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タイニー・かんぱにー~人材発掘編~ ログ
コミックガール・ウィスプちゃん

タイ兄さんの飛空城

【タイ兄さん】
 これはワイの個人的な仕事なんやで。
 ワイが普段愛読しとるマンガが、そろそろ新しいのがでとるはずなんで
 こーてきてほしいんや。
 
 なにぶん、ガイドマシーンだけに買いに行かせるのも限界、
 っちゅーもんがあるからのぅ。
 ワイが行くのも面倒やし。
 ちゅーわけで、頼むわ。
 財布はガイドマシーンに持たせたから、後はよろしく頼むで。
【ガイドマシーン】
 私だけでも買えなくはないのですガ
 なかなか信用してもらえなくテですね。
 ○○さんにご一緒していただけると、
 とても助かりまス。
【タイ兄さん】
 場所は、ダウンタウンのシアター4の手前あたりにおるはずや。
 まぁ、露店やから細かい位置はかわっとるかもしれんが、
 その辺はガイドマシーンが店主の顔をしっとるから
 気にしなくてもええんやで。
 
 少部数しかつくっとらんから、タイミング逃すと買い損ねるんや。
 それだけは避けたいからな。
 ま、あんじょう頼むで。

買い物に行きましょウ
→移動を開始する

ダウンタウン

【ガイドマシーン】
 ええと……ああ、アの人です。
 本屋……というか、マンガを作って売っている方ですネ。
【本屋】
 あぁ、まいどありー。
 大変みたいだけど、仕事がんばりなよ。
【ガイドマシーン】
 あの、すいませン。
 本を購入したいのデすけど……
【本屋】
 ん?あぁ、いらっしゃい。
 
 この前も来てたガイドマシーン君か。
 その人が本を買ってくれてた人かな?
 まぁ、いいや。
 
 今あるのはここにある物だけだから好きに見て行ってよ。
 立ち読みも歓迎、気に入ったなら、買っていってちょうだい♪
 あなたも、これなんかどう?
渡された本をぱらぱらとめくると、
女学園を舞台にした、生徒会と風紀委員会の対立を描く青春マンガや、
正義のため、かつての悪者が平和を守るために戦う忍者活劇マンガ。

 はたまた、少女が引っ越した先で「ネコヲアガメヨ」という謎の言葉を
唱える美男美女の集団に言い寄られる洗脳系ラブコメディなど……
とても、統一感のない作品群だった。
【ガイドマシーン】
 それにしてもここにはマンガがいっぱいありますネ。
 
 ……ああ、この本欲しいなア。
 とはいっても、私には自分で使えるお金はないのですガ。
【本屋】
 ああ、なんかまとまってないなって思ってるでしょ♪
 マンガって言う表現のとりこになった連中が集まって、
 こうやって好き勝手に自分が作りたいものを作って、
 まとめて本にしているから、その辺はある程度ご容赦かなー。
 
 でも、色々な人の作品を見ることが出来るのって、いいと思わない?
 今までしらなかった作品に触れる切っ掛けになればあたしも嬉しいかな?
 
 ……っと、忘れてた。
 ご用命の本は何かな?
【ガイドマシーン】
 あ、それはコレコレこう言う本で……
【本屋】
 ふんふん、あ、ごめーん。
 そのマンガ雑誌、予約されてる一冊以外
 もう売り切れちゃってるんだよね。
【ガイドマシーン】
 やや、それは困りましタ……
 探していたマンガが買えない、というのは問題ですネ。
 どうにかならないでしょうカ……?
【本屋】
 うーん。
 まぁ、元になった原稿がないというわけじゃないから、
 原料さえ持って来てもらえるならば、少部数の再販は出来るけど……
【ガイドマシーン】
 本当ですカ!?
 是非、是非お願いします!
【本屋】
 材料がけっこう面倒くさいものが必要なんだよね……
 その辺の材料を集めるのに詳しい商人を紹介するから、
 材料集めに行くかい?

材料集めに行きましょウ
→はい

【本屋】
 アップタウンのギルド元宮の脇の辺りにいると思うんだけど、
 「横柄な商人」に話を聞くといいよ。
 
 え、名前?
 まぁ、見ればわかると思うよ。
 それに、気難しいというかまぁ……
 多分、名前は教えてくれないと思うし。
 商売で付き合いが無ければ、あまり会いたいとは
 思わない相手なんだよね。
【ガイドマシーン】
 ふむ、その商人さんに聞けバ、必要な材料がわかるんですネ。
 では行きましょウ!

