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アナザークロニクル プロローグ ~紙片収集3~

1『ファーイーストシティにいる「オッサー」に話しかけよう』

ファーイーストシティ

【タイ兄さん】
 来たで、ファーイースト……
 あー、疲れた。
 ワイはちょっと働きすぎやないかとおもっとるんやけど、
 どないやろ?
【イリス博士】
 (まあ、面倒くさがりなあなたにしては
  頑張っているのだと思いますけど、
  それを言ってしまうと、そもそも
  もっと頑張ってくれている○○さんは……)
【タイ兄さん】
 しゃーない。
 その変なオッサンを……って、こっちに走ってくるあれか。
 あれなんか。
【何かキマッてる感じの農夫の男性】
 そうっっっっ!
 さくっっっっ!!
(空行)
 そうっっさくっ!
 そうっっさくっ!そうっっさくっ!
 そうっっさくっ!そうさぁーーーく!
【タイ兄さん】
 確かに、あからさまに変やな、このオッサン。
 なんか妙なキノコでも食ったんか?
【何かキマッてる感じの農夫の男性】
 オッサンじゃなーい!
 ワシの名前はオッサーじゃーい!じゃいじゃいじゃーい!!
 なんか体に創作意欲がふつふつふつふつふつふつふつふつと
 湧き上がってきて止まらないんじゃぁぁぁぁぁっ!!
【タイ兄さん】
 創作意欲ゆーても、それ普通や無いで。
 なんか目もギョロっとひらいとるし。
【オッサー】
 これは地顔じゃぁぁぁぁっ!!
 ワシのチャームポイントであるこのくりくりしたオメメの可愛らしさが
 分からんとはなんという……はっ!?

 そのちんまい姿、もしやオヌシは魔法を使う女の子の脇にたたずむ
 よくわからないマスコット的生き物!?
【タイ兄さん】
 せやな。違うで。
 それ、地顔だったんか、すまんな。
 ……それはともかく、色々置いといて、
 お前この辺でこんな感じの紙片を拾ったりしとらんか?
【オッサー】
 拾った拾った!
 もしやそれって何か選ばれた中年男性になるためのアイテムとか
 そういうものなのか!?

 実はさっきからワシ、むやみやたらに創作意欲が
 湧き出してきているんじゃ。
 もう、何というか止まらないんじゃ!
【イリス博士】
 (あー、うんうん。
  ここまでキテレツな行動をするわけでは無いですけど、
  創作意欲が高まった時は止まらないですよね♪)

 (気が付いたらごはん食べずに二日ぐらい過ぎていたり、
  いつの間にか床で寝ちゃってたり……)
【タイ兄さん】
 お前、よくそれで健康保っとったな。

 それはそれとして、すまんがその紙片を返してもらえんか。
 別に選ばれた中年男性になれるとかそういう妙なことはないんやで。
【オッサー】
 そうか……やはり、そういうアイテムではなかったか……
 ワシ、ちょっとだけ夢見とったんじゃ……
(空行)
 それはともかく、渡すことはやぶさかではないが、
 それにはちょいと条件があるのじゃ。

 実はさっきから執筆している冒険活劇小説があってな、
 その描写で英雄が迫りくるモンスターの群れを
 千切っては投げ千切っては投げ、というシーンがあるんじゃけど、
 ワシそもそも農夫じゃから荒事の経験が無くてなぁ。

 なんでも、イーストダンジョンの裏っぽい
 凄いイーストダンジョンが有ると聞いたのじゃが、
 そんな凄いところで大冒険をして、
 その経験を取材させてはもらえんだろうか?
【タイ兄さん】
 またけったいなところやな。
 ○○、英雄さまの出番やで。
 キリキリ働いて来るとええで。
【オッサー】
 おお! おお!
 行ってくれるか!
 な、ならクエストとして渡そう!
 一度クエストを出してみたかったんだ。

(クエスト「LV95 オッサーからの依頼(party可)」)

【オッサー】
 おう、それでは血わき肉躍る
 大活劇をよろしく頼むぞ!
 そうっっさくっ!そうっっさくっ!
 そうっっさくっ!そうさぁーーーく!
※このクエストは「オッサー」に報告する必要があります。
その他のクエストカウンターに報告してしまった場合、
クエストがやりなおしとなりますのでご注意ください。

2『ファーイーストシティにいる「オッサー」に話しかけよう』

ファーイーストシティ

【タイ兄さん】
 おお、お疲れやで。
 終わったようやな。
【オッサー】
 おお、聞かせてくれ!
 苦労を、活躍を、痛みを、高揚を!

