アップタウンに現れた黒い衣装を身にまとった紙芝居屋。 彼女は冒険者になんでもクエストカウンターへの案内を頼んだ。 もう一人の紙芝居屋は、話し合いに来たというがその真意とは……?
西階段下に???(ドラッキー・アルマ)。
※今までのイベントに参加していない場合
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る]: い……いらっしゃいませ、です。 当なんでもクエストカウンターは 現在……その、えっと。 まだ準備中、です。
会話終了。
※先月までにイベントに参加している場合
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る]: い……いらっしゃいませ、です。 当なんでもクエストカウンターは 現在……その、えっと。 営業中、です。
なんでもクエストカウンターに 行く、ですか?
選択肢
どうする?: >今はいかない >行く
>今はいかない→会話終了。
>行く↓
???[-]: ……小生についてきてください。 案内する、です。
→なんでもクエストカウンターへ移動。
入り口少し離れたところに???。
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る /話す]: い……いらっしゃいませ、です。 当なんでもクエストカウンターは 現在……その、えっと。 営業中、です。
小生、難しい事はわからないので 詳しくはカウンターの所にいる 受付嬢に聞いてほしい、です。
会話終了。
受付嬢の左手後ろに紙芝居屋。
受付嬢、紙芝居屋に話しかけると
受付嬢の通常台詞。
中央西噴水前に黒い紙芝居屋。
※名声が足りない場合
黒い紙芝居屋に話しかける↓
黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]: うふふふ……あら?
黒い紙芝居屋[-]: あなた、冒険者さんですか? ……でも、まだ冒険を始めて まだそんなに経験を積んでいない ように見えますね……。
まだ、あなたには お願いできそうに無いのだけれど、 もしあなたがさらに経験を積んで より強い信頼を 得ることが出来たら……
その時はまた、お願いさせて いただきますねー♪
会話終了。
※通常
黒い紙芝居屋に話しかける↓
黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]: うふふふ……あら?
黒い紙芝居屋[-]: あの、そこの冒険者さん? お願いしたいことがあるのですが……
この街のどこかに、 色々な依頼を受けてくれる なんでもクエストカウンターと いうところがあるはずなのですが、 場所を知りませんか?
もし良ければ、場所をお教え いただけると嬉しいなー……って。
選択肢
どうする?: >今はちょっと忙しい >一緒に探す (←今までのイベントに参加していない場合) >案内する (←先月までにイベントに参加している場合) >断る (←先月までにイベントに参加している場合)
>今はちょっと忙しい→会話終了。
>一緒に探す
>案内する↓
黒い紙芝居屋[-]: では、よろしくお願いします。 ええ、私は、話し合わないと いけないって考えているのです…… 色々と、ね……
暗転。暗いまま話している。
: ……そのクエストカウンターは、 ダウンタウンの西階段の下、 この前まで使われていなかった 区画で営業していた。
開ける。
→なんでもクエストカウンターへ移動。
>断る↓
黒い紙芝居屋[-]: あらあら、残念です。 嫌われてしまいましたー……?
仕方ありません。 案内してくれる人が見つかるか、 あるいはあっちから私を見つけて くれるようになるまで、 色々なところで紙芝居の公演をして、 様々なロアを生み出し続けると……
え? 案内していただけるんですか? それはすごーく、すごーく 助かります……。 うふふふふ……
選択肢
どうする?: >今はちょっと忙しい >案内する
→前の選択肢「どうする?」に同じ。
中央西噴水前に黒い紙芝居屋。
黒い紙芝居屋に話しかける↓
黒い紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]: うふふふ……あら?
黒い紙芝居屋[-]: なんでもクエストカウンターと いうところがあるはずなのですが、 場所を知りませんか?
もし良ければ、場所をお教え いただけると嬉しいなー……って。
→選択肢「どうする?」へ。
西階段下に???。
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る]: い……いらっしゃいませ、です。 当なんでもクエストカウンターは 現在……その、えっと。 営業中、です。
小生、難しい事はわからないので 詳しくはカウンターの所にいる 受付嬢に聞いてほしい、です。
なんでもクエストカウンターに 行く、ですか?
選択肢
どうする?: >今はいかない >行く
>今はいかない→会話終了。
>行く↓
???[-]: ……小生についてきてください。 案内する、です。
→なんでもクエストカウンターへ移動。
入り口少し離れたところに???。
???に話しかける↓
???[プレイヤーに向き直る /話す]: い……いらっしゃいませ、です。 おひとり様ですか? お連れ様は後から?
小生、難しい事はわからないので 詳しくはカウンターの所にいる 受付嬢に聞いてほしい、です。
会話終了。
受付嬢の左手後ろに紙芝居屋。
受付嬢、紙芝居屋に話しかける↓
受付嬢が「びっくり1」エモーション。
プレイヤーが定位置に移動する。
受付嬢[/話す]: おお、ちょっと待っていてくれ。 すまぬが今足下に何かが……
受付嬢が「がっかり」モーション。
同時に、紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
紙芝居屋[/話す]: それ、なんでしょうね……? バッテン型の、短剣……?
???がカウンターに駆け寄る。
???が受付嬢に向き直る。
???[/*汗1 /話す]: あっ。 もうしわけない、それは小生の シュリケン……です。 一応刃物なので、手を傷つけない様に ご注意願います、です。
受付嬢[/話す]: ふむ、もうちょっと片づけを しっかりしてくれよ?
そなたはいいが、他のアルマ達は まだ刃物の扱いに慣れていない者も それなりに……っと、 おお、すまんな。待たせた。
紙芝居屋がプレイヤーに向き直る
紙芝居屋[/話す]: あら~、いらっしゃいませ~♪ なんでもクエストカウンターへ ようこそおいで下さいました。
私の接客もそろそろ板について 来たと言うべきでしょうかね、 うふふ。
受付嬢[/*はっ /話す]: おお、そこのそなた。 今まさにこの余と会話している 冒険者であるそなただよ。
そなたはクエストを 受ける気はないか? なに、他のクエストカウンターで クエストを受けている最中でも構わん。
なかなか見どころがあるように 見えたのでな、ぜひともこの依頼を 受けてみないかね? 報酬はしっかりと払うぞ?
???がプレイヤーに向き直る。
ドラッキー[/話す]: あ、小生は、その…… ド、ドラッキーと言います。
学校に通いながらですが、 受付嬢のところでお世話にも なっている冒険者見習い、です。
まだ本物の冒険者には ほど遠い若輩者ではありますが…… その、今後ともよろしく お願いするであります。
ドラッキーが「お辞儀」モーション。
紙芝居屋[/話す]: 紙芝居屋のアイリスと申します♪ 初めましてー……って、あら?
あなたはずいぶんと……うん、すごい。 心の中というか、 器の大きさというか、 ロアを受け入れても平気そうな。
受付嬢[/話す]: ほぅ、紙芝居屋がそこまでいうとは。 希少な才能の持ち主のようだな。
……あぁ、ロアとは何か、 まだ説明をしていなかったな。
紙芝居屋[紙芝居]: (情報待ち:紙芝居台を出した横でポーズ) はーい、ではご説明しますね♪
紙芝居屋が「音符」エモーション。
紙芝居屋[語る]: (情報待ち:紙芝居台を出した横で手振りをつけた話し) ロアというのは…… まぁ、簡単に言うと 「物語の中から抜け出して きたような人」……です。
信じてもらえないかもしれませんが、 私がちょっと仕掛けを 加えた感じで紙芝居を語ると それを聞いた人達の心の中に……
「物語に出てきた人は こんな人なんだな」 と言う記憶が結構強めに残ります。
この世界には「想いの力」って言う フシギな力があってですね、 多くの人たちが「こんな人がいる」と 信じてくれたら、その人が実際に この世界に存在する……と言う 事が起きる……いえ、起こすんです。
こうして、物語から生み出された 人達の事を、ロアと呼んでいます。
紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上)
受付嬢[-]: まぁ、生まれただけならいいんだ。 その辺は、余とて人とは少し違うし、 人の親から生まれていても人の枠を 飛び越えてしまうような奴もいる。
どんな有り様であっても、人と共に この世界で暮らしていけるならば 問題はないと思うのだがな……
紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上) ええ、ロアにはその存在に大きな 制約があります。 一つは、元々の物語にその在り方を 縛られている事。
例えば、吸血鬼は人の血を吸う事を 必要としますし、海賊であれば船に乗り 海に出ることが必要になります。 海賊に関しては多少例外も 在ったりはしますが…… ……好む、ではありません。 必要、なんです。
ドラッキーが受付嬢に向き直る。
ドラッキー[/話す]: 小生、いまだに良くわかっては いないのですが…… 例えば海賊が海に出られないと、 なにか問題がある、ということです?
紙芝居屋[/話す]: はい、とても良い質問です! ロアは物語から生まれました。 その存在を保証しているのは、 物語を聞いた人々の記憶です。
そこには、この人物はこんな性格で こんな考え方をするんだ、と言う その内側の記憶と…… (←注:「内側の記憶」赤字)
この人は物語の中でこういう事をして、 こうするからこそこの人なんだ、 と言う外側の記憶があります。 (←注:「外側の記憶」赤字)
なので、たとえば吸血鬼が血を吸えずに トマトジュースばかり飲んでいたら、 ドラッキーちゃんにはどう見えますか?
紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上)
ドラッキー[紙芝居屋に向き直る /*汗2 /話す]: え? ええと……それは単に トマトジュースが好きな人、 に、見えるです。
紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上) そう、そこなんです。
本人は自分の事を吸血鬼だと知って いるのに、他の人はいつの間にか その人が吸血鬼であることを忘れ、 いつもトマトジュースを飲んでいる人 だと認識をして…… 自分の中の記憶を上書きします。
紙芝居屋が「紙芝居」モーション。 (情報待ち:同上)
受付嬢[/話す]: さて、ドラッキー、 ○○、 ここで問題だ。
内側の記憶と外側の記憶。 本来これは両者がかみ合って いるはずのものだ。 「吸血鬼だから、人の血を吸う」 (←注:「だから」「血を吸う」赤字)
と言う風にな。
では、これが 「吸血鬼だから、血を吸わない」 (←注:「だから」「吸わない」赤字) となった場合、どうなる?
ドラッキー[/話す]: ……ちぐはく、です。 小生には矛盾しているように見えます。
紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上) ええ。 存在が矛盾してしまった場合、 他人の記憶に存在を依存する ロアは、自分を保つことができず……
消滅、してしまうのです。
ドラッキーが「痛っ!」モーションと同時に、「びっくり1」エモーション。
ドラッキー[すすり泣く]: (情報待ち:両手を目元に当てている) ……! それは、あまりにも……
紙芝居屋[/話す]: ……ええ。 私は、気が付けなかったんです。
生みだされたロアが、その時に どんな思いをするのかという事に。
……私が生み出したロアは、 とても大事な存在だったはずなのに。
受付嬢[/話す]: かつてロアを生み出していた 紙芝居屋……紙芝居屋のアイリスは 色々あって、今はロアを生み出すのを 止めてここに居る。
しかし、ロアが生み出されることは それからも続いた…… もう一人の紙芝居屋、 黒い衣装のアイリスが現れたからだ。
黒い衣装の紙芝居屋は、 ロアを生み出す事こそが 目的であると言ってな。 あまり友好的には見えなかった。
あやつが何を求め、何を狙うのか、 話し合いで落ち着くのであれば いいのだが……
紙芝居屋[/話す]: もう一人の私が、 どうしてロアを生みだそうと しているのか。 それは私にもわからないんですよ。 困りましたねぇ~。
……まぁ、前にあった事件の結果 ロアを生み出すのを一度止めるまで、 自分だってなんで生み出すのかに 疑問など持っていなかったのも 事実ではあるんですけど……
→共通へ接続。
(編注:先々月から参加していない場合の可能性もあり。八の物語までは参加し、九の物語と十の物語に参加していないキャラで確認)
受付嬢[/話す]: なんだ、そなたか、 ○○。
わかっているとは思うが、 ちと、困ったことになっていてな。 そなたの手を借りたいのだよ。
かつてロアを生み出していた 紙芝居屋……紙芝居屋のアイリスは 色々あって、今はロアを生み出すのを 止めてここに居る。
しかし、ロアが生み出されることは 続いた……そう、もう一人の紙芝居屋 黒い衣装のアイリスが現れたのだ。
黒い衣装の紙芝居屋は、 ロアを生み出す事こそが 目的であると言ってな。 あまり友好的には見えなかった。
あやつが何を求め、何を狙うのか 話し合いで落ち着くのであれば いいのだが……
紙芝居屋[/話す]: もう一人の私がどうしてロアを 生み出そうとしているのか。 私にもわからないんですよ。 困りましたねぇ~。
……まぁ、前にあった事件の結果 ロアを生み出すのを一度止めるまで、 自分だってなんで生み出すのかに 疑問など持っていなかったのも 事実ではあるんですけど……
ドラッキーがプレイヤーに向き直る。
ドラッキー[/話す]: ……こちらの方が、あの ○○……ですか? あ、小生は、その…… ド、ドラッキー、です。
みんなからあなたのお話を 聞いているです。 若輩者ですが、今後とも よろしくお願いするです。
ドラッキーが「お辞儀」モーション。
→共通へ接続。
受付嬢[/話す]: なんだ、そなたか、 ○○。 今日はどうしたのだ?
今現在、ロアを生み出しているのは ここに居る白い衣装のアイリスと、 黒い衣装のアイリスだと判明している。
黒い衣装の紙芝居屋は、 ロアを生み出す事こそが 目的であると言ってな。 あまり友好的には見えなかった。
あやつが何を求め、何を狙うのか 話し合いで落ち着くのであれば いいのだが……
ドラッキーがプレイヤーに向き直る。
ドラッキー[/話す]: ……こちらの方が、あの ○○……ですか? あ、小生は、その…… ド、ドラッキー、です。
みんなからあなたのお話を 聞いているです。 若輩者ですが、今後とも よろしくお願いするです。
ドラッキーが「お辞儀」モーション。
紙芝居屋[/話す]: ドラッキーちゃんは、 とーっても素早いんですよー♪ もう、ニンジャー!って感じで。
ドラッキー[/話す]: はぁ……あの、紙芝居屋、 ニンジャーって、なんです?
受付嬢[/話す]: ここに居る紙芝居屋も、 いまいち自分の事が わかっておらんしなぁ……
受付嬢と紙芝居屋が向かい合う。
受付嬢[/話す]: ……そなた自信がロアである可能性は 否定しきれん、という事なのか?
紙芝居屋[/話す]: どうでしょうね…… 自分自身に疑問を持つ人は あまりいないと思います。
ただ、自分自身や過去の記憶と 言われると曖昧なんですよね。 気が付いたら何故か マイマイの海岸にいたのは 覚えているのですが……
私の事を知っている人がいなかった と言う事から、私自身がロアと言う 可能性は低いと思うんですけど……
受付嬢とドラッキーが入り口に向き直る。
受付嬢[/話す]: ……ん? そなた、誰か連れてきたようだな……
紙芝居屋[/話す]: あらあら、お客様ですか?
紙芝居屋[/*びっくり1 /話す]: ……!? あなたはっ!
入り口に黒い紙芝居屋がフェードイン。
黒い紙芝居屋[/話す]: ……いきなり争う気は、ないですよ。
黒い紙芝居屋がカウンターに歩み寄る。
黒い紙芝居屋[受付嬢に向き直る]: 今日は、話し合いに来たんです。 そう、もう一人の私と。 そして、皆さんと。
暗転。
明けると、ドラッキーは戦闘待機モーション。
同時に、受付嬢、紙芝居屋、ドラッキーが「びっくり1」エモーション。
受付嬢[/話す]: ……貴様からここに来るとは、 正直に言えば意外だな。 話し合いに来たというのは本当か?
黒い紙芝居屋[/話す]: ええ、私はあなた達と敵対する気は あまり無いんですよ。 邪魔するなら、別ですけどね。
問題は、もう一人の私。 あなたですよ、紙芝居屋のアイリス。 あなたを、説得しに来たんです。 あなたの真意を、問いに来たんです。
紙芝居屋[/話す]: ……あはは、人気者ですねぇ私。 同じ顔の私に言われるのは、 なんともやるせない気分ですけど。
……お話を聞きましょうか。 色よい返事ができるとは、 限らないのですけれど。
黒い紙芝居屋[/話す]: 私は想いを具現化するために 生まれたのだから、それをしないなら それはもう私ではない。
そんな私は存在してはいけないし、 存在してるなら、正しい私に 戻さなきゃいけない。
紙芝居屋[/話す]: 違います! 私は……ロアを生み出さなくなった だけで、想いの力の具現化を諦めた わけではありません!
正しいやり方を考えなければならない と言っているんです、生み出す者の、 心すべきこととして……
黒い紙芝居屋[/話す]: ……あぁ、そういう事ですね。 ……みなさんは、思い出星って いう童話をご存知ですか? アクロポリスを中心に知られている おとぎ話のようなものです。
間。
受付嬢[/話す]: ……何の話を始めるかと思ったら、 童話の話か。
今までのロアの物語とは違って、 その話はもともとこの世界で良く…… いや、一般的とまでは言わないが、 それなりに知っている者も多いと 思われる話だな。
ドラッキー[戦闘待機]: 小生も、学校の仲間からその話は 聞いたことがあるです。 ……ですが、それは紙芝居屋を 説得するのに、何か関係が?
黒い紙芝居屋[/話す]: ええ、大ありですとも! 私の願いとも、大いに関わります。
ロアは、私やそこにいる もう一人の私が知っている この世界には知られていないだろう 物語を基にして生み出されています。
紙芝居屋[/話す]: ……確かに、そうですね。 私が紙芝居にした物語は、 全て最初に私が持っていた本。 ……今となっては、誰が 創り上げたのかもわからない 物語を基にしているのは確かです。
でも、それだけでこの世界には 知られてないと言い張るのは 難しいのではないですか?
黒い紙芝居屋[/話す]: ……何を言っているの? あなた、自分で自分の言っている事を 信じているのかしら?
だって、考えてもごらんなさいな。 この世界に、海を旅する海賊なんて いたことあるのかしら?
タイタニアの世界なら、まだ海賊は 存在しうるかもしれないけれど、 それならば海賊はタイタニアの 翼が無いとおかしいわよね?
