まだこの世界は色々面白いものがありそうなんだけど、 この時期を逃すといつ別の所に行けるかわからないからさ。 名残惜しいけど旅立つことにしたんだよ。 私は次元を超えることができるけど、自由に行き来できるという 訳でもないからね……。
【クリムゾンバウ】 アーっ! アンタら人にわかんねーことだらだら喋って! こっちにも時間の都合があるんだよ、飯とか!
【ヤタガラス】 嗚呼、黙って待つことに耐えられなかったか……。
【クリムゾンバウ】 話なら、とっ捕まえてから聞いてやる。 どうせオマエらを見逃すつもりなんか無いんだからな! こっちは仕事なんだ、悪く思うなよ! くっそ……なんだこいつ、硬い……!?
【リヴァイアサン】 仕事熱心なのはいいけど、もうちょっと相手のデータを 調べてから襲いかかってもいいと思うなぁ……。 実際、君はかなり強いんだとは思うけどね? ……私、攻めるのは本当に苦手だけど、 守りを固めて相手のミスを誘うのは得意なんだよね。
【ヤタガラス】 ほう、面白い……! その娘もそれなりに使う方なのだがな……。 ○○、俺にやらせてもらうぞ。 リヴァイアサン、力比べを所望する!
【リヴァイアサン】 うわ、面倒なタイプが来た。 インテリっぽいけど脳筋系のノリだよこの人。
【ヤタガラス】 脳筋でも馬鹿でも結構! 今魅せよう……この斬撃、受けて見よ!
【リヴァイアサン】 わっ、正々堂々突っ込んでくるってどうなのそれ。 しかもこれ本気じゃなさそうだけど、 私以外だと当たったらかなり痛いと思うよ?
【ガイドマシーン】 リヴァイアサンさん!!
【ヤタガラス】 滅ぼす気はない……が、保証もない! 大技を使えばガイドマシーンに被害が出るので 悩ましいところだが……ああ、血が滾るなぁ。 どこまで俺を本気にさせてくれるか、試させてもらうぞ!
【リヴァイアサン】 そりゃ付き合ってらんないよー。 ガイドマシーンは私の大事なコレクションなんだ。 傷物にしないでほしいな……あ、私もだよ? ケガしたくないし。
【ヤタガラス】 戯れ言をっ! 黒の翼、斬撃を導……むっ!? 目くらましか!
【リヴァイアサン】 正面からぶつかるのは得策ではない、と 判断しただけだよー。
【ヤタガラス】 逃げられたか、もっと俺を踏み込ませてくれると思ったが、 残念だ……おや、クリムゾンバウがおらんな。 ……連れて行かれたか。 まぁ待て。あわてる必要もない。 俺は導きし者、お前を導くことはできる…… ふむ、近いな。まだ遠くには行けておらんようだ。 上手く隠れたようだが、烏の目はごまかせん。行くぞ。
【リヴァイアサン】 おや、追いつかれてしまったか。 もうちょっと時間を稼げると思ったんだけどなぁ。
【ヤタガラス】 クリムゾンバウ、無事か……む? お前、なんでしれっとそっち側についている?
【クリムゾンバウ】 へへへ~。 悪いけど、アタシは今回こっち側につく。 何せ、こっちの方が待遇がいいんでね!
【リヴァイアサン】 思想信条とかではなくて、条件の良し悪しで動く人は こうやって説得できるからいいよね。
【クリムゾンバウ】 元々、条件のいい働き口を探してあのかんぱにーを 見つけたわけだから、よりいいところがあったら そっちに行くのは当然じゃん? なぁ、ガイドマシーン?
【ガイドマシーン】 あ、いえ、それも否定はしませんが……
【クリムゾンバウ】 だってよ、リヴァイアサンの奴に聞いたけど、 その……なんだっけ、ひょーじしがたい?
【リヴァイアサン】 憑依体、だよ。 神魔みたいに、実体を持たずに存在していて、 実体を持つ誰かに憑依することで体を作る人たちの事。 ……まぁ、元々憑依体って単語の定義はなくて、 分類上都合がいいから私が言ってるだけだけどね?