 ……ふんふん、なるほど。
 おお、すごい!
 まるで目の前で冒険が繰り広げられているようだ……!
【タイ兄さん】
 せやな。
 はよ紙片を……ん?

(通信音)

【タイ兄さん】 
 はい、タイ兄さんやで。
 ふんふん、サウスでなんか妙な実験?
 おう、後で行くで。
【オッサー】
 湧き上がれワシの創作意欲!
 うおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!

 ふぅ、出来上がった……
 ワシの作家人生をかけた作品が……
【タイ兄さん】
 オッサン農夫やったんちゃうか?
【オッサー】
 そう!
 今まで物語なんか書いたことも無いのに、
 急に創作意欲がバリバリと湧き上がってきたのじゃ!

 これで次回作は……!

 あ、なんか満足してしもうた。
【タイ兄さん】
 娯楽小説なら、ワイも読むで……
 うん……ああ……せやな。
 こういうのを書くには、意欲だけではどうにもならんものがある、
 っちゅー事だけはわかったで。

 なんか落ちたで……って、これ紙片やないか。
 もろてってええか?
【オッサー】
 あー、うむ。
 なんか創作しきったせいか、妙にすっきりしたワイ。
 そいつは礼代わりにくれてやろう。

 そこの冒険者さんよう。
 ワシは農夫で、冒険には出れんがあんたの話は本当に面白かったよ。
 おかげ様で、満足する話が書けた。
 その礼としてなら、安いものじゃ。
オッサーから紙片を受け取った。
(……あの時見た、夢を……
 せめて、物語の中に……)
【ボンズ】
 ここにはー!
 エネルギーとなるべきものが、見当たらないな!!
 ハズレか! そのようだ!
【タイ兄さん】
 お?

 なんや、お前ノーザンにいたアフロやないか。
 こんなところで何しとるんや。
【ボンズ】
 ピンチが世界なんだ!
 アフロがしおれてしまうくらい世界がピンチなんだよ!
 原因はかんたんだ、わかんないけどエネルギーを使いすぎなんだ!
【タイ兄さん】
 あー、うん。
 なんか前と変わらんのか、状態が悪化しとるのか
 判断しづらいなお前。
 ピンチが世界、ってなんやそれ。
 しかもしれっと後で言い直しとるし。
【ボンズ】
 寒いノーザンにはなかった。
 広いファーイーストにもなかった。
 おお、ボンズよ今こそ行動の時!
 世界を救うために新たなるエネルギーを探す旅に出るのだ!
 今度はあったかいサウスあたりに!
【タイ兄さん】
 いや、お前このままだとどんどん愉快なことになって行きそうやから
 紙片おいてき……あー、いってもた。
【イリス博士】
 (なんだか、言ってることは支離滅裂ですけど……
  使命感と危機感だけは本当みたいですね)
【ボンズ】
 おおボンズよ、お前の行く手をさえぎるものは
 何もかもワンパンでブッ飛ばす!

 いざ無敵軍団!
 構成員はボンズ様ただ一人!
 一人軍団! いざ出発!
 エナジーっ!
【タイ兄さん】
 あれ、紙片の影響だとは思うが、どこまで地なんやろな?
 ○○、そろそろあいつは
 力ずくでとっ捕まえても罰は当たらんと思うんやけど、
 どうやろな?

 ああ、そうやで。
 今さっき連絡あって、アイアンサウスで武具倉庫の管理者が
 妙な実験をはじめそう……って事なんやて。
 止めてもらっとるらしいが、何やら厄介そうなんで早めにいこか。

 シュターゼっちゅう名前のねーちゃんらしいで、
 現地着いたら探してみてや。
>アイアンサウスに行く?
 YES
 NO
【オッサー】
 おお、冒険者さんありがとよ。
 ワシも楽しい話を聞かせてもらった。
 お前さんの冒険に幸がありますよう、
 街の南の像にお祈りしておくワイ。