アップタウン

【ガイドマシーン】
 ええと、この辺りに……
 あ、あの人ではないですカね。
 あのなんだか機嫌悪そうで偉そうな態度の……
 なんで、隣にロボットを連れているのかわかりませんけド……
 あの……ちょっとよろしいですカ?
【横柄な商人】
 あん?誰だお前。
 俺様のロボと比べると大分貧相なロボを連れているな。
【ガイドマシーン】
 いえ、実はマンガの材料についてお伺いしたくてですネ……
横柄な商人に、マンガの材料を集めている事と、
そのために材料について教えて欲しい、という事を説明した。
【横柄な商人】
 ……。
 
 ……はぁ~。
 俺様は本当についてないな。不幸だ、本当に不幸だ。
 くる奴くる奴使えねぇ。
 
 あの本屋の注文は面倒くさいものばかりで利益は薄いし、
 部下は部下でどんくさい奴だし。
 しまいには、話を聞きに来るやつがいたと思ったら俺様に
 利益も何もない話をしてきやがる!
 
 あー、まぁいいけどよぉ。
 あの本屋もうちのお得意様には違いないから、
 今回だけはサービスしてやるよ。
【ガイドマシーン】
 あ、はイ。
 ありがとうございまス。
【横柄な商人】
 ……というわけで、これだけそろえばあと一つだけだ。
【ガイドマシーン】
 結構多いですネ。
 最後の材料は何でスか?
【横柄な商人】
 とりあえず、お前らに今までの材料が集められるかどうかも
 信用できないんだからよ、先ずは今言った材料をさっさと集めて来い。
 無事に集まったら教えてやるよ。
【冒険者の女性】
 商人さん、お、お待たせしました……
 依頼の品、届けてきました。
【横柄な商人】
 おせえよ! 時間ぎりぎりじゃねえか!
 ほんっとうにトロいなぁお前は!
 俺様が露店で買って改造したこのロボの方が、よほど正確に働くぞ?
 
 ……まぁ、いい。
 ほら、報酬だ。
【冒険者の女性】
 あ、はい……ありがとうございます。
【横柄な商人】
 あぁ、下っ端。早速だが次の仕事だ。
 前にやってた素材集め、もう一回。
 で、こいつらも連れてってやれ。
 アクロニア海岸だぞ。
【冒険者の女性】
 え……?
 あ……はい……
【ガイドマシーン】
 お手数ですが、よろしくお願いしまス。
【冒険者の女性】
 ……いえ。
 構いません。
【横柄な商人】
 おら、いそげいそげ下っ端。
 早くしないと日がくれちまうぞ?
【ガイドマシーン】
 ……。
 これも目的のたメ、です。

行きましょウ
→ついて行く

東アクロニア海岸

【ガイドマシーン】
 ○○さん、お疲れ様です、
 そろそろ言われただけの数が集まりますネ。
 そちらの冒険者さんはいかがです……ワ、すごい。
 ○○さんと同じかそれよりちょっと多いかもしれませんネ。
【冒険者の女性】
 ……あ、いえ。
 それほど、でも。
 
 わたしは、今日必要な分は集まりましたけれど、
 もう少しノルマが残っていますから……
【ガイドマシーン】
 ……なんでしょう、私、あの方に嫌われているのでしょうカ……?
 
 まぁ、それはともかく。
 こちらが言われた分は集まりましたから、
 これでマンガを作る材料が揃いますネ。
【冒険者の女性】
 あ、あのっ……
 いま、なんて?
【ガイドマシーン】
 え?
 アあ、そういえば説明していませんでしたね。
 私たちはマンガの材料を探しに来ていて……
【冒険者の女性】
 ……マンガ?
 もっもしかして……今アクロポリスの一部でひそかに人気の
 コミック・あくろにあライフ☆みらくるの事ですか!?
 私大ファンなんです、こんなところに同好の士がいただなんて……!
 ちなみに好きなマンガは何ですか?
 
 ああっ……
 どれも素晴らしすぎてどれかを選ぶなんてことは出来ません、
 でもその中からあえて選ぶとしたら、HAGの
 生徒会長のシュバルツ先輩と親友でメイドのヴァイスさんが、
 学生兼理事長のミーア様との対立の中で改めて友情を確認しあう
 シーンがとても
 
 あっ、すみませんHAGと言うのは
 「ハイスクール・アクロニア・がーるず」の事で、
 連載初期からそのクォリティの高さや緻密に彩られるストーリー、
 そしてちょっとドキっとするような艶やかな描写で
 ファンの多い作品です!
 
 他にも、ダークな過去を持ちつつも前向きに活きるドラ影の戦いを描く
 「SHINOBI忍者・ドラ影」や、新機軸の恋愛とサスペンスの
 融合した、ネコヲアガメヨっていう呪文でブレイク直前の
 「初恋・ロゼ……あ。
 あっすみませんすみませんっ、またやってしまいました……。
 わたし、マンガの事になると周囲が見えなくなってしまって……
 すみません、ごめんなさい。
【ガイドマシーン】
 あ、いエ。
 ちょっと驚きましたけど、マンガが好きなのは悪いことではないですヨ。
 私もマンガは好きで読んでいますシ。
 
 あなたもずいぶんとマンガがお好きなようですネ。
【冒険者の女性】
 え、あ、はい!大好きです!
 