間。
紙芝居屋[/話す]: ……それは……
黒い紙芝居屋[/話す]: 私は、自分が誰なのか考えました。 全部知っているのに、何も知らない。 なんで、自分がもう一人いるのか。 なんで、自分がするべきことを しなくなってしまったのか。
その中で、私が知っている物語は 一つを除いて、この世界で知られている ものではない……という事が わかりました。
受付嬢[/話す]: ……ほぅ。
黒い紙芝居屋[/話す]: もしかしたら、存在はして いたのかもしれない。
世界のどこかに埋まった 石版あたりに、 ひっそりと書かれて いるのかもしれない。
でも今この世界では これらの物語は知られていない。 遥か昔に消え去った…… あるいは、そもそも存在しない物語。
だからこそ、ロアとして実体化して もらうのには適していたんですけどね。
だって、既に様々なイメージがある お話の登場人物だと、 実体化するときにその姿が ぶれてしまいかねないもの。
受付嬢[/話す]: いい加減に本題に入って欲しいのだが、 今、話のどのあたりかな?
黒い紙芝居屋[/話す]: あら、もうそろそろクライマックスに さしかかりますよ? もうすぐ、物語は終わるんですもの。
そうそう、この世界にある唯一の 物語ですが……それは、まだ私も 実体化の実験に手を出しては いませんでした。
ドラッキー[戦闘待機]: その、思い出星の童話…… の、ことですか?
受付嬢[/話す]: まぁ、本人の言うとおり、 思い出星の童話には決まった 登場人物はいないようだし、 単に思い出が星になる…… と言うようなもので、地域によって 細かく差があるかもしれんからな。
間。
黒い紙芝居屋[/話す]: いえ、細かく差があっても、 問題が無かったんです♪ さすがとしか、言いようがありません。
紙芝居屋[/話す]: ……? 一体、何のことを言ってるんですか? 私はロアの実体化を止めているし、 一体誰が問題解決をしたと?
黒い紙芝居屋[/話す]: 一体、何のことを言ってるんですか? あなたに決まっているじゃないですか! もう一人の私の他に、一体誰に そんなことができるって言うんですか!
あぁ、思いつきませんでした! 流石です! 裏切られたのかと思っていたけど、 そうじゃなかった。
ロアの器を作り出そうとすれば、 イメージがぶれて、固定できずに 消えてしまう可能性が高い。
ならば、逆に考えればいい。 すでに外見の固定されている 誰かを、あの思い出星の物語に……
間。
紙芝居屋[/話す]: え……?
紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。
紙芝居屋[/話す]: まさか、あなたっ!?
黒い紙芝居屋[/話す]: そうでしょう? そうじゃないはずがないでしょう? でなければ、私が想いの力の 実体化を諦めるなんてはず、 そもそもありえないんですから。
諦めていないというのが、 もっとも確実な答えではないですか♪ うふふ、うふふふふふ……!
受付嬢[/話す]: ……ん? もしや…… おい、まさか……
紙芝居屋[/話す]: そんなこと、許されるわけが ないじゃないですかっ!
黒い紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。
黒い紙芝居屋[/話す]: ……? なん……で…… なんで、なの?
あなたは、私じゃ、ないの? なんで、私なのに、私を裏切るの?
選択肢
紙芝居屋は……: >裏切るわけがない >信じている
>裏切るわけがない
>信じている↓
紙芝居屋[/話す]: ○○さん……
ドラッキー[戦闘待機]: 裏切りではない、です。 小生も、詳しい話は聞いてない ですけど……少なくとも、 こっちの紙芝居屋は、 自分が生み出したロアの人たちを とても……大切に思ってるです。
あなたみたいに、 誰かを道具みたいに言ったりすることも 小生たちを裏切ったりすることも、 決して、無いと信じてるです。
紙芝居屋[/話す]: ドラッキーちゃんも…… そんなに、私の事を信じて くれてるんですねー♪
もう、そこまで信じられてるなら 裏切るなんてできるわけないじゃ ないですかー、もぅ♪
ドラッキー[戦闘待機 /*汗1]: ……その軽いリアクションは、 時々疑わしい、ですけど。
間。
黒い紙芝居屋[/話す]: ふぅ……ん。 そっか、そうなんですねー。
話し合いで解決したかったけど、 それだけで解決できるとは 思ってはいませんでしたし。
信じたかったけれど、 もう、いいです。
私だけで、やるしかないですね。 ……あなたは、もう邪魔ですよ。
ドラッキー[戦闘待機 /*びっくり1]: 皆さまご注意を! 何やら空気が……
黒い紙芝居屋がプレイヤーに向き直る。
黒い紙芝居屋[語る]: (情報待ち:紙芝居台の横で手振りをつける) さぁ、みなさん。 行く人、来る人、お暇な人、 是非是非足を止めて お聞きになってくださいな。
紙芝居屋[/話す]: ……ロアを呼び出すの? でも、たった一回で呼ぼうなんて 無謀じゃありませんか!?
ドラッキー[戦闘待機]: 少なくとも、紙芝居を公演する 人物なら、アップタウンも ダウンタウンもずっと巡回して、 そんな噂は聞いてない……です。
黒い紙芝居屋[紙芝居]: (情報待ち:立ち絵・紙芝居台の横でポーズ) ……一回だけ? 誰が、そんなことを言いましたか? 私は、ここに来る前に街中で 何度も何度も何度も何度も、 このお話を語っていますよ?
……ただ、紙芝居を見せては いませんけれども、ね。
受付嬢[?]: (メモ:点滅した・・・?バグかも) いかん、ドラッキー、 ○○、 奴を抑え込め!
ドラッキーに黒い煙で囲うエフェクト。
同時に、ドラッキーが「痛っ!」モーション。
ドラッキー[戦闘待機]: ……! 動けない、です……!
プレイヤー、受付嬢、紙芝居屋に黒い煙で囲うエフェクト。 (メモ:モーション確認)
暗転。暗いまま、赤い紙芝居屋のシルエットが表示される。
黒い紙芝居屋: 此度語りますは破壊者の物語。 世界に終焉と絶望をもたらす 恐怖の魔王の物語でございまーす♪
むかーしむかし、あるところに ……くすくす、こんな前置きは もういらないでしょうか? とてもとても愚かな人間がおりました。
愚かな人間は勇猛果敢で 怖いもの知らず、 好奇心旺盛でお人よし、 どんな事件も解決し 人々から感謝されていました。
ちやほやもてはやされる そのおろかな人間を ある人は“勇者”と呼びました。
勇者は更に調子に乗って 身の程知らずな事柄にも 首を突っ込むようになったのです。
黒い紙芝居屋: そうしてとうとう、 ついに身の程知らずの 断罪を受ける時がやってきました。
勇者の前に 絶対無敵の魔王が現れたのです!
魔王には…… 魔法も化学も、剣も鉄砲も 加護も呪いも、効きません。
逃げ出した勇者を 魔王はどこまでも追い続けます♪
勇者が泣き叫んでも だぁれも助けてくれません。
もうここまで 追ってこないだろうと 逃げ疲れて立ち止まると そこは真っ暗闇でした。
「自分からここに来るなんて」
声が聞こえて 暗闇に目を凝らすと そこにいたのは魔王でした。
勇者は自ら魔王のいる 地獄に飛び込んでしまったのです。
後悔してももう遅いです♪ 勇者は魔王に倒されて しまいましたとさ♪ ……おしまい♪
くすくす、 くすくすくすくすくす くすくすくすくすくす くすくすくすくす♪
明ける。
紙芝居屋[/話す]: ……そん、な…… それは、そんな終わり方じゃ…… もっと、もっと良い結末にすることも 出来るのに……
黒い紙芝居屋[語る]: (情報待ち:同上) 印象に残る物なら、具現化しやすい。 この法則を見つけたのは、 あなたでしょう?
それに、あなただって何度もこうやって 実験してたじゃないですか。
人を傷つける者、人に裏切られる者、 不幸を呼ぶ者、存在しえない者…… 衝撃が強ければ、記憶に残る。 そうやって、ロアを生み出したのに 今更、何を言ってるんですか?
紙芝居屋に「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。
紙芝居屋[/話す]: ……!
サンダーストームのエフェクトと共に、ルチフェロ・ロア出現。
ドラッキー、受付嬢、紙芝居屋がルチフェロ・ロアに向き直る。 (メモ:プレイヤーは?&ドラッキーが通常モーション。)
魔王?[/話す]: ……わたしは、魔王。 ル……ルチ、ルチフェロ。 なんだか、ちょっとちからぶそく。
黒い紙芝居屋がルチフェロに向き直ると同時に、「汗1」エモーション。
黒い紙芝居屋[/話す]: ……なんか、舌足らずな…… あれ? 私の想定では、もっとぼんで、 きゅっとして、ぼーんとした……
ルチフェロ[/話す]: ……舌かんだ。ちょっと痛い……
あと、体が小さいのは、 あなたが外見の説明で紙芝居を 使わなかったから。
あまり、絶望のイメージが まとまってない……みたい。
改めて、わたしは魔王。 名は、ルチフェロ。 あなたたちの物語をおわらせる……
黒い紙芝居屋[/話す]: うーん……可愛くなっちゃいましたか。 まぁ、可愛い絶望でもいいでしょう。
黒い紙芝居屋がルチフェロの後ろまで駆け寄る。
黒い紙芝居屋がプレイヤーに向き直る。
黒い紙芝居屋[/話す]: さぁ、ルチフェロ。 あの人たちの物語を 「終わらせて」ください。 いけますね?
