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アナザークロニクル プロローグ ~紙片収集1~

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1『ノーザンプロムナードにいる「ボンズ」に話しかけよう』

ノーザンプロムナード

【タイ兄さん】
 紙切れ、紙切れ……お、
 あのアフロが手ににぎっとるのがあの写本の切れ端やないか?
【アフロヘアーの冒険者】
 ……ぶつぶつ。
【タイ兄さん】
 なあ、お前。その本の切れ端、ワイのなんやで。
 拾ってくれてありがとな。
 なんで、返してもらえるとありがたいんやが。
【アフロヘアーの冒険者】
 ……お前、なんだ?
 そこのお前も、なんだ?
 なんで、こんなにのうのうとしている?
 俺の、このボンズ様のアフロヘアーもこの問題意識に
 震えているというのにそんなに呑気でいいのか?
【タイ兄さん】
 ……なんの話や?
【ボンズ】
 エネルギー!
 そう、エネルギーなんだよ。
 詳しい事はあんまりわかんないけど!

 世界は今火の消えかかったランプに似たような状態になりつつある。
 エネルギーは足りず、それでもそれが無ければやっていけない。
【タイ兄さん】
 あー、なんや。
 ご高説たまわってるとこすまんが、ワイらはその紙切れが……
【ボンズ】
 等価交換!
 エネルギー保存のなんとか!
 ええと何かわからんがお断りだ!
 もしこれが欲しいなら、この世界のエネルギー問題を
 一気に解決するような見た事もないエネルギーを持つ
 アイテムとだけ交換してやる!
【タイ兄さん】
 ……はあ。
 ○○、どないする。
 こいつなにゆーとるのかさっぱり分からんで?
【ボンズ】
 おお、ボンズよ今こそ行動の時!
 世界を救うために新たなるエネルギーを探す旅に出るのだ!
【タイ兄さん】
 お前、ちと落ち着いた方がええで。
 見たところ、まだ二次職みたいやし、そこそこの実力はあるやろけど
 お前にはまだいけんところも……
【ボンズ】
 無敵軍団!
 構成員はボンズ様ただ一人!
 一人軍団! いざ出発!
 エナジーっ!
【タイ兄さん】
 ……なんやろな、あの愉快な奴。
 どこまでが地で、どこまでが紙切れ……
 言いにくいな、紙片って言いなおすか。
 どこまでが紙片の影響なんやろな。

 追いかけるのも面倒やし、あんな奴がいたって事だけ覚えて、
 他の紙片も探してみるとするで。
 なにせ、全部あのサイズだとすると
 下手すりゃ十個近くになるんちゃうか?

 近場で、なんか妙なことをしとる奴がいたら話しかけてみるんやで。

2『ノーザンプロムナードにいる「タルホビ」に話しかけよう』

ノーザンプロムナード

【タイ兄さん】
 今度はあの娘っこやな。
 紙片は……なんか手を握っとるな。
 あれじゃわからんか……
【ナイトっぽい女性】
 帰らないと、でも、仕事が……
【タイ兄さん】
 どないしたんや?
【ナイトっぽい女性】
 ああ、故郷に帰らないといけないのだけど、
 受けた仕事が時間がかかる仕事で、どうしたらいいのか……

 キャンセルも出来ないし、かといって出来るだけ早く帰らなきゃ
 いけないし、今の私の実力ではかなり時間がかかるし、
 どうしたらいいの……!?
【タイ兄さん】
 どんなクエストうけたんや……
 なんなら、ここにいる腕利き冒険者の
 ○○に相談してみ?
【タルホビ】
 あ……もしかして、貴方は伝説に聞く三次職……!?
 は、初めて見た……
 実在するんだ……!

 ええと、私タルホビと言います。
 ナイトをしているんですが、その、守るのは得意でも
 倒すのはそこまで得意ではなくって……

 修行も兼ねて、名高い迷宮であるディメンジョンノーザンの魔物を
 沢山倒す依頼を受けていて、そしたら急に故郷のモーグに
 帰らないといけなくなってしまって……
【タイ兄さん】
 ○○、手伝ったり。

 ……あの娘、明らかに妙やで。
 本来ならほっとくんやけど、今は何かの手がかりになるかもしれんし。
 それに、お前ならディメンション何たらの討伐なんぞ楽勝やろ?