 ……その、アクロポリスに出てきたのも、
 実家の方で偶然マンガに触れる機会があって、それで……
 
 あ、あの。
 そちらの冒険者さんも、マンガは読まれるのですか?
【ガイドマシーン】
 ○○さんも、さっき本屋でマンガ読んでましたし、
 結構詳しいかもしれませんネ。
【冒険者の女性】
 そうなんですか!?
 あの、どんなマンガがお好きなんですか?

どんなマンガが好き?
→にぎやかな女学園の友情物

にぎやかな女学校を舞台にした友情と青春のマンガが面白かった、
と伝えた。
【冒険者の女性】
 あぁ! それは「ハイスクール・アクロニア・がーるず」ですね!
 今人気絶頂の、萌えと燃えの両者を取り込んだ意欲作!
 略称はHAG!
 王道にして新機軸! いいですよね!
 
 生徒会と風紀委員会、どちらの言い分にも一定の正しさはあるけれど
 問題の解決方法は一緒じゃない。
 黒幕らしき理事会の考えはわからないけれど、今起きている問題は
 解決をしないといけない……
 
 主人公は、果たしてどちらの道を選び進んでいくのかの
 決断が気になります!
 どっちを選んでも、みんなが幸せになる事はできないけど、
 選ばないままでいるのは一番ダメ……
 っていうのがわかるだけに読者はドキドキものですよ!

→善悪入り乱れる忍者活劇

かつて悪人だった過去を持ちながら
今は平和を守るために戦う活劇マンガが面白かった、
と伝えた。
【冒険者の女性】
 あ、いいですよね!「SHINOBI忍者・ドラ影」!
 緻密かつ大胆な書き込みの描写力も圧倒的なんですけど、
 お話の作り方がもう丁寧で丁寧で!
 
 主人公はかつて組織の暗殺者としてそれが何なのかもわからないまま
 命を奪っていたけれど、ある小さな事件をきっかけに
 自分がしてきたことが何か理解して……
 組織を抜け、平和を守る報われない戦いを始める。
 
 平和を守っても、誰からもほめられる事もないし、多分、
 自分でも過去の事を切り捨てられるわけもない。
 でも、自分の事を恨んでいる少女だけが
 ドラ影のやっていることを理解して……
 そもそも、悪って一体何?……
 って考えちゃう深い作品です!

→ミステリアスな恋愛もの

 未

→共通

【ガイドマシーン】
 おー……
 詳しいですネ!
 私もマンガ好きでけっこう読みますが、
 読むジャンルは偏っているかもしれませン。
【冒険者の女性】
 いえ、それでいいと思うんです。
 単に、わたしは全部好きっていうだけですから……
 
 あぁ、でもこんな風に、マンガの話を一緒にできる人が
 本屋さん以外にもいるなんて、やっぱり都会は素敵です!
 
 でも、マンガの本ってまだまだ高いんですよねぇ……
 食費をちょっと削ったりもしますけど、
 欲しいものを全部そろえるのはとてもとても……
【ガイドマシーン】
 そもそも、本は高価なものデすからね。
 それに、雑誌は比較的お手頃な値段で出回るようになりましたけど、
 マンガはまだ大がかりな取りまとめをする組織がありませんからネ……
【冒険者の女性】
 そうなんですよ!
 だから、こうやって冒険者のお仕事をしているんです。
 争い事は性に合わなくて採取や運搬の依頼を主にやってて。
 
 でも、なかなか収入は……
 本当は同好の士を見つけて、一緒にマンガについて
 おしゃべりをしたりしたいのですが、仕事で時間も取れませんし。
 その、人とお話するのも得意じゃなくて
 他の冒険者さんともあまり面識が……
 
 ああ、でも今日はお二人に会えてなんだかすっごく元気が出ます!
 ○○さんも、もし良かったら
 またマンガのお話をさせてくださいね!
【横柄な商人】
 あぁん?
 なんだなんだ、仕事サボって仲よくおしゃべりかぁ?
 人をさんざん待たせておいていい気なもんだなぁ?
【冒険者の女性】
 あ……商人さん。
【横柄な商人】
 真面目にやるしか取り柄がないんだ、サボってたら意味ないだろ。
 おい下っ端、お前仕事舐めてるのか?
【冒険者の女性】
 あ、いや、はい……
 今日の分は……
【横柄な商人】
 ふん……今日の分はそろってるか。
 本来ならお前が届けに来るんだ、この程度集まっていて当然だな。
 
 ……ん?
 あぁ、そっちはどーよ?
【ガイドマシーン】
 必要な数は集まりましタよ。
 最後の材料というのを教えていただけますカ?
【横柄な商人】
 はぁ、仕方ねえな。
 その素材が手に入る場所は、まぁここからほど近いところさ。
 
 とはいえ、商売の秘密を教えてやるんだから、俺様としては大損だ。
 お前達が集めた素材の半分は俺様がもらっていくぞ。
 嫌ならここで話しは終わりだ。
 
 で、場所だが、大陸の洞窟だ。
 あそこにいるウィスプどもが稀に落とす希少な素材が必要になるんだ。
 なかなか手に入らないものだからな、
 他の奴が偶然手に入れるなんてのは気にくわねえ。
 あの洞窟のウィスプどもを狩りつくす勢いでやって、
 全部集めて来い。
【ガイドマシーン】
 大陸の洞窟ですカ……
 階層ごとに難易度も違う場所です。
 深い層には水がわいているとカ……
 