ルチフェロ[アピール]: (情報待ち:双剣を取り出し、左回転) ……うん、わかった。 白い紙芝居や、そして そこの……器たりえる存在。
わたしは魔王、あなたの敵。 あなたの物語に幕を下ろすために ここに生まれてきたの。 だから……おとなしく 地獄の底でこうかいしてね……?
ル・フェイがルチフェロの背後にワープしてくる。
同時に、ルチフェロがル・フェイに向き直る。
ル・フェイ[/話す]: ちょっと、黙って見ているわけには いかないかなぁ。 ねぇ、ルチフェロ。語られし魔王。 あなたと争う気はないのだけれど……
ローレライがルチフェロの横にワープしてくる。
同時に、ルチフェロがローレライに向き直り、黒い紙芝居屋がルチフェロに向き直る。
ローレライ[/話す]: あら、あららら? マスターに敵対するのは この子なんですか? おー、絵になりますねー。
ル・フェイの隣にバステトがワープしてくる。
同時に、ルチフェロがバステトに向き直る。
バステト[/話す]: ……魔王? 猫、知ってる?
ローレライの横にパラケルススがワープしてくる
同時に、ルチフェロがパラケルススに向き直る。
パラケルスス[/話す]: んむ、状況が一気に混乱したな。 姉君達の中で、まともに状況を 把握しているのはフェイ姉のみか。
ル・フェイ[/話す]: パラケルススちゃん、 割と頼りにしてるからね♪
……で、どうかしら、 ルチフェロ・ロア……いえ、 魔王と言うべきかしら?
ルチフェロがバステトに向き直る。
ルチフェロ[/話す]: ……猫の事は知ってる。 絵になるのはいいけど、 わたしは叙事詩のほうが好き……
あと、わたしはそこにいる 紙芝居屋の物語を終わらせるのが 魔王としての役割……
バステト[/話す]: この子、いい子かも……でも ○○を 傷つけるなら、許さない……
ローレライ[/話す]: そーですそーです! ますたーをまもるためなら、 たとえ日の中、鍋の中!
ひなたでぬっくぬくだったり おふろでぽっかぽか……って、 それはともかく、 ただじゃおかないですよ?
パラケルスス[/話す]: ……確かに、母君は様々な 過ちを犯したのだろう。 だが、悪意を持っていたわけではなく、 目的を信じていたのは確かだ。
魔王よ、遠き妹よ。 我輩たちが争う理由はあるのか?
ルチフェロがパラケルススに向き直る。
同時に所有者死亡時モーション。 (情報待ち:一瞬剣を出した状態から、少し浮いた後崩れ落ち、顔を覆っている)
ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:顔を覆っている) わたしは、かなしい。
ルチフェロに「遠吠え」のエフェクト、同時に「使い魔」モーション。 (情報待ち:ローディング画面の奴。左手に竜?の骸骨)
同時に、ロアたちが戦闘待機モーション。
ルチフェロ[使い魔]: (情報待ち:同上) 魔女も、女神も。 乙女も、錬金術師も敵となった。
敵であるならば、 わたしはその物語を 終わらせなければいけない。
ルチフェロに鏡を思わせる白いエフェクト。 (情報待ち:ロマサガ3のフェイタルミラーみたいな 4点を円で結んでいる)
同時に、ル・フェイに「!」エフェクト(アクティブモンスターのターゲティングに同じ)。
ル・フェイ[戦闘待機]: みんな、ちょっとだけ時間を 稼いでもらえるかしら?
ドラッキー[-]: フェイ、小生も加勢するです!
ル・フェイ[戦闘待機]: お嬢さんは、ここのみんなや ○○を 守ってあげて。 あなたは強い子だもの、 お願い。
受付嬢[/話す]: ……なんだ、この気配は……!?
パラケルスス[戦闘待機]: 人の身なれど魔王に挑むは まさに一つの誉れ。
パラケルススが「ポーズ」モーション。 (情報待ち:左手で本を持ち回転せずに右手でマントをはためかせる)
パラケルスス[戦闘待機]: 錬金術師パラケルスス、 お相手させていただこう!
バステト[戦闘待機]: ……にゃー。
ローレライ[/話す]: ……えーっと。 おー!
ローレライが「攻撃!」モーション。
ル・フェイ[戦闘待機]: 狙いはあなた達よ、ここだと 子供たちが危ないから、 あなた達をアップタウンに送るわ!
受付嬢[/話す]: ○○、 紙芝居屋、ドラッキー、 こっちにこい!
黒い紙芝居や[/話す]: くすくす、この子には、 どんなロアだってかないませんよ。 だって、この子の力は……
ル・フェイが一歩後ずさり、立ちモーションに戻る。
同時に、ローレライ、バステト、パラケルススが黒い衝撃波のエフェクトと共に
「痛っ!」モーションの後、本に変わる。
黒い紙芝居屋[/話す]: 物語を、終わらせることなんだもの。
ル・フェイが「アピール」モーション。
プレイヤー、受付嬢、紙芝居屋、ドラッキーがエフェクト共に消える。 (情報待ち:上下左右に魔法陣)
ル・フェイが「闇堕ち」モーション。
ル・フェイ[闇堕ち]: これが……魔女の、ちょっとした魔法。 無事に……
ル・フェイが黒い衝撃波のエフェクト共に「痛っ!」モーションの後、
本に変わる。
→アップタウンへ移動。
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: お疲れ様です、今は危険な状況なので なんでもクエストカウンターに 入るのは許可できませんです。
ドラッキー[-]: それよりも早くそこの階段から アップタウンに向かいましょう。 嫌な予感がする、です……。
会話終了。
中央西噴水前には誰もいない。
西階段前にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
暗転。明けると、紙芝居屋と受付嬢がいる。
ソロと西門守衛がおらず、他プレイヤーも表示されない。
ドラッキー[-]: はぁ、はぁ…… ここまでくれば、安心です。 とはいえ、いずれは追いつかれ……
受付嬢が紙芝居屋に向き直る。
受付嬢[/話す]: ○○、 紙芝居屋、気が付いたか?
紙芝居屋が北東、北西と見回した後、受付嬢に向き直る。
紙芝居屋[/話す]: お昼時のアップタウンに…… 人が、いない……?
ドラッキー[-]: 遠くには、いるようですけど…… なんで、ここだけこんなに 人気が無くなっているです。
紫の煙のエフェクトと共に黒い紙芝居屋、「アピール」モーションと共にルチフェロが出現。 (情報待ち:手を広げて胸を張る)
紙芝居屋がルチフェロ側に向き直る。
ルチフェロ[-]: このお話に、あたらしい登場人物は いらないから。
ルチフェロ[/話す]: あなたたちは、もう終わり。 だから、誰も助けに来ない。 だれかにみつかることも、ない。
紙芝居屋が黒い紙芝居屋に向き直る。
黒い紙芝居屋[-]: ルチフェロの力は、 魔王として物語の終幕を 呼び込むための力。
紙芝居屋のアイリス。 もう私ではなくなった、 もう一人の私。 あなたの物語は終わらせないと、ね。
ルチフェロ[/話す]: あなた…… ○○と言うのね? どうやら、あなたが「勇者」としての やくわりを持たされているようね。
今なら、にげてもいいよ……? あなたは、この物語において、 ロアと言う物語をそのこころに 受け入れることができるという、 主人公の素質をもっただけの人。
主人公になるならば、あなたは 「勇者」として、この場でわたしに その物語を終わらされる。 主人公になるのがいやなら、 全てを忘れて、ひびのくらしにもどれば いい……と、おもう。
選択肢
どう答える? >主人公であることを選ぶ >仲間を見捨てるわけにはいかない
>主人公であることを選ぶ↓
ルチフェロ[/話す]: ……うん。待ってた。 わたしと戦う、勇者の存在は 私の物語にひつようだから。
ようこそ、勇者。 あなたをかんげいする。 そして、さよなら。
>仲間を見捨てるわけにはいかない↓
ルチフェロ[/話す]: ……あなたは、あなたの物語を すでに持っているのね。 なら、しかたないわね……
あなたにその気はなくても、 この物語の中で、あなたは 勇者のやくわりを あたえられた役者なの。
キャプテンキッドがワープしてくる。
キャプテンキッド[/話す]: いーこと聞いちゃった♪ 誰もいないなら、ちょっとくらい 大騒ぎしても平気、ってことよね。
ワーウルフがワープしてくる。
ワーウルフ[/話す]: ……争い事は好きではないが、 守るべきもののためなら、俺は…… その力を振るおう。
玉藻がワープしてくる。
玉藻[/話す]: ○○ちゃん、 お姉ちゃんたちが助けに来たよ! ここは、早く逃げて! ……多分、あの子には勝てないから。
メフィストフェレスがワープしてくる。
メフィストフェレス[/話す]: はて、さて。 悪魔であるこの私に、 よその魔王を連れて こられてもねぇ……
あら、確かに厄介そうね。 どうした物かしら?
ルチフェロ[/話す]: メフィストフェレスに ワーウルフも、そちら側につくの?
ルチフェロ[/話す]: ○○の 心の中に存在するという 安寧を求めるためだけに、 自らを生み出した自分を否定するの?