 よっしゃ、タルホビゆーたか。
 こいつが手伝ったるさかい、クエストの詳細を聞かせえ。
【タルホビ】
 はい……!
 あ、ありがとうございます!
 このままだと何カ月もかかってしまってどうしようって
 本当に困ってたんです!

 ええと、では私からのクエストという形でお願いさせていただきますね。

(クエスト「LV95 タルホビからの依頼(party可)」)

【タルホビ】
 はい、ありがとうございます!
 私も、自分で出来そうな分はなんとかしますので、
 よろしくお願いします!
 終わったら、私に言ってくださいね!
※このクエストは「タルホビ」に報告する必要があります。
その他のクエストカウンターに報告してしまった場合、
クエストがやりなおしとなりますのでご注意ください。

3『ノーザンプロムナードにいる「タルホビ」に話しかけよう』

ノーザンプロムナード

 

(クエスト報告時のログが取れていなかったため一部抜けています、ご存知の方で埋めていただけると幸いです……!)

 
【タイ兄さん】
 で、お前なんでそんなに急いで故郷に帰ろうとしてるんや?
【タルホビ】
 ええ、実は……!?
 あ、あれ?
 故郷に帰らなきゃって、ずっと焦っていたのに……
 なんでそんなに?
 あれ、私なにを?
【タイ兄さん】
 なんぞ落としたで……っと、ビンゴやな、あの紙片や。
 ○○拾っとき……
 なんか知らんけど、なんぞ危ないもんなんかな?

 お前は大丈夫か?
 ……流石腕利きやな。
【タルホビ】
 すいません……確かに、故郷には帰る必要があったんですけど、
 なんでここまで自分が焦っていたのか……
 足元に落ちていたその紙切れを拾ってからの記憶が
 何だかあいまいで……
【タイ兄さん】
 ええて。
 その代わりと言ってはあれやけどこの紙片はもろてくで。
【タルホビ】
 ええ、どうぞ。
 何か良くわからないものですが……
 タルホビから、紙片を受け取った。
(……やく……
 ……帰らな……)
【タイ兄さん】
 どないしたんや。
 ……誰かに話しかけられた?
 (空行)
 ワイは特に声はかけとらんで。
 聞き間違えとかちゃうんか?
【ボンズ】
 何か良くわからない、エネルギーっ!?
 ……なんだ、ちがうのか。
 お前もなんか変な紙片を持っているな。
 ……という事はエネルギーを探すこのボンズ様の仲間かライバルか!?
【タイ兄さん】
 ちゃうで。
【ボンズ】
 その紙片、集めると何かあるのか?
 例えば、無尽蔵にパワーがエネルギーでがっぽがっぽわいて来るとか。
【タイ兄さん】
 パワーとエネルギーは微妙に別物やな。
 お前も紙片もっとるやろ。
 ワイらに渡してくれてええんやで?
【ボンズ】
 ヤだね。なんでお前達なんかに渡さないといけないんだ。
 未知のエネルギーを見つけてそれとの交換であれば考えなくもないぞ。
 むしろそのためにお前の持ってる紙片を
 このボンズ様に渡すのも世界の為だぞ。
【タイ兄さん】
 なんか、話の通じんやっちゃな。

(通信音)

【タイ兄さん】
 ……ちーとまて。連絡入った。
【ボンズ】
 待たない! 俺様は忙しいんだ!
 ではさらば!
【タイ兄さん】
 ……うんうん、せやな。
 ほな、急ぐわ。

 次の紙片らしきものが見つかったで。
 アクロポリスのダウンタウンや。
 なんでも、モンスターが湧き出しとるっちゅー話やけど、
 まだモンスターは確認できてへんらしい。

 ダウンタウンで働いとるクリリルっちゅー
 娘っこに話を聞いてくれ、
 って事やで。
 ま、行くとするか。
【タルホビ】
 あ、あのっ!
 ○○さん、

 いつか、私もそれくらい強くなれるよう努力……
 いえ、追いついて見せます!
 今回はありがとうございました!
>ダウンタウンに行く?
 YES
 NO

→YES

【タルホビ】
 ダウンタウンに行かれるんですよね、
 行ってらっしゃいませ!