 基本的にはあまり積極的に人に攻撃を仕掛けてこないモンスターだけでは
 なくて、こちらを見た瞬間に襲い掛かってくるアクティブなモンスターも
 いる場所ですネ。
 
 ウィスプは、騒がしいのが好きなのかわかりませんが、
 誰かが戦闘をしている所を通りかかると、
 一緒に襲い掛かってくるタイプのモンスターでス。
【横柄な商人】
 俺様は忙しいんだ、さっさと狩って素材を奪いつくして来い。
 下っ端、お前は一緒に行って素材の半分受け取って来いよ。
 
 いくぞ、ロボ。
【ガイドマシーン】
 なんだか、せわしない人でスねぇ。
 ジャンジャン狩って、早く終わらせて帰るとしましょウ。

東アクロニア海岸

【冒険者の女性】
 ……
【ガイドマシーン】
 どうしましタ?
【冒険者の女性】
 あ、えと、あの……その……
【ガイドマシーン】
 あぁ、あまり討伐系のクエストはこなされてないんデしたっけ。
 ○○さんが居ればきっと大丈夫ですヨ。
【冒険者の女性】
 ○○さんが居てくださるのは心強いのですが、
 その……わたし……
【ガイドマシーン】
 ……?
 マンガ本を作るために必要なこと、らしいですから何とモ。
 何か、わけがあるようでスね。
【冒険者の女性】
 た……確かにマンガは大好きですけど、
 そのために同族を倒すなんて、わたしにはできません……
【ガイドマシーン】
 ……え!?
 モしかして、あなたはアルマ?
【ウィスプ】
 アルマ……?
 それが何なのかはよくわかりませんけれど、
 わたし、こんな格好をしてますけど、本当はウィスプなんです。
 いわゆるモンスターなんです……
 
 以前、洞窟の中に落ちていたマンガの雑誌を見つけて、読んで、
 人の世界にはこんな面白いものがあるんだって感動して……
 でも、ウィスプの身体だとページをめくることもできないし……
【ガイドマシーン】
 ……え、それじゃウィスプさんはどうやってマンガを読んだんですカ?
 ページ、めくれないって……
【ウィスプ】
 それは、風が吹くのを待ったり……
 でも、なかなか見たいページが捲れてくれなくて困ったり……
 友達は途中で飽きちゃったみたいで
 わたしだけずーっとそのマンガを見てて。
 
 人みたいに腕があればページをめくることもできるし、
 もっと素敵なマンガがいっぱい読めるのに……って思っていたら、
 いつの間にかこの姿になることができていて……
 
 いてもたってもいられなくて、人間の町に飛び込んでいって……
 最初、すごく苦労しました。
 人の世界は好きなだけマンガが読めると思っていたのに、
 お金がかかると知った時には……
 
 それだけじゃなくて、人の身体はおなかが空いたりして、
 食べ物も住むところもお金がかかって……
 仕事をしてお金をもらう、というのも最初はよくわからなくて。
 そこで、あの商人さんに話を聞いて仕事をすることになったんです。
【ガイドマシーン】
 あー……なるほド。
 それであの人から依頼を受けていたわけですネ。
【ウィスプ】
 大好きなマンガを読むためなら、と思ってはいましたけど、
 あの商人さん怖いですし、お仕事は大変でした。
 やめたらマンガも買えなくなってしまいますし……
 
 ……でも、その。
 故郷には友達だっていますし、いくらなんでも自分の趣味のために
 同族を倒すのも、それを見ているのもわたしには……
 できません……
【ガイドマシーン】
 これは困りましタ。
 しかし、その素材がないとマンガ本が出来ないと言ってましたし……
【ウィスプ】
 あ、それなら、大体わかります。
 ええと、お二人はちょっと作るだけでいいんですよね?
 なら、ほんのわずかな量でいいんです。
 
 でも、あの本屋さんには高く売れているらしいので、
 おそらく商人さんは全部ひとり占めしたがるだろうし。
 人の世界で、それは禁止されていないみたいだから
 衛兵さんに頼むこともできませんし……
【ガイドマシーン】
 確かに、モンスターを討伐してドロップした品を売ることは、
 一般の冒険者さんもしている事デすね。
 そこは止められません……
 何かいい考えはないですかネ?

どうしたらいいと思う?
→避難してもらえばどうか?

まずはウィスプ・アルマの友達に大陸の洞窟からどこかに
避難してもらえばいいのではないか、という事を提案した。
【ガイドマシーン】
 それであれば、ウィスプさんのお友達は避難することができますね。
 長期的にはきびしいですガ……
【ウィスプ】
 確かに……それなら、友達だけは助かるかも……
 でも、それだと他の同族は助けることが出来ないですよね……
【ガイドマシーン】
 どこに避難するか、ということモ悩ましい問題ですね……

→商人を止めたらどうか?