【クリムゾンバウ】 そうそれ、そのひょーいたいになれば面白そうじゃん。 腹をすかして辛い事もなくなるしさ! それに、あのかんぱにー給料しょぼいってさっき聞いたし……。
【リヴァイアサン】 まぁ、その辺の話は後でね。 時間だよー。
【ヤタガラス】 時間? 何の時間というのだ?
【リヴァイアサン】 ……次元の断層が、開く時間、だよ。
【クリムゾンバウ】 なんか、光って……。 これがそのじげんだんそーって奴?
【リヴァイアサン】 そう。 私も元々いたところは、多分そこにいるヤタガラスと同じ 物質の存在しない場所なんだけどさ。違うのは、私は今まで 何回か他の世界にふらふらと漂っていったことがあるって事。 この世界、海に入れないって言う面倒くさいルールがある みたいだから、感覚的に分かってもらえるかは自信ないけど……。 次元断層の向こう側って、私にとっては海みたいなものなんだ。 流れがあって、潮目があって。私は、それを読めるんだよ。
【ヤタガラス】 海の満ち引きを知るように……か。 貴様、そうすると本来の姿は海の魔物だな。
【リヴァイアサン】 まあ、ね。 あ、もちろん自分で断層を作れるとか呼び出せるって 訳じゃないんだ。ただ、流れを読むだけ。 ……だから、今日のこの日を待っていたんだよ。
今日ここに次元断層ができると
→わかっていた、という事?
【リヴァイアサン】 うん、今日はほぼ確定でここに断層が開くってことは わかってた。こんなにはっきりわかるのは珍しいよ。 だから、このチャンスを逃したくなかったんだ。 この世界は悪い所じゃないと思うよ。 興味深い物品もいくつもあるし、探せばもっと見つかると 思うけど……私はここに来て早々にガイドマシーンに 出会えたわけだし、次の所に行ってもいいかなって。 このままここに置いておいても、あのかんぱにーは いつかガイドマシーンを使いつぶしちゃうよ。 それなら、私がコレクションとして大事にしてあげる方が ガイドマシーンにとってもいいと思う。 それに、この世界はよく維持されていると思うけど、 正直まだ無事な事に驚くほど壊れかけてるし……。 だから、「ここではないどこか」に行こうと誘ったんだよ。
【ヤタガラス】 ふむ……。
【クリムゾンバウ】 おっと、オマエの相手はアタシだよ。 まだ何か隠し玉を持っていそうだからね、 オマエは動かすなと依頼主のご希望なんだ。
【ヤタガラス】 ちっ、怪我をさせずに……などと、 甘いことを言えるような相手ではないな。
【ガイドマシーン】 ○○さン。 私は、自分がただの機械なのか、それとも、 違う何かになれるのかがわかりまセん。 タイ兄さんの扱いに対する不満もありまスが、 それ以上に、自分はいつかアルマのようになれるのか、 心や魂があるのか不安になるンです。 なら、リヴァイアサンさんと一緒に旅立って体をなくして 心だケの存在になるというのは、私がアルマになるための 近道なのではないかと思ったのデす。 ……それに、大事にしてくれそうデすし……。
【クリムゾンバウ】 えっ? 憑依体って身体無くなるの!?
【ヤタガラス】 お前、話の途中で勝手に早合点したな……?
【リヴァイアサン】 行くところによって保管することもできなくはないけど、 基本的には物質の無い世界には体はないよ? それは説明したでしょ、おなかもすかないって言うのは そういうことなんだからさ。 ガイドマシーンの意思を無視して強引に連れ戻そうって 言うなら、それも君たちの意見として尊重はするけどさ。 ……別に、ガイドマシーンとクリムゾンバウだけしか 連れて行かないってことじゃないよ? 気になるんだったら、君たちも一緒に来てみる?
次元断層の向こうから……
→帰ってこれる保証はあるの?