ワーウルフ[/話す]: お前が何者か、俺にはわからん。 だが、何もわからぬままさまよい、 人々を傷つけるかもしれない時に 止めてくれた、言葉をかけてくれた……
ワーウルフ[/話す]: ○○や 仲間たちを守りたいという 自分の気持ちは理解している。
立ち向かう理由など、 それだけで十分だろう。
メフィストフェレス[/話す]: そもそも……呼び出すわけでもなく、 生み出されただけで放置されても 私は困ってしまうのよ。
私は契約によって召喚され、 契約を結び何かを成すのが 性分でね……おかげで、 ここに落ち着くまでにはなかなか なれぬ苦労もしたものさ。
ここは居心地がいい。 この居心地の良い環境を維持するため ならば、多少契約外でも労働はする。 そんなところかな?
黒い紙芝居屋[受付嬢に向き直る]: ……あなたたちがいるから、 ロア達は歪んでいく……。
ルチフェロ[/話す]: 未来への希望や想いが、 そのこころを変えてしまった? なら、希望なんか無くせばいい。
誰かへの恩義や愛情が、 そのこころを変えてしまったの? なら、愛なんて壊せばいい。
安寧も、居場所もあなた達には もう必要ない。物語の幕はおりる。 あなた達のでばんはおわり。 ……さぁ、舞台をおりなさい。
間。
キャプテンキッド[/話す]: やっかましい! 見た目が子供でも、中身は魔王! 情け無用! ふぁいやー!
キャプテンキッドが「攻撃!」モーション。
玉藻[/話す]: さぁ、ドラッキーちゃん、 紙芝居屋さんに、あとは…… ○○ちゃん、
今は時間を稼いで。 きっと、何かいい方法が見つかるはず。
出現したロアたちが戦闘待機モーションになる。
受付嬢[/話す]: ドラッキー、北に向かうのだ。 魔法王国ノーザンまで逃げ込めば、 事態を打開するための知識を持った 賢者の一人や二人いるだろう。
それに……なぜかはわからんが、 紙芝居屋、そなたは今までノーザンで 公演をしたことが無いな?
紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
紙芝居屋[/話す]: へっ? あ、そういえば……無いですね。 なんででしょう?
受付嬢[/話す]: これは、余の勘だが……そこに何か、 糸口になる物があるやもしれぬ。
受付嬢[/話す]: ○○、 そなたには引率を頼む! 余は、ここに残る必要があるのでな。
そなたに賭けるぞ。 きっと、何とかしてくれるだろうとな!
受付嬢がアルマの姿に変身すると共に「脱帽」モーション。
受付嬢[待機(フード無し)]: ……この姿を見せるのも、 本当に久しぶりだ。 魔王よ、しばらく付き合ってもらうぞ?
受付嬢が「幻視空蝉」のエフェクト共にルチフェロの前まで瞬間移動。
→ノーザンプロムナードへ移動。
中央西噴水前には誰もいない。
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: アップタウンも、もう危険です…… 受付嬢はこの街で相手をひきつけて くれているですから、今のうちに 遠くに向かうです。
この街で問題を起こすと、小生や 受付嬢がお世話になっている学校に 迷惑がかかってしまうです……。 ノーザンシティに向かうです。 あそこなら、魔王に対抗する方法が あるかもしれないです。
選択肢
ノーザンに向かう?: >はい >いいえ
>はい→ノーザンプロムナードへ移動。
>いいえ→会話終了。
出入り口少しはなれたところにドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
暗転。
明けると、紙芝居屋がおり、プレイヤーが定位置に移動。
ドラッキーが紙芝居屋に駆け寄る。
ドラッキー[/話す]: うう……ようやく天井があるところに たどり着きました…… 話には聞いていましたが、 ノーザンは本当に寒い……です。
紙芝居屋[/話す]: ……。
ドラッキーが紙芝居屋に向き直る。
ドラッキー[/話す]: あ、その…… 紙芝居屋、大丈夫、です?
紙芝居屋が「びっくり1」エモーションと共にドラッキーに向き直る。
紙芝居屋[/話す]: えっ!? あ、ああ、うん。 大丈夫よー。
……まぁ、精神的にこたえて 無いっていったら、嘘になります。 けど、まだへこたれなんか しませんよ。
ここで私が泣いていても、 ちっとも話になりませんし。 ……みんながいてくれますし、ね♪
ドラッキー[/話す]: ……え、あ、はいです。
紙芝居屋が街の奥側に向き直る。
紙芝居屋[/話す]: それとは別に、なんだか このノーザンと言う国は 妙なところですね……
なんというか、初めてきたのに なんだか以前から知っていた ような気が……
黒い紙芝居屋、ルチフェロが入り口側から
フェードインしつつ紙芝居屋に歩み寄る。
同時に、紙芝居屋が二人に向き直る。
二人が紙芝居屋に向き直る。
黒い紙芝居屋[/話す]: ……それは、予知かもしれませんね。 あなたの物語が、ここで終わることを どこかで気づいていたのかも しれませんよ?
それはおそらく、ルチフェロの持つ 物語の終幕をもたらす力。 きっと、あなたにふさわしい結末は、 この雪の振る国にあるのでしょう。
ルチフェロ[/話す]: ……ここは、何かあなたに 関係があるのかもしれない。 よばれたのも、何かかんけいが あったのかもしれない。
でも、それはただ終わりに近づいた だけの事……
黒い紙芝居屋[/話す]: そうですね。 でも、大丈夫ですよ。 紙芝居屋アイリスが消えてしまっても、 その物語は私が引き継ぎますから。
この身はあなたの物語から生まれた かりそめの存在かもしれないけれど、 あなたの物語を引継ぎ、私が…… ロアであるこの身が、本物の紙芝居屋 アイリスとなって、この世界に ロアを生み出し続けますから!
紙芝居屋が1歩後ずさりする。
アルカードが「反抗」モーションと共にワープしてくる。
アルカード[-]: ……お待ちなさい。 ここで、終わらせることは このわたくしが許しませんわ。
清姫がワープしてくる。
清姫[/話す]: ○○様、 ご無事ですか?
たとえ魔王だろうと、魔縁だろうと、 このお方を傷つけさせはしません!
紙芝居屋[/話す]: アルカードちゃんに、 清姫ちゃん…… やめて、あなた達も消されちゃう! ここは、いったん逃げて……
清姫[/話す]: それは、聞けない願いです。
たとえ、あなたが私たちを生み出した 存在であっても……それが ○○様の、 言葉であっても、です。
そうしないと、あなた達が 消えちゃいます。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:右足を下げて右手を胸) 紙芝居屋アイリス。 ……正直に言えば、あなたに対して 思うところが無いわけではありません。
ですが……わたくしはこの世界に 生み出されて、多くの出来事に会い、 友を、仲間を……わたくしを受け入れ、 心にとどめてくれる人に出会えました。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) ○○が あなたを助けるのであれば、 わたくしもあなたを助けます。 それが、わたくしの交わした盟約。 それが、わたくしの誇りなのですから。
清姫[/話す]: ○○様…… 私、本当に嬉しかったんです。 アルカードと口げんかしたり、 モーモーちゃんにブラッシング してもらったり、他のロア達に ちょっと嫉妬したり……
人に裏切られて、世を拗ねてばかりの そんなどうしようもない私に…… あなたは、普通の人生を、 友達がいて、好きな人がいて、 明日になるのが待ち遠しい、 そんな日をくれたんです。
だから……あなたのために何かできる。 それだけでも、嬉しい。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) ○○、 今から、わたくしのいう事を 良く聞きなさい。
清姫が時間を稼いでくれている その隙に、紙芝居屋さんと、 そこの可愛いコウモリのお嬢さんを 連れて、あの階段脇の奈落へと 飛び降りるの。
お嬢さん、二人が怪我をしない様に、 落ちるスピードをできるだけ落として フォローすることはできる?
ドラッキー[/話す]: ……多分、いえ。 絶対に、なんとかするです。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) あなた、名前は?
ドラッキーっていうのね。 なんだか親近感が湧くわ♪
夜の翼をもつ遠き同胞よ、 わたくしの生みの親と、 大切な人の事、お任せしますわ。
ドラッキー[/話す]: えっ!? アルカード……、は どうするですか?
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) ……嫉妬深いし、ネガティブだし、 だらしない子だけど…… 清姫は、わたくしの親友ですの。
なにより……ひとりぼっちが寂しいのは わたくしだって良く知っていますわ。
この事件が解決したら、 皆でのんびり映画でも見に行きたい ところかしら……ね。
アルカード[戦闘待機]: (情報待ち:同上) あの地の底から、 誰かの声なき声が聞こえるのです。 ○○、 わたくしを信じて、そこから 飛び降りてくださいまし!
選択肢(一択)
: >飛び降りる!
>飛び降りる!↓
→学者の部屋へ移動。
選択肢(一択)
: >手を伸ばす
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: あれ……小生、たしか ノーザンプロムナードで…… あれは、幻覚だったです……?
小生たちは、何か、大事なことを 忘れているような、そんな予感がします。 ノーザンに、もう一度行かなければ いけないのではないですか?
→選択肢「ノーザンに向かう?」へ。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[/話す]: ○○、 早く……! 今度はもっと確実に、 みなさんを降ろせる気がするです。 さぁ!
→学者の部屋へ移動。
部屋の中にドラッキー、紙芝居屋、黒い紙芝居屋、ルチフェロ。
ドラッキー、に話しかけるか、部屋の奥へ行こうとする↓
暗転。明けると、ルチフェロが「座る」モーション。 (情報待ち:接地して特に動作なし)
プレイヤーが定位置に移動している。
ドラッキー[-]: あいたた……あっ、 ○○、 紙芝居屋、無事……です?