正直難しいだろうけれど、あの横柄な商人に止めるように
頼んでみたらどうか、と提案した。
【ガイドマシーン】
 それができれば一番ですガ、相手が相手ですネ……
【ウィスプ】
 うう、あの人怖いんです……
 声も大きいし、すぐに怒鳴るし、
 なんかロボットに木箱とか壊させて喜んでるし……
【ガイドマシーン】
 あー……それは。
 マーチャントだけどロボが好きなのかと思っていましたが、
 単に力を見せつけたいだけなんでしょうカ。

→逃げてしまってはどうか?

→共通

【ウィスプ】
 ありがとうございます、
 こんなわたしのために悩んでいただいて……
【ガイドマシーン】
 問題は色々と有りますガ、ウィスプさんがこのままだと
 あの商人さんにいいように使われるままになってしまいますヨ?
【ウィスプ】
 そうですよね……
 どうにか、しないと。
【横柄な商人】
 ん?
 もう終わったのか?
【ウィスプ】
 あ……いえ、その……
【ガイドマシーン】
 ……。
【横柄な商人】
 なんだよ、まだ終わっていないのか!いい加減にしろ!
 そっちのお前達も何もしてないのか?
 ほんとうにお前達役に立たないな。
 
 まぁ、いい。
 お前らがやらないなら、高い金かけて改造させたこのロボットの実力を
 ここで試すとしようか。
 この辺なら余裕で狩りつくせるだろう。
 
 おい、お前ら。素材が欲しければ、後で売ってやるよ。
 金を用意して待って……
 なんだその目は?
 
 お前らが必要としているんだろう?
 俺様はそれを用意してやるんだ、需要と供給、何の問題がある?
 
 おら、邪魔だ!
 俺様は忙しいんだ、どけ!
【ウィスプ】
 あ……ああ……。
 あ……ど、どうすれば……どうしよう……!
 どうも……何も……わたしには……
【ガイドマシーン】
 ううム、参りましたね。
【ウィスプ】
 マンガは読みたいですし、お金も稼ぎたいです。
 でも、そのために友達を見殺しになんて絶対にできません……
 
 あの商人さんはいつも通りに仕事しているだけなのでしょうが、
 でもわたしはそれが嫌だと思っています。
 時間ももう残っていませんし、どうしたらいいか……
【ガイドマシーン】
 ○○さん、彼女、どうやら完全に
 思考の迷路にはまり込んでしまっているみたいでスね……。
 
 そりゃ、冒険者としてのクエストでモンスター退治があることを
 否定する事はできませんけれど、それと、あの商人が
 ひどいことをしているのはまた別の問題でしょウ。
 
 何か、彼女に伝えられることは無いでしょうかネ……
 何か、心を奮い立たせる事が出来そうなものは……
まず、何がしたいのか、一番大事なのは何なのか。
それを明確にしようと声をかけた。
【ウィスプ】
 え……あ、そ、その。
 マンガも読みたい……お金稼ぎたい、
 でも、友達を見殺しになんてできない……
【ガイドマシーン】
 あぁ、ナるほど。
 ウィスプさんは混乱しているみたいですけど、
 確かに違いがあるんですネ。
【ウィスプ】
 え……?
今のウィスプの言葉には、「何かをしたい」と。
「これはできない」という2つの言い方があったことを指摘した。
【ウィスプ】
 ……!
 たしか、に……
【ガイドマシーン】
 「したい」というのは可能ならこれがいいという希望ですよね。
 でも、それは我慢することができるものでス。
 実際、働いててマンガを読めない時間はあるわけですし、
 あの横柄な商人に怒鳴られて怖い思いもしてますシ。
 
 でも「できない」というのは明らかに違いますヨね。
 ……それが、あなたの一番大事な事なのではないでしょうカ?
【ウィスプ】
 ……はい。
 この姿になって、何も言わずに飛び出してしまいましたし、
 もう会ってもわたしだってわかってもらえないかもしれませんけど……
 
 友達を見殺しになんか、できません。
 
 でも……怖い……
 足が、すくんじゃうんです……
 これは自分のワガママで、正しいのはあっちの方なんじゃないかって……

何を伝えよう?
→主人公として、決断しよう

横柄な商人の言い分にも、ウィスプの言い分にも、
どちらにもそれなりの理由はあるし、正当性もある。

 でも、両者が両方幸せになる道が見つからないのであれば、
選ばない事こそが一番ダメなのではないか、
ウィスプは、マンガの主人公のように決断しなければいけないのでは……
という事を伝えた。
【ウィスプ】
 主人公として……そう、そうです。
 ハイスクール・アクロニア・がーるずのシュバルツ先輩も、
 生徒会と風紀委員の意見の対立で悩んで、決断してた……
 
 HAGの、主人公みたいに……決断……
 わたしが、マンガの主人公と同じように……決めなきゃ、いけない。
 
 そう、わたしが憧れたマンガの主人公たちのように、逃げずに、
 決断しなきゃ……怖い……怖いけど、それでも、助けなきゃ……!