次元断層の向こうに行って、憑依体になることが 出来たとしても、この世界に帰ってくることはできるのか、 という事について確認してみた。
【リヴァイアサン】 んー……理屈でいえば、帰ってこれるよ。 次元断層が都合よく開くかどうかが問題なので、 数百年とかかかるかもしれないけど、まぁなんとか なるんじゃないかな……。
【クリムゾンバウ】 な、なんだよそれ!? 聞いてないぞ、そんな事! 帰ってこれないんじゃ、アタシの野望も何も 果たせなくなっちゃうじゃん!
【リヴァイアサン】 え、聞かれたことには全部答えてるけど……? どこに行くのかと言えば、次元断層の向こうであって 特に決まってないよというのは言ったよね。 そっちに行ったら憑依体になるから、おなかがすくとかの心配は しなくても平気だよという事も言ったし、嘘じゃないよ? なんかコミュニケーションに食い違いが出てるみたいだけど……。
【ヤタガラス】 そも、生まれてからずっと実体の体を持って生活している 者たちと俺たちでは、感覚にずれもあろうというものだ。 ……で、どうする、クリムゾンバウ? その野望とやらも気になるところではあるが。
【クリムゾンバウ】 アタシはいずれ元の群れも、人間の群れも、アルマの群れも 全部まとめてシメて頭張ることに決めたんだ。 そうすれば、一人も腹減らして泣かなくて済むし、 アタシの名もドドンと世界にとどろくだろうしね!
【ヤタガラス】 ほう、でかい野望だな、面白い。 ……でもまぁ、帰ってこれないのは問題だな。
【クリムゾンバウ】 そこは正直、計算外だった……。 あぁ、うーん、どーしよっかなこれ。
クリムゾンバウに何か言うべきか
→もう一度考えない?
→戻ってこない?
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クリムゾンバウに、改めて今の考えは どうかと聞いてみた。
【クリムゾンバウ】 あー、うん。アタシやっぱそっち戻るわ。 ……さ、形勢逆転だな! え、そんなこと言わなくていいって?
【リヴァイアサン】 んー、まぁ残念だけど無理強いはしないよ。 無理強いはさせるのもさせられるのも好きじゃないし。 面倒なのは好きじゃないしね。 ……で、そろそろ時間も残り少ないんだ。 君たちの答えが聞きたいな。
ガイドマシーンに何を言おうか
→不満があるなら、伝えなかったの?
→自分で決めたなら、止めることはしない
今の扱いに不満があるのならば、タイ兄さんや 自分たちにそのことを訴えてくれてもよかったのでは? という事を伝えるのと同時に、不満を感じるというのは ガイドマシーンがただの備品ではない証拠では、と伝えた。
【リヴァイアサン】 おお、理性的な対応だね。感心感心。 なんだ、接点が多くはなかったから気が付かなかったけど ○○ちゃんは ちゃんとガイドマシーンの事を尊重してくれてるんだね。
【ガイドマシーン】 ○○、サん……。 確かに、備品であることに不満があっても、黙っていタら 自分からそれを認めてしまってイたのかもしれません……。
→自分で決めたなら、止めることはしない
ガイドマシーンが不満に思うことも、不安に思うことも 自分にはやめさせる権利はないし、自分で決めたことなら それを止めるようなことはできない、と伝えた。
【ガイドマシーン】 ○○、サん……。 ……自分の意思。そうですネ。 言われるまで、気が付かなかった。私は、私の中にある 不満や不安は、私だけの物……でしタ。
【リヴァイアサン】 ガイドマシーン、君はそんなことも自覚してなかったの? 私は、外見が綺麗なだけでは君の事を大事なコレクションに 加えようとしたりはしないよ? ……いや、もちろんそのアンティークなボディも魅力だけど。
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【ガイドマシーン】 ……。 リヴァイアサンさん、よくしていただいて 大変申し訳ないノですが、今回のお話はなかったことに していただいてよいでしょウか?
【リヴァイアサン】 ……。 自分の考えで決めたんだよね? ……なら、いいよ。私は、さっきも言ったことだけど 無理強いするの嫌いなんだよ。面倒くさいし。
【ガイドマシーン】 ご厚意に応えられず、本当に申し訳アりません。 どうか、あちラにおかえりになってもお達者で……
【リヴァイアサン】 いや、私もこっち残るよ?