紙芝居屋[-]: ……ここは、一体?
紙芝居屋が部屋の奥側に向き直ってから、黒い紙芝居屋に向き直る。
同時に、紙芝居屋が「びっくり1」エモーション。
紙芝居屋[/話す]: ……! ルチフェロ!
ルチフェロ[/座る /*汗1]: (情報待ち:同上) ……追ってきたとも、 いっしょに落っこちたとも どっちともとれるかんじ……
黒い紙芝居屋が机に近づく。
アイリスのロア[/話す]: ……? ここ、は…… なんでしょう。
ルチフェロが立ち上がる。
同時に、紙芝居屋、ドラッキー、ルチフェロが部屋の奥に向き直る。
アイリスのロア[-]: 知らないはずなのに。 何故か……どこか、懐かしいような。
ドラッキー[-]: そういえば、紙芝居屋はこちらには 来たことが無いと…… そちらも、同じようですね。
紙芝居屋[/話す]: 確かに、来たことが無いですね。 何か、無意識に避けていた……? そんなことあるのかしら。
ルチフェロ[-]: ……部屋の奥に、本。 日記か何か? 調べたら、ここがどこかわかるかも。
選択肢(一択)
: >本を調べる
>本を調べる。
プレイヤーが定位置へゆっくりと移動。
プレイヤーに「リザレクション」のエフェクト。
同時に、一同がプレイヤーに向き直る。
アイリスのロア[-]: ……? えっ、あれは、なに? ○○と 言いましたね、 あなた一体何をしでかしました!?
ルチフェロ[-]: ○○は、 物語に選ばれた。 あるいは、選ばれるだけの素質を持って その上で自らが選んだ。
だから、主人公になった。 自分の物語だけではなく…… ロア達をめぐる物語の。
ロアを受け入れることのできる その器に、この部屋に残された 想いが具現化しようとしている……?
紙芝居屋[-]: いえ、具現化……までは行かない。 この部屋に残された想いの力は、 物語でもないだろうし、 具現化するまでの力は…… いえ、これは……この部屋に残された 誰かの……記憶……?
選択肢
過去の記憶を……: >見つめる >流し読みする
>見つめる↓
暗転。明けると、4人もプレイヤーもおらず、
半透明の人物が3人いる。
真ん中の女性はモーションが紙芝居屋に同じ。
魔法使い風の女の子[-]: ……姉さん。 あたし、魔法使いになる。
学者風の女性が「びっくり1」エモーションと共に魔法使い風の女の子に向き直る。
魔法使い風の女の子[-]: だって、今は戦争が起きているし、 ……誰かが、ここを守らなきゃ。
姉さんが、せっかくアクロポリスから こっちに帰ってこれたのに。 今度はあたしが外に出ちゃうね。
学者風の女性[-]: あなたは、昔から歌が好きで…… 音楽家になりたかったのでしょう? なんで……
魔法使い風の女の子[-]: もう、ここも平和とは言えないわ。 あたしには、音楽の才能も有ったけど、 魔法の才能も有った。 だから……戦う事を選んだの。
もう、歌も忘れちゃった。 ……戦争が終わって平和になったら、 また、歌の練習をしなきゃ、ね。
魔法使い風の女の子と執事風の男が向き合う。
魔法使い風の女の子[-]: 執事さん、イリス姉さんの事、 よろしく頼むわね。
誰かがせっつかないと、ごはんを 食べる事も忘れちゃうような人だから ……ね。
学者風の女性が執事風の男に向き直る。
執事風の男[-]: ……かしこまりました。 博士の身の回りのお世話に関しては、 わたくしが勤めさせていただきます。 妹君も、くれぐれもご無事で。
執事風の男が「お辞儀」モーション。
暗転。明けると、誰もいない。
学者風の女性と執事風の男が入り口側から机に歩み寄る。
学者風の女性[-]: ……この家に帰ってくるのも、 ずいぶんと久しぶりね。
学者風の女性と執事風の男が向き合う。
学者風の女性[-]: でも、資料をまとめなおしたら すぐにアクロポリスに戻らなきゃ。
執事風の男[/話す]: ……ご主人様、私には技術や研究の 詳しい事はわかりません。 ですが、今回の旅は危険です。 お考えを改めていただけませんか?
世界の守護者などと言って、 確かに聞こえは良いですが、 ただあなたの研究を軍事利用したい がための言い訳に過ぎない……
私には、そう思えてなりません。
学者風の女性[/話す]: いいえ……私は、守護者を 作り出さなければいけないの。
こんな悲しい事のためではなく いつか、この世界を愛してくれる、 そんな人を探し、守るためにも。
……そのために、まだ研究が必要なの。 マイマイ島のシャーマンが持つ仮面には 歴代のシャーマンの記憶や知識が 残されているというわ。
その仮面を調べさせてもらえば、 研究はさらに完成に近づく……
執事風の男[/話す]: ……ご主人様。 まずはお食事をとってください。 この前も、それで倒れて しまったではありませんか。
……貴方にお仕えするものとして、 その願いは、聞き届けられません。 マイマイは現在侵略者の出現率が 非常に高い危険地域です。
あなたの研究を否定は致しませんが、 アクロポリスもまた、前線に向かい、 あの侵略者……DEM達との争いの 最前線になるでしょう
アクロポリスの研究施設をここに移し、 このノーザンで避難しているのが 宜しいかと思いますが……
学者風の女性[/話す]: ……わかったわ、 食事の用意をして頂戴。 あなたも、最初と比べるとずいぶん お料理の腕があがったものね。
もう、私は相手にならないとして、 妹よりも上手になったんじゃない?
執事風の男[/話す]: 過分なお褒めの言葉、 いたみいります。
……初めのうちは、ご主人様に お出しできるようなものでは ありませんでしたからね。
これも、お二人に……いえ、 主に妹君に仕込まれた成果です。
ようやくご実家に戻られたのです。 今日は少し豪華な食事をご用意 させていただきますよ。
執事風の男が出入り口へ歩み去り、消える。
学者風の女性[出入り口に向き直る /話す]: ……ごめんなさい。 初めて、貴方に嘘をついたわね。
でも……あの子が無事なうちに。 夢で見た向こう側の世界のように、 記憶に残る過去の大戦のように、 再びこの世界が壊れてしまう前に……
いつか、この戦争が終わったその後に、 世界を助けることができる、 世界を愛してくれる誰かを探す。 ただそれだけのために……
学者風の女性が机に向き直る。
白転。戻ると、最初の状態。
※守護魔・ウルゥを装備している場合
: ウルゥは、 何やら考え込んでいる。
[/話す]: どこかで、見たことがあるような。 私が知らない、遥か昔に 私が生み出された理由……。
[/話す]: ○○様、 改めて、私をこの世界に産みだして いただけたことに深い感謝を。
あの女性の願いは…… 少なくともその願いの一つは、 あなたによって叶えられたのですから。
……この、私の存在として。 これからも、私と同じように、 この世界を愛してくれますか……?
※守護魔・カナデを装備している場合
: カナデは、 何やら考え込んでいる。
[/話す]: なんだろう…… まったく知らない人なのに、 どこか知っているような。 ……もしかして、あの妹さんって わたしに少し似てる……かな?
[/話す]: ……あ、ほら。 わたしたち音楽の守護魔は 代替わりするから、 昔のことはわからないし。 わたしのお母さん……つまり先代の 音楽の守護魔・カナデや、あるいは ロウゲツさんなら、何かを知っている かもしれないけど……ね。
※ロウゲツのフェンサーハートを装備している場合
: ロウゲツは、 何やら考え込んでいる。
[/話す]: ……。
あぁ、これは大変失礼を。 うっかりと見入ってしまいました。 私としたことが、申し訳ありません。
……時間は過ぎ去り、 巻き戻ることはありません。 如何に望んでも、嘆いても。
あちらのお嬢様がたにとっては、 新しく知った大きな出来事でしょう。
私にとっては……そうですね。 失われたいくつかの夢と、 愚かな男の罪の記憶…… としか思えませんね
アイリスのロアが机に歩み寄る。
アイリスのロア[-]: ……今の……は…… あれは……私? あなた?
紙芝居屋とアイリスのロアが向き合う。
紙芝居屋[-]: あの本、どこかで見たような…… それに、マイマイ島……私が、 最初に目覚めた場所……
ルチフェロ[紙芝居屋に向き直る]: 紙芝居屋のアイリス。 あなたは、最初マイマイにいたの?
紙芝居屋がルチフェロに向き直る。
紙芝居屋[-]: ええ、どこかで誰かに話したかと 思いますけれど、私は最初、 気が付いた時にはマイマイの浜辺に いたんです……
!!
紙芝居屋がアイリスのロアに向き直る。
紙芝居屋[-]: あの本、私が最初に持っていた 想いの力の実体化と、ロアの物語が 記載されていた本にそっくりです!
アイリスのロア[-]: ……つまり、どういう事? あなたは、一体何者?
私は、あなたの物語から生まれた。 あなたは、何から生まれた?
人間? ロア? それとも、それ以外の何か?
紙芝居屋[/話す]: わ、私だって知りませんよ! でも、私は最初から想いの力を 具現化することを考えていました。
手に持っていた本を読んで、 ロアを生み出すための仕掛けと、 その物語を知りました。
周囲の人に、私の事を聞いても 誰も知らなかったから、おそらく自分は ロアではないのだろうと…… そう、認識しました。
でも、確かに…… 私には、それ以外に何もなかった。
アイリスのロア[/話す]: 何もない? それを言っていいのは、あなたでは 無いのではないでしょうかねえ?