→自分が悪でも、守りたいのでは?

人間の社会から見れば、ウィスプのやりたいことは
ある意味「悪」と分類されてしまう事かもしれない。

 しかし、たとえ悪だとしても、自分がすべきことは
やるべきなのではないか。
あのマンガの主人公のように、守るべきもののために
戦うべきではないか……
という事を伝えた。
【ウィスプ】
 悪だとしても……それでも、やらなきゃいけないことが……
 それって、あのSHINOBI忍者の作中の台詞……!
 あの子が、うつむいたまま呟いてた……
 
 そうだ……ドラ影も、こんなつらい気持ちで、それでも戦いに……
 それに比べたらわたしの苦労なんて……
 
 人の社会からはみ出すのが怖くて、ずっと大人しくして、
 人の言う事に従っていれば大丈夫だと思ってた。
 でも、そうじゃない……!
 戦わなきゃ……!

→何が正義かは、自分で決めよう

 未

→共通

【ガイドマシーン】
 ……何か、吹っ切れたみたいですネ。
 ○○さんのおかげでス。
【ウィスプ】
 正しくなんか、ないかもしれません。
 それに、まだ怖くて足が震えてます……
 でも、放ってなんかおけない!
 
 わたし、止めてきます!
【ガイドマシーン】
 あっ。
 追いかけましょウ!

大陸の洞窟B1F

【ウィスプ】
 いたっ!
【横柄な商人】
 くはははは!
 ほら、逃げるなよモンスター共!
 俺の最強のロボットに挑む奴はいないのか?
【世界征服ロボ】
 戦闘モード……ケイゾク……
【ウィスプ】
 だめっ!
 止まって!
【世界征服ロボ】
 安全装置作動……
 一時停止、シマス
【横柄な商人】
 下っ端、お前何やってんだ!
 俺様の邪魔をするつもりか?
 どけっ!
 さっさとそこをどけ!
 邪魔だ!
【ウィスプ】
 ……ど、どきません……っ!
 
 今のうちに、逃げてっ!
【横柄な商人】
 なーにが逃げて、だ!
 なんだお前、俺様の命令に逆らうとでもいうのか、下っ端!
 
 お前はいつもびくびくした顔で俺様の命令に従ってればいいんだ!
 なんかくだらねー本が欲しいんで金が必要なんだろ?
 
 お前みたいなどんくさい奴を使ってやってる俺様に逆らうのか、
 ええ!?
【ウィスプ】
 お金は必要だけど……
 マンガも読みたいけど……
 
 決めたんです!
 もう、あなたの命令には従わない!
 
 ずっと怖かったけど。
 報酬も払ってくれたけど。
 わたし、もう決めたんです!
 怖くても、お金がもらえなくても、
 今回だけは引きません!
【横柄な商人】
 な……
 あの弱気な下っ端が何言ってやがる……!?
 おい、そこのお前ら!下っ端に何吹き込みやがった!
【ガイドマシーン】
 何も。
 ……敢えて言うなら、あなたがくだらないと言った
 マンガの話くらいですかね。
 ねぇ、○○さん。
【横柄な商人】
 訳が分からねぇ……
 おい、いいのか下っ端!
 これ以上邪魔するようなら、お前にもう仕事を一切渡さねぇからな。
 金も払わないぞ!
 それでもいいのか!?
【ウィスプ】
 ……構いません!
【横柄な商人】
 言いやがったなこの下っ端!
 あぁ、俺様の腹の虫がおさまらねえ……
 
 ロボ、安全装置解除!
 死なない程度に下っ端を叩きのめせ!
 こいつを買って改造させた費用は、お前の給料の百倍じゃ済まないぞ!
【世界征服ロボ】
 安全装置、解除……
 戦闘ヲ開始。
【ガイドマシーン】
 アわわ、助けないと……
【横柄な商人】
 下っ端の癖に生意気なんだよ!
 泣けよ、膝をつけよ、許しを請えよ!
 お前が俺様に逆らうなんぞ百年早い!
【ウィスプ】
 嫌です……絶対に、嫌です!
 わたしはあなたから見れば悪党かもしれませんけど……
 それでも、絶対に引けないことはあるんです!
 