【ガイドマシーン】 ……へ?
【クリムゾンバウ】 はぁ?!……なんで?
【リヴァイアサン】 なんでって、逆に聞きたい。 私がここに残っちゃいけない理由はないよね? それとも私、何かすっごく嫌われてたりする?
【クリムゾンバウ】 いや、ないと思うけど……なんだろ、アンタは どっかに帰るもんだとばっかり思ってたわ、アタシ。
【リヴァイアサン】 いつかは帰ると思うけど、そういうこと気にするようなら そもそも次元断層を泳ぎ回って色々な世界を旅するなんて しないと思うんだよねー。それに、もうちょっとみんなと お喋りしたいけど、次元断層がもたなくてね? 元々、不安定な物だからさ。 ここまで大きいのは、今日を逃すと何年後かなー……。 だから、もうしばらくここにいてもいいかなと思ってね。 幸い、この世界にはまだ私がコレクションに加えたい 宝物や逸材もたくさん見つかりそうだしね♪
【ヤタガラス】 あれが、次元断層……ふむ、俺たちはあれを通って この世界にやってきたという事か。 しかし、あれはあまりまっとうな物ではないか。 稀にならばよいが、世界にとって健全とは言えまい。
【リヴァイアサン】 だから言ったじゃん、この世界は壊れかけだって。 でも、誰かがうまい事バランスを取ったり傷を繕ったりして この世界を維持しようとしているから……今の所は、 この程度で済んでいるんじゃないかな。 この世界が維持され続けるなら……。 まだまだ、私はこの世界に居残る理由ができるよ。 ガイドマシーンもいるわけだし……コレクション候補は もう一人増えたわけだし……ね。
【クリムゾンバウ】 なんっつーか、浮世離れした奴だなぁ…… よっし、ガイドマシーンも帰ってきたし。 ○○、帰ろう! オマエ、まだアタシの上役なんだから 飯くらいはおごってくれるんだろ? あーあと、あいつ。 ホワイトファングも一緒にさ、いいだろ?
【リヴァイアサン】 ガイドマシーンは、クリムゾンバウみたいな 前のめりな部分をもっと持ってもいいと思うんだよね。 もちろん、個人の得意不得意はあるから、君のいいところを なくしてしまう必要はないんだけど。
【ガイドマシーン】 ……そうですネ。 ゆっくりと変わっテいけたらいいのかな、と。 そう思いまス。
【タイ兄さん】 お、戻ってきよったな。
【ガイドマシーン】 無断で欠勤してしまい、ご迷惑をオかけしました。 このお詫びは……
【タイ兄さん】 まあ……えぇけどね。 仕事がたまっとるんや、 はよ片付けてや。
【リヴァイアサン】 私はそーいうのよくないと思うなー。 仕事を頼むのはいいけど、君、たまった仕事を ガイドマシーンに丸投げしてるだけだよね?
【タイ兄さん】 何やお前、マリオネット素体持っていきおった奴か。
【リヴァイアサン】 そうだよ、しばらくここで厄介になることに したからよろしくね。あと、私はガイドマシーンの 保護者として監督させてもらうからね、タイ兄さん。 そもそもさ、このかんぱにー人材の待遇が バラバラで適当すぎるんだよね。こっちの世界の金銭感覚は まだ把握しきってるわけじゃないけど、あまりにも どんぶり勘定過ぎないかなーて思うんだよ。
【タイ兄さん】 何やコイツ、何ぞ長い間監督しとったみたいなこと いいくさりおってからに。 ……ま、考えといたるわ。
【クリムゾンバウ】 考えるだけじゃなくて、結果だしてくれよな。 アタシは今回見事に仕事をこなしたんだ、 報酬はずんでくれよ? あらためてアイサツするよ。アタシは今日からここに入った クリムゾンバウだ、いずれ上に立つ予定なんで、 そこん所よろしくな!
