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アクロニアミニ劇場 第04話 【機械の歴史を探る】

始まりの会話

【紙芝居屋アイリス】
 さあ、みなさん。
 行く人、来る人、お暇な人、
 是非是非足を止めて
 お聞きになってくださいな。
 
 みんなの紙芝居屋さんですよー♪
 長い取材期間を終えて、この街で
 営業再開となりました。
 ……もちろん、騒ぎを起こすような事は
 いたしませんよ?
 
 世間で話題のあの人この人、
 知られていないこんな話。
 いろいろまとめて小箱に積めて、
 皆にお届けしちゃいますよ♪
 
 ……という訳で、聞いていって
 ください!

>話を聞いていく?
→聞いていく
→後で

第一週

第二週

【紙芝居屋アイリス】
 ベイヤールさんとフォルテさんの出会い
 は最初から波乱含みです。
 ベイヤールさんの一方的な言い分に
 困惑するフォルテさん。
 一所懸命反論しますが、
 果たして話は通じるのでしょうか?
 というのが、前回までのあらすじです♪
【ベイヤール】
 そもそも、私はこの姿になる前から
 人気だったのよ?
 それを知らないのかしら?
【御魂・フォルテ】
 それってモンスターの時のこと?
 確かに冒険者がよくダンジョンに
 行ってたけど、それのことかな?
【ベイヤール】
 そう、私はただダイコンを掘っていた
 だけなのに、冒険者がやってきて
 経験がどうのと言ってタコ殴りに
 してきたのよ。
【御魂・フォルテ】
 あー、なんとなく分かったよ。
 それって、原初の森が冒険者にとって
 経験を得られるダンジョンとして有名
 だった頃だよね。
 昔は行ける場所が多くなかったし、
 ダンジョンが冒険者で混み合うほどの
 人気だったんだよね。
【ベイヤール】
 最初の頃は、冒険者は私のことを
 嫌いだから叩いていると勘違い
 してたけど、毎日色んな人が来て、
 私の取り合いまで始めるから、
 私が人気者なのだと理解することが
 できたのよ。
【御魂・フォルテ】
 冒険者がモンスターを叩くのは
 経験を得るためで、原初の森が
 効率よく経験を得られるから
 人気だったのは確かだけど、
 君の人気って、ちょっと意味が
 違うんじゃない?
【ベイヤール】
 人気者の私に嫉妬しているのね?
 でも残念ね。あなたもそこそこ人気
 らしいけど、みんな私を叩くのが
 好きなのよ。
【御魂・フォルテ】
 いやいや。俺だって人気は
 すごいんだよ?
 街中でライブするとファンが
 たくさん来てくれるし、ファンから
 プレゼントをもらうこともある。
 これって俺が人気者だからだよ?
 そう思うでしょ?ね?
【ベイヤール】
 でも叩かれないんでしょ?
 やっぱり私の方が人気なのよ。
【御魂・フォルテ】
 俺は叩かれたいと思わないし、
 人気者が必ず叩かれる訳じゃないよ。
 ほら、ライオ君もそう言ってる。
【ベイヤール】
 どうあっても私の方が人気者だと
 認めない訳ね。
【御魂・フォルテ】
 うーん、君の人気は否定しないし、
 人気を競うつもりもないんだけど……。
 どっちも人気者ってことじゃ
 駄目なのかな?
【ベイヤール】
 私が叩かれるのをあなたが
 邪魔しなければいいのよ。
 むしろ、あなたが私を叩けばいいのよ!
【御魂・フォルテ】
 君は人気が欲しいの?
 それとも叩かれたいだけ?
【紙芝居屋アイリス】
 ますます雲行きが怪しくなってきた
 気がしますが、本当に最後まで
 お話をお届けできるのでしょうか?
 心配になってきましたが、
 お二人の話はまだまだ続きます。
 という訳で次回をお楽しみに、です!

第三週

第四週