 大きな声で怒鳴りつけるのも、わたしの好きなマンガを
 馬鹿にするのもすごく嫌だったけど、我慢していました。
 でも、もう決めたんです!
 嫌われても、怒られても、恨まれても、これは、自分で決めたんです!
【横柄な商人】
 ふざけるな!
 お前にそんな権利はねえよ!
 俺様に逆らうな、従え!
 お前に自分の意思なんて必要ねえ!
 ただの下っ端の癖に、俺様に逆らうなんて生意気なんだよ!
【ウィスプ】
 ……わたしは、
 下っ端なんていう名前じゃ……
 ありません!
【横柄な商人】
 なっ!?
【世界征服ロボ】
 ガー、ピー。
 機能低下、機能低下……
【ガイドマシーン】
 今のうちに、加勢しましょウ!
 ロボさえ取り押さえれば、あの商人も引き下がるのでは……
【世界征服ロボ】
 ピッ。
 機密保持システム、起動。
 自爆シマス。
 3……2……
【横柄な商人】
 あっ、俺様の超高価なロボがっ!?
【ガイドマシーン】
 えっ?
【ウィスプ】
 きゃっ!?
 みんな、逃げてっ!

危ない!
→ウィスプ・アルマをかばう

【横柄な商人】
 ……おおお、俺様の資産がぁ……超高価なロボが……
 
 下っ端!よくもやりやがったな……!
 クビだ、二度と顔を見せるな!
 
 そこのお前!お前のせいで俺様は大損だ!
 補填にもならないが、こいつはお前の詫び代わりに持っていくぞ!
【ウィスプ】
 ガ、ガイドマシーンさんが……
 ○○さん、どうしましょ……あれ?
 ○○さん?
 きゃーっ、誰かっ!?
 ……あ、気が付きました?
 あの、大丈夫ですか?
 ごめんなさい、爆発の時、わたしをかばってくれたんですよね……
 
 え、あ、これはその。
 あ、あわ、その、気を失っていた時間はわずかだったんですけど、
 倒れて頭を打ってしまったら困るし、土の上に寝かせるのもその。
 あとマンガでこういうシーンが……
 
 その、心配だったから。
 余計なことしちゃってごめんなさい……
みんなはどうなったか質問した。
【ウィスプ】
 ……バラバラの状態でしたけど、ガイドマシーンさんが、
 商人さんに連れて行かれてしまいました。
 追いかけることも出来なくて……
 
 みんなのおかげで、ウィスプのともだちたちは無事でした。
 わたしのことを見ても、誰だかわからないかもしれないけど、
 ……守れて、よかったです。
 
 お仕事、クビになってしまいました。
 でも、なんだか気分はすっきりとしているんですよ。
 
 ……今まで、人の姿になって、マンガを読むのは楽しかったけれど、
 人って楽しいわけじゃないんだなって、マンガの主人公達みたいな事が
 起きるわけじゃないんだなって……
 
 でも、違いました。
 これからどうしたらいいか、何にも思いつかないんですけど……
 少しだけ、いい気分、です。
 あ……あなたは……
 ……わたしの事……わかってくれた。
 覚えてて、くれたんだ……
 あら、これって……?
 採取しろって言われてた素材……!?
 
 みんなから、少しずつ集めてくれたみたいです……。
 ありがとう……みんな……
ウィスプに、タイニーかんぱにーに
来てみないかと誘ってみることにした。
【ウィスプ】
 え? 本当に、いいんですか?
 わたしに、お仕事……
 
 ぜ、是非お願いします!
 お金稼げなくなって、どうしようか途方に暮れてたんです!
 
 これでマンガも買えるし、ごはんも食べられます……!
 ガイドマシーンさんのことは心配ですけど、
 まずは本屋さんにこの素材を届けに行かないといけませんね。
 
 ……甘いって言われるかもしれませんが、もしかしたら……
 人と、モンスターの間に、戦わなくてすむ
 関係の在り方が見つけられたら……

ダウンタウン

【本屋】
 あら、いらっしゃい。
 二人とも、いつ知り合ったの?
 ……あら、そんなに素材集めてきたの?
 何十冊作るつもりなのよ。
【ウィスプ】
 あぁ、多分商人さんは後で余分な分を
 ピンハネするつもりだったんだと……
【本屋】
 あー、うん。彼らしいっちゃらしいか。
 そんなあこぎなやり口を続けてると、
 そのうち商売できなくなりそうねぇ……
 
 で、この素材をもらっていいなら、本のお代はタダにしてもいいわよ?
 ちょっと待っててね……
 ガイドマシーン君が言ってたのはこの号だったから……
【ウィスプ】
 おめでとうございます、○○さん。
 ……うう、在庫も復活したし、わたしも本を買いたいけど、
 生活費を考えると……
【本屋】
 へぇ、お客さん、本のこと以外にも気になることが増えたのね。
 いい傾向だと思うよ……と、おまたせー、出来たわよ。
 はい、これね。素材が多かったから、一冊サービス♪
【ウィスプ】
 わーっ、わーっ!?
 いいな、いいなぁ!
二冊ある必要はないので、一冊をウィスプにあげることにした。
【ウィスプ】
 えっ!?
 え、あ、その、あの。
 嬉しいっ!!
 うっはーぁー!
 巻頭カラードラ影ちゃんですかー!
 いきなりクライマックスですよ!
 うわ、うわ!
 あーっ、危ない、危ないっ!
 あっ!
【本屋】
 あー。久しぶりに見たわね、この子の気絶。
 たまに興奮しすぎて、喋りながら気絶するのよね……
 すぐ目を覚ますから、店の脇に寝かせておくといいわよ?
 