【ワルキューレ】 勢いのよい子は嫌いじゃないわ。 実力が伴っているかどうかは、そのうちわかるでしょうし。
【アスモデウス】 ふっ……この大悪魔アスモデウス、既にあのクソ生意気な新人の 靴を舐める覚悟はできておりますわ!
【シナモン】 わー、かっこいいね! ボクはシナモン、これからよろしくね♪
【クリムゾンバウ】 お、おう。よろしくな……。 前ふたりはまだいいとして、こいつなんか調子狂うな……。 怖がらせるつもりもないけど、この手の奴にはたいてい 一歩ひかれた反応が多いからな。
【シナモン】 え、だってキミはアルマだよね? なら恐くないよ、シナモン缶とられたことないもん♪
【クリムゾンバウ】 あー……うん、わかった。 オマエ舎弟にしてやるから、何か怖いことがあったら アタシを頼ってくれて構わないぞ?
【リヴァイアサン】 ああ、そうだ。メガネちゃんのマリオネット素体、 悪いんだけど借り受けちゃっているから、 しばらくは使わせてもらっていいかな?
【オリヴィア】 いいですよー。どっちにせよ、そういう用途でしか今の所 使い道がない素体なので……。
【リヴァイアサン】 その代り、君の研究していることについても、 知っていることでよければ情報提供をしてあげるからさ。 それで取引という事でいいかな? さて、そうだ。 ○○ちゃんにはこれを受け取ってもらいたい。 私とおそろいの首飾りなんだよ。 ガイドマシーンには付けるところがなくて悲しい所 だったのでねー……はい、どうぞ。
何色にする?
→海竜神の首飾り(白)
→海竜神の首飾り(黒)
→海竜神の首飾り(水色)
→海竜神の首飾り(茶)
「海竜神の首飾り(○)」を受け取った。
【リヴァイアサン】 ああ、これでよし、と。 その代り、私は君をもらうよ?
【ホワイトファング】 な!? 何を言っているのですかいきなり!?
【リヴァイアサン】 アンティークな感じとかだと、一番魅力的なのは ぶっちぎりでガイドマシーンなんだけどね、 手触りとかだけじゃなくて、そうだな……中身のユニークさで 今の所私のコレクションにしたいランキング上位に入ったのが ○○ちゃんというわけさ。 何、ずっと手元に置いておくわけでもなくて、 たまに私の所に来てくれていればいいよ。 私のコレクションルームには限界という概念がないからね。
【シナモン】 ……なんかすごいこと言ってるようだけど、それってつまり 荷物の整理をしてないってことなんじゃないかな?
【タイ兄さん】 ま、ええ。 ほれ、お駄賃やで。おつかれな。
【クリムゾンバウ】 おっ?、サンキュー……え? やっす!? マジかよこれ!
給料?として150Gold受け取った!
【リヴァイアサン】 これは、問題だね……。
数日後
【クリムゾンバウ】 反抗には理由ありー!
【リヴァイアサン】 おいしいもの食べたーい。 コレクションルームの拡張希望ー!
【ガイドマシーン】 か、改善を要求シますー!
→条件分岐不明
【タイ兄さん】 おどれら、従業員やらなんやらが代表に口答えかっ!!
【ワルキューレ】 あのね、私は今ゆっくりと読書を楽しんでいるの。 つまりうるさいから黙れって言ってるの! あんたたち全員まとめてころ…… 浄化するわよ……。
【タイ兄さん】 ワイはなんもしとらんやんけ!?
【アスモデウス】 ……なんで私までーっ?!
→条件分岐不明
【クリスタル】 ○○、呼んでくれてありがとう。 ……で、出資者に口答えする代表はどこの誰かしら? 顔が見てみたいわねー?
【タイ兄さん】 ぐ……そいつ呼んでくるとは、 ○○やな。
【ガイドマシーン】 確かに、出資者であるクリスタルさんニ相談するのは 考えから抜けていました……さすがデす。
【タイ兄さん】 そんな余計な知恵つけんでええがな!
共通終わり