……ルチフェロ、けりをつけましょう。 紙芝居屋さえ消えれば、 私は、きっと、想いの力の……
ルチフェロがアイリスのロアに歩み寄る。
ルチフェロがアイリスのロアに向き直る。
ルチフェロ[/話す]: ……アイリス、もうやめよう? もう、わかっているのでしょう? 争っても、なにも変わらないって事。
……アイリスも、紙芝居屋も、 自分が何ものかわからなくなってる。 わからない、というのは、 何がわからないのかもわからないこと。
正しい問いかけがあれば、 そこには正しい答えがふくまれる。 ○○、 あなたは、この二人に何を問う?
選択肢
何を問いかけよう: >ロアを生み出した理由は? >何故、想いの力の具現化を?
>ロアを生み出した理由は?
>何故、想いの力の具現化を?↓
アイリスのロア[-]: ……私は、本来私が行うべき 使命を引き継いだようなもの……
だけど、特に疑いもなく、 ロアは生み出されたがっていると 理解していた、信じていた。
そう、ロアを生み出した物語は……
紙芝居屋[/話す]: (メモ:理由は?選択時、モーションなし) ロアを生み出す原型となった物語は、 私が持っていた本に描かれていたもの。
作者は、自分かと思ってましたけど、 先ほどの回想を見た限り、どうやら あの私たちによく似た女性…… の、ようですね。
アイリスのロア[-]: やっぱり、あなた……じゃ、ないのね? そう、なら、納得できる。
紙芝居屋[-]: ええ、今更白状するのは少し恥ずかしい のですけれども……
私も、もう一人の私にも、 自分で物語を……ロアを生み出す元となる 物語を作り出す力は、無いんです。
ドラッキー[-]: えっ!? 今までに生み出したロアたちは、 一体誰が作り出した物語です?
小生、不勉強ですが、どの物語も 耳にしたことが無かったです。
紙芝居屋[-]: ……これは、あくまでも、推測です。 私が持っていた本に書かれていた、 メモ書きから推測した事です。
なんでもカウンターで、ルチフェロを 呼び出す前にあちらの私が言った、 思い出星の話……あの話は、唯一この アクロニア大陸に伝わる物語だという 事は確認できています。
アイリスのロア[-]: 他の物語は、あの本の作者が自分で 思いついて書いたか、記録が無いくらい 古い時代の物語を発掘したか……。
あるいは、この世界ではない、 遠い世界の物語を夢に見たか…… に、なるのでしょうね。
そして、あの本の作者は……
紙芝居屋[-]: イリス、と呼ばれていましたね。
どなたなのかは存じませんけど、 私たちの使っていた、想いの力を…… ロアを具現化するための方法を 作り出したのも、この物語の原型を 書き上げたのも、きっと…… 存命中の、あの人だったのでしょう。
ドラッキー[-]: それは、どういうことです? 存命中って……
ルチフェロ[-]: それは、生きているあいだに、 ということ。
その本を見ればわかると思うけど、 侵略者とのせんそう……それは、 わたしのちしきの上では何百年も むかし、むかしの事……
ドラッキー[-]: ! 思い出したです。 ちょうど、この前学校で 歴史を勉強しましたです。
昔々、多くの国々が限りある資源を 巡って、お互いに戦争をして、 とても悲しいことになったって。
マイマイには、多くの飛空庭が 墜落したってきいたです…… 侵略者というのは、初めて聞いたです。
ルチフェロ[-]: いっぱんのひとには、知らされていない。 でも、一部のぼうけんしゃや、 いろんな国のえらい人は知ってる…… マイマイのいせきも、もとはと言えば 侵略者のおとしもの……だという話。
わたしの中にかってに知らされている ちしきだから、どこまで正しいのか はんだんはできないけれど。 たぶん、あっている。
アイリスのロア[-]: 私たちの原型になったであろう、 イリス博士……は、マイマイで?
紙芝居屋[-]: ……おそらくは、そうでしょうね。 あぁ、私ったら、なんておバカなの?
私が持っていた本に書かれていたのは 想いの力の具現化の調査レポートと、 誰かが実現したかったのだろう いくつもの物語。
だから、私は「想いの力の具現化」が 最も大切な事なんだ、ってずっと 考えてしまったんですね。
そして、私を基にして生み出された あなたも、ですよね?
アイリスのロア[-]: つまり、あなたは……いえ、私たちは イリス博士と言う実在の人物の記録を 基にして生み出された、というの?
物語でもなく、みんなに知られていた と言うわけでもないのに!? そんなこと、あるわけが……
紙芝居屋[-]: ロアを生み出すための紙芝居は、 あくまでも生まれやすくするため、 素早く結果を出すための儀式です。
その理論についても、この本に書いて 在った事をベースにしています。
そして、今ここに居る ○○さんのように 心の持つ力が大きな人であれば、 その人の心の中でロアの存在を 保つことすら可能です。
何百年もかけて、イリス博士と言う 遥か昔に亡くなってしまった人の 物語を語り続けた人たちがいたら、 もしかしたら……
ドラッキー[-]: なんで今なのか、ちょっとだけ、 こころあたりがあります。 小生や受付嬢は、アルマと言う…… 人の姿になった、モンスターです。
小生のような、人の心と姿を 持ったアルマが人の世の中に 現れたのは、割と最近…… 去年の、始めくらいからです。
ある方に聞いたら、世界がそういう風に 変わりつつあるから……だそうです。
紙芝居屋が目覚めたのは、 いつごろです?
紙芝居屋[-]: ちょうど、その辺りですね…… 一年くらいは、自分が何が出来るのか、 調査と準備をずっとやっていましたし。 ……あぁ、そう……ですね。
わたし、紙芝居を語るために、 色々な場所に旅に出るその時まで、 眠ったことも、おなかが空いたことも 一度もなかったような気が……します。
私は、彼女の幽霊みたいなもの…… なのでしょうかね。
ルチフェロ[-]: ……終わらせる物語は、これなのね。 わたしの「物語を終わらせる力」が 導いたのは、ロアを生み出す紙芝居屋の ……
いえ、まだわからないわね。 ○○。 この物語における勇者にして、まれびと。 主人公にして、かんきゃくではなく 物語にとびこんできた、そこのあなた。
あなたは、この二人に何を問う? 何を伝える? 今、真実をしったであろうこの二人に。
選択肢
何を伝えよう?: >今、二人はどう考えている? >もう、争う必要はない
>今、二人はどう考えている?
>もう、争う必要はない ↓
アイリスのロア[-]: 私は、想いの力の具現化のためなら 何をしても、何を犠牲にしても、 前に進まなければいけないと ずっとずっと思っていた。
それが、ロアとしての存在意義だった。 他のロアにもそうしてきたというのに、 自分がそうだったと知るのは、 案外不思議な気分ですね。
紙芝居屋[-]: あの人は……イリス博士は、戦争を 終わらせて、その後の時代に、 人を幸せにするための方法を 探していたんですね……
その方法の一つが、守護者とやらの 開発で……もう一つが、ロアなどの 想いの力の具現化……ですか。
あべこべですね、私たち。 本来そこにあるべきだった、 人を幸せにするという目的を知らず、 手段であるはずの想いの力の具現化を ずっと追い求めていたなんて……
ドラッキー[-]: みんな、それが素晴らしい事だって。 誰かのために良い事なんだって、 そう思っていたですね……
ルチフェロ[-]: ○○。 あなたはおそらく、この物語…… 紙芝居屋アイリスと、アイリスのロアと、 遥か昔のイリス博士の物語に 幕を降ろすために選ばれた。
あなたがこの物語の主人公の一人である 事はまちがいないだろうけれど……
あなたの物語は、これだけではなく、 もっと、これからもさまざまな 物語に巡り会う……
ルチフェロ[-]: そして、あなたがここに居て、 あなたの心の中にまもられている限り、 わたしが終わらせたはずのロア達も やっぱり、終わることはない。 ……おそらくは、もう目覚めている。
プレイヤーに「リザレクション」のエフェクト。
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
ドラッキー[-]: 光が…… !? ○○!?
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
ドラッキー[-]: いえ、あなたは……誰、です?
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
アイリスのロア[-]: ……いくつもの相が、入れ替わる……? これは、始まっている……?
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
紙芝居屋[-]: ……そんな!? ○○さん!? 何が……まさか、ロアに……!?
プレイヤーに「レイビングソード」のエフェクト。
暗転。暗いまま話している。
誰かの声: ……アを……から……
別の誰かの声: このままでは…… に、なって……
誰かの声: とりかえし…… 前に……星を……
別の誰かの声: ……くす、というのですか……
誰かの声: ……でしか、あの方を…… なら……
→なんでもクエストカウンターへ移動。
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: ……大丈夫です? あの時、あなたの姿が…… いえ、それはいいです。 まずは、受付嬢たちに顔を 見せてあげて欲しいです。
なんでもクエストカウンターで 話す、です。
→選択肢「どうする?」へ。
入り口少し離れたところにドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る /話す]: 大丈夫……です? 顔色がまだ良くないです。 無理はしないでくださいです。
受付嬢も、紙芝居屋も みんな心配してるですから、 受付で話を聞いたら、 今日はゆっくりするといいのです。
会話終了。
受付嬢の後ろに白黒紙芝居屋。
※荷物が多すぎる場合
受付嬢、白黒紙芝居屋に話しかける↓
: (荷物がいっぱいだ…… 先に荷物を整理しよう)
会話終了。
※通常
受付嬢、白黒紙芝居屋に話しかける↓
暗転。BGMがウェストフォートのものになる。
明けると、プレイヤーが定位置で「ぐったり」モーション。
ドラッキー(崩れ落ちる)、ルチフェロ(所有者死亡)、紙芝居屋、アイリスのロアがカウンター前でそれを囲んでいる。
(情報待ち:ドラッキー:膝を付いて泣く?)