 マンガのこと以外、ほとんど興味なくて、他人にびくびくしていた
 この子がなんか変ったかなーと思ったんだけど……何かあったの?
 ふふ、いい作品を作るには、取材が重要になってくるのよね♪
 
 ふむふむ、なるほど……

タイ兄さんの飛空城

【タイ兄さん】
 おお、よう帰ったな。
 ん、新入社員か?
【ウィスプ】
 ええと、はじめまして、
 ウィスプともうします。
 ○○さんからご紹介いただいて……
【タイ兄さん】
 ああ、ええで。
 これからよろしくたのむで。
【ウィスプ】
 あ、あとですね。
 わたしのせいで、ガイドマシーンさんが連れ去られてしまって……
【タイ兄さん】
 ……?
 まぁ、そのうち戻ってくるやろ。気にせんでええで。
 
 で、お前どんなことができるんや?
 うちのギルドは色々手広くやるから、
 やりたいことがあったら言うとええで。
【ウィスプ】
 あ……はい。
 マンガに関する仕事もしてみたいと思っているんですけど、
 それよりも、人と、モンスターの間で悩んでいる子たちがいたら、
 何か手助けができたらいいなって……
【タイ兄さん】
 ふーん。まぁ、やってみるとええ。
 他の仕事も頼むことがあるかもしれんけど、お給金はちゃんと払うで。
 住むとこないんなら、このかんぱにーで寝泊まりしてもかまへん。
【ウィスプ】
 お、おおお……住み込みできてお給金つきの仕事……
 これで、またマンガを買える生活が!
【タイ兄さん】
 あ、そや。
 ○○、たのんどったマンガは……
【横柄な商人】
 おいクズ鉄、お前のいうギルドってのはここで間違いないんだろうな!?
【ガイドマシーン】
 ええ、ここですヨ。
 あ、皆さんお揃いで。
【横柄な商人】
 うっ……あの時の冒険者。
 それに……
 まあいい、よくもこんな不良品をつかませやがったな!
 何か有るたびに爆発しやがって、あの高価なロボットの
 代用品にもなりゃしない!
 
 金をもらったって、こんな不良品こっちから願い下げだ!
 こんな奴使ってられるか!
【タイ兄さん】
 ガイドマシーン、お帰り願っとけや。
【ガイドマシーン】
 ありがとうございましタ、お出口はあちらです。
【タイ兄さん】
 ……なんぞ、うるさいやっちゃな。
 まぁええ。
 それで、ワイがたのんどったマンガは……
【ガイドマシーン】
 あっ……
 エ、有るんですか?
【ウィスプ】
 ○○さんが持ってますよ♪
【ガイドマシーン】
 あぁ、良かった。
 では、お預かりしまス。
【タイ兄さん】
 おう、助かったで。
【ウィスプ】
 ええと……
【タイ兄さん】
 代表のノーデンスタイニーや。
 タイ兄さんと呼んでや。
【ウィスプ】
 タイ兄さんさん……じゃなくて、代表もマンガお好きなんですか?
 わたしもその本を読んで……
【タイ兄さん】
 おっと、後で読むさかい、ネタバレは勘弁やで。
【ウィスプ】
 んぐんぐ。
 わかりました、読み終わったらお話しましょうね!
 そうだ!
 ○○さん、今回はとってもお世話になりました。
 なんだか、自分がマンガの主人公になったみたいで……
 
 それで、お礼というわけでは無いんですけど、この頭飾りを……
 ええと、自分の外見を誰かに真似してもらえるかと思って、
 昔一人で作って……
 あ、いえ、その、おそろいにして欲しいとか考えているわけでは無く!
 そのっ!
【タイ兄さん】
 ……いや、ごたくはえーから
 はよわたしてやり?
【ウィスプ】
 あ、はい!
 あ、あのっ……どうぞ!

何色にする?
→あやかしの鬼火(蒼炎)
→あやかしの鬼火(紅炎)
→あやかしの鬼火(紫炎)

「あやかしの鬼火(○○)」を受け取った
【タイ兄さん】
 ○○、お疲れやで。
 報酬はこれやで。
 なんなら、その子……ウィスプってゆーたか……
 と一緒に飯でも食ってくるとええで。
給料?として150Gold受け取った!
【ガイドマシーン】
 行ってらっしゃいまセ。
【ウィスプ】
 あ、ありがとうございます!
 ああ、これで明日発売の新刊を買う事ができます……♪
 買い逃さずにいられて良かったぁ……!
【タイ兄さん】
 さて、マンガ読むんやで。
 ……マンガを読むときは、一人で静かに、だらだらと……
【ガイドマシーン】
 私も見せてもらっていいですか?
 ウィスプさんが感動して、アルマになってしまうような
 傑作マンガを読めばきっと私もアルマに……
【タイ兄さん】
 せやろか。
 まぁ、ええ。勝手にせえ。

 これ先月号やないかい!