(情報待ち:ルチフェロ:うずくまって顔を覆っている)
プレイヤーが正座モーションになる。
ドラッキー[すすり泣く /*汗2]: (情報待ち:立って目元に手を当てる) ○○、 気が付いたです?
よかったです…… ノーザンで倒れてしまった 事は覚えているです?
あの後、みんなや、復活の戦士に 手助けしてもらって、ここまで 運んでもらったですよ。
あの時、一瞬だけあなたが 違う誰かに見えたような…… いえ、きっと、小生の気のせいです。
受付嬢[/話す]: おお、目を覚ましたか。 ノーザン地価でいきなり倒れたと聞いて 何があったのかと心配したぞ。
紙芝居屋[/話す]: ○○さん、 ご気分はいかがですか? ヘンな所、ないですか?
アイリスのロア[/話す]: ……見た感じ、変化はないようですね。 ひとまずは安静、ですね。 ……あなたにも、たくさん迷惑を かけてしまいました…… 謝罪しても許されるものかは、 正直私にもわかりませんが……
紙芝居屋[/話す]: あー、その、せっかく私たちは ○○さん達の ご助力もあって仲直りが…… 正確には、本来の目的を知って 争うことが無くなったわけですから、 ここで、あたらしい関係性をですね?
ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:同上) …… ○○、 巻き込まれ主人公であることを もとめられ、それを自らえらんだ勇者。 あなたが、無事でよかった。
アイリスのロアがルチフェロに向き直る。
アイリスのロア[/話す]: あ……ルチフェロ。 そこは、私から説明を してもいいですか?
ルチフェロ[所有者死亡]: (情報待ち:同上) ……うん。 アイリスに、まかせる。
ドラッキー[/話す]: あぁ、それはあの時 ○○が 倒れた原因です? 小生も、それは知りたいです。
アイリスのロア[/話す]: ……ありがとう。
アイリスのロアがプレイヤーに向き直る。
アイリスのロア[/話す]: あの……あ、なんだか、こうやって 敵意なくお話しするのは、 今までなかった様な気がする……。
選択肢
どう答える?: >世界を終わらせたりしない >そういう終わりもありかもしれない
>世界を終わらせたりしない↓
[/話す]: 世界をそんなに簡単に 終わらせる気はない、と答えた。
ルチフェロ[/話す]: そうだよね。 ○○は、 やっぱりわたしの勇者だね。
だから、いつかわたしが魔王として 世界を壊そうとしていたのなら、 わたしの前に立ちふさがって くれなきゃだめなんだよ?
>そういう終わりもありかもしれない↓
[/話す]: そんな終わり方も、案外 ありかもしれない、と答えた。
ルチフェロ[/話す]: そうだよ。 あなたの物語を決めるのは、 やっぱりあなただもの。
他の人がそれに付き合うかは 相手しだいだけど、自分のことだけは、 自分で決めていいんだもの。 だから、その時はわたしを呼んでね?
ルチフェロ[/話す]: しばらくは魔王としてのかつどうは おやすみするから、ちょっとの間 ○○のところで すごさせてもらうね?
ルチフェロ[/話す]: だいじょうぶ。 長くはかからないと思うから、 ○○が たおれちゃうようなことはないわよ。
……じゃぁ、お願いしていい?
ルチフェロが「握手」モーション。 (情報待ち:着地して手を差し出す)
受付嬢[/話す]: ……うむ、本来は ○○の体に 異変があるようなら、 それを避けるべきかと思ったが……
解決方法があるなら、いだろうさ。
受付嬢が紙芝居屋に向き直る。
受付嬢[/話す]: 嘘ではないだろうな、紙芝居屋?
紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
紙芝居屋[/話す]: ……ええ、大丈夫です。 ○○さんは 何の問題もありませんよ。
信じていただいて問題ないです。 私は嘘はつかないんですよ?
受付嬢がプレイヤーに向き直る。
受付嬢[/話す]: ……紙芝居は嘘とは言わんか…… まぁ、架空の物語を一概に嘘と言うのは 味気ないことこの上ないから、 そこはその通りなのだが。
今までは……うむ、うっかりしていたり 忘れていたりはあったが、嘘はついて いないようだな。
受付嬢が紙芝居屋に向き直る。
受付嬢[/話す]: ○○に 関わることだ、嘘でしたー、で 済ませられるものではないからな。
受付嬢がプレイヤーに向き直る。
受付嬢[/話す]: では、始めるぞ。
ルチフェロ[/話す]: ○○、 みじかい間だけれど、 これからしばらくはよろしく。
おせわになるから、これ、あげる。 わたしと、おそろい。 えらんで……?
選択肢
どれを受け取る?: >ルチフェロの角(金) >ルチフェロの角(銀) >ルチフェロの角(白) >ルチフェロの角(黒)
>ルチフェロの角(※)
ルチフェロの角(※)を入手。
思い出のしおりを入手。
◆ルチフェロ・ロアを入手。
各経験値1500を取得。
ルチフェロがアイリスのロアに向き直る。
ルチフェロ[/話す]: あと……アイリス。 また、ね。
白転。
→ダウンタウン(西階段下)へ移動。
中央西噴水前には誰もいない。
西階段下にドラッキー。
ドラッキーに話しかける↓
ドラッキー[プレイヤーに向き直る]: なにか目的があって、そのために 前に進むことは、尊いことだと 小生は考えていたです。 でも、何が正しいのかって、 難しいことだったですね……
なんでもクエストカウンターで 話す、です?
→選択肢「どうする?」へ。
受付嬢の後ろに白黒紙芝居屋。
受付嬢に話しかける↓
紙芝居屋が受付嬢に向き直る。
受付嬢[/話す]: イリス博士と想いの力……か。 いや、なに。余の知らぬところでも、 様々な糸はつながる物だな。
何百年も昔の戦争の時代に、 後の世界の事を……未来を見つめた 彼の人物にとって、見えすぎるという 事は幸福だったのか、それとも……
いや、考えるのは止そう。 何よりも、まずはそなたの体のことを なんとかせねばならんのだからな。 それが済んだら、紙芝居屋。 次はそなたの存在が何なのかを じっくりと調べておきたいものだな。
紙芝居屋[/話す]: あはははー、それにしても、 私ってば一体何者なんでしょうね? 私の噂話をもとにして生み出された アイリス・ロアちゃんは、例外的でも ロアであることは確実ですが……
もしかして、私ってイリス博士の お化けだったり……
受付嬢[/話す]: せんな。 そなたには魂も肉体もあるだろうに。 そもそも、イリス博士の記憶とやらも 持っておらんのであろう?
紙芝居屋[/話す]: なんですよねぇ…… あぁ、私ってなんてフシギ極まりない 登場人物なのでしょう?
……なんて言っても、今更ですね。 私の正体が何であれ、やってきたことに 変わりはありませんし。 色々な人達や、生み出してきた ロア達に対する責任はきっちりと 取らないと……ですね。
間。
受付嬢[/話す]: まぁ、当分の間はここでタダ働きでも してもらうとしようかな。
ロア達も安定化すれば、勝手に働き口を 見つけてくる奴もいるだろうが、 なんなら仕事を紹介してもいい。 ……案外、なんとかなるものさ。
以下通常台詞に接続。
紙芝居屋、アイリスのロア(黒い紙芝居屋)に話しかける↓
紙芝居屋、アイリスのロアがプレイヤーに向き直る。
紙芝居屋[プレイヤーに向き直る /話す]: いやぁ……参りました。 私は何をしてたんでしょうね。
それが大事なものだっていうのは わかっていたのだけれども、 何故大事だったのか…… 一番初めのきっかけが、 抜け落ちていただなんて。
アイリスのロア[/話す]: ……私はロアを生み出すことだけが 正しいことだと思っていたんです。
うふふふ……今考えれば、 目的と手段が入れ替わって、 目的を見失っていたのですね。
まるで、私やもう一人の私は 間抜けなキカイみたいなものでした。
私たちが生み出したロア達は、 思い悩み、自分の道を探していたと 言うのにねぇ……お笑い種です。
紙芝居屋[/話す]: とはいえ、今更ここで悩んでも しかたないのですよ! やっちゃったことはもう戻りません、 なら、これから先をどうするか 前向きに考えましょー♪
まず、急ぐべきなのは…… ○○さんの…… 体の中にいるロア達と、想いの力が 暴走しないようにする方法を 見つける事、ですね。
アイリスのロア[/話す]: ○○……さん。 なんだか、ついこの前まで 敵だと思っていた人に呼び掛けるの、 なんだか照れますね……
あなたは、何としても助けます。 私たちのしたことの責任は…… 絶対、片をつけないといけません。
会話終了。